しんさんのシャツなどを、直した後、前からやってみたかった、着物のリメイクをはじめました。

ほどかずにやる方法もありますが、わたしは普段、家で手洗いして着れるのが好きなので、先に解いて洗ってから作ります。

着物のリメイクをしていて感じるのは、着物の布地ってほんとしっかりしてたり、光沢があったり、ええ布地やなあって。勿体無いし、他にない唯一無二のものができる。

家に眠ったままの、思い出があったり、もったいなくて処分できない着物をリメイクして普段着ることができたら、どないしたもんかなーというものから、着る度に嬉しくなるものに変わったら。

思い出したり、罪悪感がなくなったり。
愛着も湧くし。
ええなあと思って。

そして実際にみなさんほんとにとても喜んでくださって、それが何より嬉しいんです。

裁縫をしていると、いろんなことが思い出されます。
幼い頃からいっぱい手伝わされてたけど、おかげで技術を身につけさせてもらったんやなあ。
そして、両親が洋裁で家計を支え、わたしを育ててくれたこと。
納品前は夜遅くまで仕事をしていました。

父はわたしが高一の時に白血病になり、高三で亡くなりましたが、父の入院中、母はわたしが働かな、と、とにかく仕事をしていました。
当時はいろんな複雑な思いがありましたが、今、しんさんもがんになり、病気や家計のこと、母と似たような状況になってはじめて、母の気持ちの一部を理解出来たかもしれません。
自営業で入院費や高い治療費考えたら、自分が家計を支えな!と必死で縫い物してたんやなあって。。
父が亡くなった後も、裁縫で身を立て自活していました。
その頃の母と同じような年になり、それしか道がなかったにせよ、たいしたもんやなあと。
人間その身になって、わかることがいろいろあります。

母とはいろいろあって確執があるのですが、それはそれとして、産んでくれたこと、そして頑張って仕事をして養ってくれたことに、心からの感謝が生まれました。

裁縫をしていると、母への感謝が湧いてきて。
そして、身についた技術は、両親からもらったギフトだと思えて。
わたしにとって本当にありがたい時間なんです。

これからこのギフトを、人が喜ぶことに役立てていきたいなあ。