母のがんのこと(その11) | 21世紀をどんぶらこ~落書き絵日記~

母のがんのこと(その11)

えーと、手術が終わったところからです。


手術後は「痛い」ときいていたので、ちょいと憂鬱で病室へ行ったのですが


「近代医学はすごいっ!」


と私は思ってしまいました。

痛いことは痛いらしいですが・・・痛みを緩和するために、よくわからないけれど
脊髄に管が入っていて、弱い麻酔をかけているらしいです。
その薬を入れるスイッチが母の手の届くところにあって


「ずーっと少しづつ入れてるんですけどもうちょっと効いてほしいと思ったら
ここを押してみてくださいねーー」


と看護婦さんが。

手術の翌日から少しづつ歩いてみてといわれ、2~3歩づつ歩いてみました。


でもせっかちな私と母は


「がんばって歩いちゃおう!」


と術後3日目にフロア一周を試みた!がこれは惨敗に終わりました。
最初っから心配顔で見ていた担当の看護婦さんが途中で

「大丈夫ですか?」

と駆けつけてくれたからよかったものの、

半分くらいあるいたところで顔色の悪くなった母は
途中で気分が悪くなり、

担当の看護婦さんが持ってきてくれた車いすで
ベットへと戻ったのでした。


あせっちゃダメね汗


でも術後の母の感想


「抗がん剤は、目が覚めるたびに気分がどんどん悪くなるんだけど、
手術後は目が覚めるたびに少しづつ元気になっていくんだよ」


術前術後抗がん剤の投与をしなかったため、
髪の毛がうっすら生えてきました。


こんな大変なときでも、
身体は少しでもいつもの状態に近づけるため
がんばるんだなぁ


と人体の仕組に感動したのでした。


つづくよ~