母のがんのこと(その5)
母のがんのこと、続きでーす。
やっと母の病気を知っている先生のいる病院へ入院できたときは桜の季節でした。
病院のわきに桜並木があってものすごく桜がキレイでした。
病院では車イスを借りて外を散歩したりしました。
その時の母は
息ができないので酸素のチューブを使っていて
ほんの数歩歩くのがキツくトイレまで時間がかかる。
食欲はほとんどなく、水ばかりを飲んでいる。
母の体調がものすごく悪くて、私は震えてしまいそうだったのを覚えています。
それでもこの病院の先生やスタッフはみな親切で、いつも
「だいじょうぶですか~、何かあったらすぐ言ってくださいよ~」
と言ってくれました。主治医と担当医がついてくれましたが、先生は
「お気持ち、すごくわかります。追い出すようなことはありませんから安心してください」
とはげましてくれました。
連日の検査が一通り終わったあと、主治医の先生からお話がありました。
ドラマでよくある「カンファレンスルーム」に、父と母と私が行くことになりました。
そこで告げられた病名は
「正常大卵巣がん症候群」
説明はこんな感じ
・卵巣は肥大していないのに、腹膜に転移して腹水がたまっている。CA125というマーカーは7000を超えており(!)胸にも転移しているのでステージは4。
・この状態での手術は得策ではなく、まずは体調を整えることを先に考えよう。
腹水は少し抜く。ラクになると思う。
・タキソールとカルボプラチンという2種類の抗がん剤を投与する。
8割以上の人に奏功することがわかっている。
・抗がん剤で腹水胸水が落ち着いて手術できる状態にまでもっていきたい。ただし、腹膜播種は手術ではとれない。
・おそらく、抗がん剤→手術で一度はよくなると思う。だけど、腹膜に播種している以上再発はあると思う。その場合の治療は大変厳しい。
というようなことでした。
そうか、正体がだいぶわかってきたぞ・・・
腹膜播種かぁ、やっぱり楽観できるような状況じゃないのかぁ
それでも今までの「体質が稀」「非常に稀ながん」ではなく、「治療方法が少しはあるがん」であることがわかって、ほんの少しだけほっとできたのでした。
そしていよいよ抗がん剤・・・これってやっぱり大変なのよね?!
まだまだ続きま~す。
やっと母の病気を知っている先生のいる病院へ入院できたときは桜の季節でした。
病院のわきに桜並木があってものすごく桜がキレイでした。
病院では車イスを借りて外を散歩したりしました。
その時の母は
息ができないので酸素のチューブを使っていて
ほんの数歩歩くのがキツくトイレまで時間がかかる。
食欲はほとんどなく、水ばかりを飲んでいる。
母の体調がものすごく悪くて、私は震えてしまいそうだったのを覚えています。
それでもこの病院の先生やスタッフはみな親切で、いつも
「だいじょうぶですか~、何かあったらすぐ言ってくださいよ~」
と言ってくれました。主治医と担当医がついてくれましたが、先生は
「お気持ち、すごくわかります。追い出すようなことはありませんから安心してください」
とはげましてくれました。
連日の検査が一通り終わったあと、主治医の先生からお話がありました。
ドラマでよくある「カンファレンスルーム」に、父と母と私が行くことになりました。
そこで告げられた病名は
「正常大卵巣がん症候群」
説明はこんな感じ
・卵巣は肥大していないのに、腹膜に転移して腹水がたまっている。CA125というマーカーは7000を超えており(!)胸にも転移しているのでステージは4。
・この状態での手術は得策ではなく、まずは体調を整えることを先に考えよう。
腹水は少し抜く。ラクになると思う。
・タキソールとカルボプラチンという2種類の抗がん剤を投与する。
8割以上の人に奏功することがわかっている。
・抗がん剤で腹水胸水が落ち着いて手術できる状態にまでもっていきたい。ただし、腹膜播種は手術ではとれない。
・おそらく、抗がん剤→手術で一度はよくなると思う。だけど、腹膜に播種している以上再発はあると思う。その場合の治療は大変厳しい。
というようなことでした。
そうか、正体がだいぶわかってきたぞ・・・
腹膜播種かぁ、やっぱり楽観できるような状況じゃないのかぁ
それでも今までの「体質が稀」「非常に稀ながん」ではなく、「治療方法が少しはあるがん」であることがわかって、ほんの少しだけほっとできたのでした。
そしていよいよ抗がん剤・・・これってやっぱり大変なのよね?!
まだまだ続きま~す。