どうも、皆さんこんにちは。久々の(4年ぶりぐらいの)ブログ更新です。
昨日朝、家族で2泊3日で熊本に旅行に出発する予定だったのですが、母が急遽病院に運ばれることになり、旅行中止に。理由は、しょうもないと言えばしょうもないのですが、薬を飲む時に、包んであるアルミも一緒に飲み込んでしまいそれが食道内に詰まったそうです。10時間後に母は無事生還。内視鏡手術でなんとか取り除けたそうですが、傷はまだ残っているみたいです。
ここ最近、数ヶ月に1回は家族で旅行に行くルーティーンがあり、今回も楽しみにしていましたが、中止に。次は来春頃でしょうか。そんなこんなで、予定も潰れて暇な中、SNSの整理でもしようと思って各種SNSを確認していた時のことです。
未承認だったメッセージの中に上記のようなものが出てきて、僕の中で5年前の記憶が蘇ってきました。
5年前といえば、僕が新卒で社会人1年目のときです。1年目のときに、YouTubeにあった授業動画が会社の上層部に見つかって、削除するようにと言われした。そこに投稿していた1000本以上の動画は、僕個人としては、大学4年間で作り上げた「作品」だったのですが、当時は上司に対して反抗する能力もなく、言われるがままに対応しました。(といっても、本当に消したわけではなく、非公開にしただけですが。)
YouTubeをやめようという決断をするつもりは自分の中では一切なかったので、このときしっかり上司に主張していればよかったのですが、当時の自分は振り回される生き方しかできない弱い人間でした。
その某塾の正社員は思ったより忙しくて、授業以外の業務も山ほどあり、帰宅したら帰宅したで翌日の授業の準備があり本当に大変だったと記憶してます。
深夜に知人と集まって、研究会を開くこともありましたから、必然的にYouTubeが継続できる状態でもなかったのです。だからこそ上司にとがめられた時にすんなり受け入れてしまったのかもしれません。
ちなみにその某塾とはここのことですよ。
(2020年3月に同期と飲んでいた時に、同期の奴が描いたもの。コロナが流行り出し、大半の塾が在宅学習やオンライン化に切り替わる中で平然と対面授業を続ける道を選んだ某塾を揶揄している。)
YouTubeのことを思い出す暇もないくらい忙しかったのはたしかです。塾の授業準備(教材研究)に明け暮れる日々でした。
諸事情があってYouTubeにあった僕の動画が非公開となり、そしてYahoo!ジオシティーズの運営終了によりLiveClassのホームページ(動画などをまとめていた自分の公式サイト)も自動的に削除され……
特に社会人2年目の年は時間的余裕が増えました。毎週月曜午前中にあった新人研修はなくなりましたし、授業自体も、1年目にやったことを繰り返すだけなので大きな負担はありません。また、自校舎の教室長は地域のマネージャーへと出世し、前半の13時から夕方くらいまでは他校舎に行っていることが多かったので、営業をサボって夜の授業に向けての準備をのびのびとしていました。(面白い話を思いついたり、自作プリントを作ったり、生徒の興味を引き起こすために写真や画像を印刷したり。)教えることに没頭していた頃でした。
入試の解法についてはめちゃくちゃ研究して、コミケに本を出したりもしました。
(冬期講習中、これを見せただけで生徒が爆笑していたのが懐かしい。)
このくらいに解法は確立していて、たしかこの年の自校舎内の中3生の第一志望校合格率は90%以上を叩き出したような気がします。懐かしい.....。
このように、正社員時代として過ごしてきた2年間は、自分の社会人としてのスキルアップという意味では不可欠でした。職業選択としても間違っていなかったと自負しています。
しかしながら、動画を閉鎖してしまったことに対しては、本当に申し訳ないことをしたなあと思っています。
これは某匿名掲示板に書かれていたコメントです。動画を非公開にしたのはたしか2018年6月頃というかなり中途半端なタイミングでしたから(年度の終わりであればまだよかったのでしょうが)、何十人、いや、何百人もの受験生にご迷惑をお掛けしました。改めてお詫び申し上げます。
(↓スイショウ、は当時の僕のハンドルネーム)
過激、という言葉で思い出しましたが、正社員をやめて独立(2020年4月)してから半年以上経ち、以下のような動画を教育系YouTuberとして大活躍されていらっしゃるもりてつさん(森田哲也先生)と撮りました。
(投稿日は、2020年12月11日。)
「衝撃の暴露」と書かれたこのサムネイルから、内部告発、というような演出がされていますが、告発したいという気持ちは1ミリもなく、独立した身として少しでも顔を広めたいという思いから出演させて頂いたのですが、この動画を見てみても、やはり自分がいかに洗脳されていたかが分かります。
人は少なくとも誰かから影響を受けて生きていく生き物ですが、僕の場合、○海○○ナーに限らず、他にもここには書ききれないくらい様々な人たちと関わり、悪く言えば振り回され続けました。
その中で得たものもありますが、正直失ったものも多いです。
例えば、ここ数年は、教材研究よりもどちらかというと「ビジネス」に明け暮れ、目の前のお金をいかに増やすかということに執着して生きてきました。そのため、おそらくですがYouTuberに明け暮れていた頃に比べたら受験生を助けてあげたいという僕がずっと抱き続けていた思いは少し薄れていたかもしれません。
他にも、新しい世界を知りに知りすぎて、さまざまな形でお金を使ってきました。お金は稼ぐことよりも使うことの方が難しいもので、当時の自分は「やってみないと分からないこともある」と、基本的には拒否の姿勢を示さずチャレンジ精神を大切にして取り組んできました。さまざまな組織やコミュニティに属し、身を晒す中で、よくも悪くも揉まれてきて、人として強くなった部分も沢山あるものの、自分の軸を見失ってきたことも沢山ありました。
(2022年4月の自分。昔の僕を知る人からすれば、見違えるようなビジュではないだろうか)
自分で稼いだお金で、自分を魅せることに投資してきたのはとてもよかったことですし、自分という商品をアップデートしているような感覚がしてとても楽しかったものです。2022年――この年は自分の人生の中におけるひとつの転換期で、小規模ながらも独立後から経営を始めた自分の塾において収益が最も伸びたのもこの年でした。
ですが、新しい人脈を広げ、新しい価値観を知りすぎたせいで、大切にしなければならなかった人たちの存在を忘れてしまったのも事実です。それは誰か?――紛れもなく、4000人いたYouTubeの視聴者の皆さんです。
このような統計を改めて見ると、受け取れることが多くて色々考えさせられます。動画を非公開にしてから登録者は一気に減り、独立直後に毛色を変えてYouTubeを再開したらさらに激減(2日で30人近く減りました).....。
そもそもビジネスなんかやらずに、素の自分で、変に取り繕ったり面白く見せたりしようとせずに、2015年頃のように、淡々と大学受験の(予備校さながらの)長時間授業を投稿していればよかったのでしょうが、ビジネスマンとしての自己満足を追求してしまってこのような結果になってしまいました。あのときビジネスを必死にやる必要があったのかも、今思えば謎です。
前回のブログの最後に、僕はこう書きました。
来年度からはフリーになるので、YouTubeも復活させ、また、Twitterやブログもどんどん更新して、僕の考え方をもっといろんなところに発信していけたらと考えています。
最近僕が読んだ本で、『お金の法則』(千田琢哉)というビジネス本があります。見開き1ページで1つずつポイントを伝えていくという構成になっていますが、なるほどなと思ったところが2つありました。
①目の前のお金を追い求めるほど、金に好かれなくなる
②「努力しなくてもトップになれたこと」を「複数」かけ合わせると一流になれる
①については説明はほぼ要らないと思いますが、裏を返せば、好きで得意なことをやっていれば自ずと結果は付随してくるということです。
②については自分の場合、現代文授業×予備校さながらの長時間講義、という形でかけ合わせができると思ってます。
ですから、単刀直入に言って、教育系YouTuberとして改めて本腰を入れてみようと思ったわけです。まさに、
原点回帰
というわけです。
しかし、あれから色々あって、部屋の中で声を出すなと家族から制裁を食らってしまいまして、現時点では自宅での授業収録ができない状況となっております。
それ以前に、撮影環境についても大幅な見直しが必要です。パソコンのスペック的に問題があったり、カメラの画質も微妙だったりするので、どうせリニューアルするならその辺についても見直したいところです。カメラに関しては、新しいiPhoneに機種変してしまえばiPhoneだけで済むかもしれません。
とはいえ、ホワイトボードや書画カメラはそろっているため、場所の確保さえできれば80%くらいは準備できたようなものです。(もし場所を貸してくださる方いましたらご連絡くださいm(_ _)m)
そんなわけで、今は、できることとして、生徒の自習用教材の作成や、YouTube上の既存の動画の整理、さらには受験を突破する上で、あるいはビジネスをやる上で必要な全知識を手に入れられるサイトとして「StudyPlace」「BusinessPlace」をつくりました。
この2サイトを作り上げていく過程の中で、自分自身、知識の再確認を行い、未来の授業収録に備えて自分という商品のメンテナンスならびにアップデートができたらと思っています。
あの頃から時代も進み(あの頃の自分に対して「三木は先走り過ぎたな」と評していた人もいました)、競合が沢山居る中ではありますが、自分のやるべき道はかくあるべし、と思っているので、地道に準備して、来たる自分のステージに備えていきたいです。










