こんばんは。
ミステリ案内人・稲葉の白兎です。
F. Wクロフツの「チョールフォント荘の恐怖」
の主役探偵は
フレンチ警部。
クロフツのたいていの作品は
フレンチ警部が活躍します。
フレンチ警部はフランス人ではありません(笑)。
イギリス人です。
つまり有名なスコットランドヤードにいるわけですね。
さて、後半に私立探偵が出てきます。
金田一耕助シリーズには知り合いの刑事がいて、
彼の推理をアテにするパターンですが、
明智小五郎もしかり。
探偵が主人公のものは、
たいてい「警察の知り合い」が出てきます。
逆はどうでしょう?
刑事が主人公で、知り合いの探偵が出てくる‥
まあ、ないですね。
ところが、フレンチ警部の知り合いというか親友に私立探偵がいて、出てきます。
事件を推理してくれと頼むことはまずないです。
ではなぜ出てきたか?
それは被害者の弁護士リチャードの知り合いに私立探偵がいて、
リチャードは生前、探偵に頼み事をした。
この手紙をリチャードに送ってよこした人物がいます。
『アナタの奥サンは、ふらんく・こつくすと恋に落ち、イツシヨニ逃ゲヨウトシテイマス。
今月29日曜の金曜日夕方7時半
ちよーるふおんとのサンマークハウスで会う。
証拠が欲しければ現場へユケバヨイ』
これです。
だからリチャードはチョールフォント荘の庭で
誰かに石のフクロウで頭を叩かれたのです。
庭に出た理由は、
奥さんの逢い引き場面をこの目で見るためですね。
問題は誰がこんなタレコミをリチャードにしたのか?
それは、2人の関係を知ってる人物です、
モリーか
ハートか
ジェフ
執事か?
アンダーウッドか
その奥さんか?