初めて会った時。

この世界とさよならしようとしてた僕に「ねえ何してるの?」って声をかけてくれた。
いつになく冷たく接してるのに君は「仲良くなろう」なんて言ってたね。
ほんと馬鹿みたい。死ぬ人間に何がわかるのって思ったから思いをぶつけたけど。
君は、「なら僕が君にありったけの愛をあげる。だから君の残りの人生を僕に頂戴」なんていってわらった。

少しぐらい君に近づいてもいいよねなんて。
その少しはどんどん縮んでいつの日か。
日常には君がいた。

そして今度は君がいなくなった。
あんなに助けてくれた君はもうそばにいない
僕に話しかける反面。君は恐怖と隣合わせだった。
君がいなくなって、初めて君が僕を止めた理由も置いていかれる寂しさも悲しさも知った。

ごめんね助けられなくて。   


大切なものほどなくなって気づくんだね。