母のがんのこと(その8) | 21世紀をどんぶらこ~落書き絵日記~

母のがんのこと(その8)

母のがんのこと、その7です。
ちなみに現在進行形にしようと思っているんですが、もうちょいがんばらないと長音記号1

抗がん剤の副作用について、母はあまり口にしませんでした。
何度かやりましたが、初めて投与されたときが一番キツかったように
思います。

気持ち悪くなって寝ていたり、
食べるものがかわったり(ふだん食べないカップラーメンなんて食べていた)
ゴハンがキライになってサンドイッチ派になったり、

まるでツワリみたいだね!

なんてからかったけど・・・


髪の毛がすっかり抜けた頃には抗がん剤との付き合い方もわかり


投与当日:全然ヘーキ
1日目:気分は上々。ただし顔がほてるみたい。ほっぺが真っ赤
2日目:少しづつダルダルになってくる
3日目~6日目:ダルダル。
7日目~11日目:気分がよくなってくる。ただしこのころから骨髄抑制のため
    白血球の数値がさがり、注射をしなくてはならなくなる

こんな感じ。そのあと10日ほどは自宅でのんびりすごして、次の
入院になる、といった感じでした。


母は手先を動かすことが好きだったので退屈な入院生活のときに

「毛糸、編んでみたら?」

などとすすめてみましたが、手がしびれるといってそういうことは
しませんでした。


そして7月のある日、主治医と担当医の先生にまたもやカンファレンス
ルームに呼ばれてお話がありました。


「まあまあ抗がん剤の効いている様子。腹水はほぼ消失しました。胸水は
まだちょっと残ってるみたいだけどね。レントゲン、CTなどの
画像からみると、腹部・胸部以外への転移はなさそうです」

とのこと。

「腫瘍マーカーCA125はだいぶ下がって、700程度です」

最初7000だったからずいぶんさがったね!だけど正常値にはまだ遠い・・・

「ここで体調をみながら手術をしたいと思っています」

おーーー手術!!


手術の目的はふたつ

・卵巣・卵管の切除
・病巣の検査をする

子宮は転移しているようであればとる、大網も切除できる部分は切除する

ということでした。


先生からは「最悪のケースは試験開腹に終わること。癒着がひどかったりする場合はこうなるケースもありえます。我々が狙っているのは両方の卵巣と卵管と大網の部分切除です」と説明がありました。


実は
私と妹は帝王切開で誕生しているんです~
生まれたときに4000グラムもあったデブベビーだったんです、私・・


そのおかげで
子宮は癒着している。おかーさん、ごめん・・・
けど、先生の今の考えでは子宮は切除する必要はない、ということでした。


私と父は、「手術できるところまできたか・・・」と思いました。
母はそれプラス、「大丈夫かな、自分」と緊張していたと思います。


そして当日へ・・・

(続くよ)