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その国の食文化を間近に見れるのは地元のスーパーに通うのが1番だ。
住んでる家の近くのスーパーの常連になったボクはアメリカの息吹を感じるのはスーパーに通い詰めるのが良い方法だと学習したわけだ。

そして、ボクをマヨネーズの瓶を凝視している。
マヨネーズはチューブタイプじゃないと使いづらくないのか?
っと思ったからだ。
マヨネーズ一つにしても哲学はあると思う。
マヨネーズは上からチューブでかけるものであって、瓶からすくって使用するのとでは機動力が違うんだ。

利便性の問題だ。

やはりマヨネーズは日本製の方が味と利便性においてアメリカと比べて凌駕している。


そう考えた僕は手に取ったマヨネーズをそっと元に戻した。

日本食が恋しくなった。

なので、寿司を食べに行くことにした。




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この寿司屋にたどり着くまでにハーレム125th streetの電車に乗った。
地下鉄のことだ。
ボクはハーレム地区が大嫌いだ。
理由は簡単。

怖いイメージがあるからだ。

実際に歩いてみると、ボクの考えは正確で間違いなかった。

ガンガンhip-hopをながしながら歩く黒人や、夕方からラリってる黒人、お金をすがるホームレスの黒人が目に見えた。

映画“アメリカンギャングスター”でラッセル・クロウがデンゼル・ワシントンの麻薬組織に対して銃で撃ちまくるシーンを思い出しただけで恐ろしさが再浮上する。
もちろん映画の舞台はハーレムである。

地球の歩き方では昔と比べて治安は良くなったと書いてあるが、あくまで昔のハーレムと比べてである。
そこを間違えてはいけない。

駅前のファーストフードなんか防弾ガラスでガチガチに固められていた。
レジのところなんて全面ガラス張りなので手元にある穴からお金を渡す感じになっている。

『USJのチケット売り場か!!』

とその時は全く思っていなくて、後々思いついたツッコミである。



地下鉄の券売機でチケットを買おうとすると見知らぬ黒人に話しかけられた。
前回みたいに殴られるのはいい気分がしないので、今回は最初から無視した。

目的地まで無事に着いた。
寿司を食った。
美味しかった。




追伸:M・フリーマンの孫娘(血縁関係はなし)がハーレムにある自宅前で刺殺されるという事件が報じられた。
犯人は捕まった。元ボーイフレンドだった。
彼はナイフを振りかざしながら『悪魔よ出て行け!俺が追い払ってやる!イエスキリストの名の下に俺が追い払ってやる!』と叫んでいたらしい。