記憶の底から その3 | 【大阪】タロット大好き占い師 なおこのブログ

こんばんは、タロット占い師のスイレンなおこです。 ニコニコ


記憶の底から その2の続きです。


下着を盗まれた私と、お隣のAさんは
歩いて10分ほどの交番に向かいました。 ぐすん


警察官の方は、話を親身に聞いて下さいました。


カーテン越しとはいえ、盗まれる所に居合わせ
自転車で去って行く犯人の後ろ姿も見たAさんは
赤ちゃんをだっこしながら涙ぐんでいました。 ぐすん


私は、不思議でなりませんでした。
下着を盗まれるのは、若くて独身の女性だけだと
思っていたからです。


我が家の物干し竿には、旦那さんのパンツやパジャマに
娘の幼稚園のスモックや体操服なども干していたので
一人暮らしじゃないことは分かるはずなのに・・・と
納得がいきませんでした。 しょんぼり


警察官の方は、私達を送りがてら
現場を見に来て下さいました。
そして、近辺のパトロールの回数を
増やしてもらえることになりました。 ニコ


私とAさんは次の日から、自分の下着だけ外に干すのを止めました。
警察官の方も、朝は声を掛けに来て下さいました。 


そうして3ヶ月ほど何事もなく過ぎ
私とAさんも、下着泥棒の話はしなくなっていました。


そんなある日、窓ガラスの拭き掃除をしようと思い
カーテンを開けると、バイクに乗った男の人が
ちょうど、我が家の軒下に来たところでした。


私は、何だろうと思い、干してある洗濯物の間から
バイクに乗った男性を見下ろすと
「奥さん、こんにちは。近いうちにテレビの電波の入り具合の検査が
あるんですよ。奥さんの所にはテレビ、ありますよね?」と
話し掛けてきました。 うーん


私は、検査員の人だろうと思い
「テレビ、ありますよ。」と
すぐ横を見ながら答えますと、男性はバイクを止めて降り
部屋の中のテレビを覗き込みました。


そこへ、少し離れてはいましたが
隣のAさんと2階のBさんが帰って来る姿が見えたので
私は、会釈しました。 ほっこり


それに気づいた男性は、バイクに乗り
「じゃ、また検査の際はよろしくお願いします~」と言って
AさんとBさんの横をすり抜けて、去って行きました。


すると、二人は顔を見合わせるなり小走りになって
私の所へ駆け寄り
「今の人、下着泥棒だよ!」と言いました。 びっくり


「え?テレビの電波の検査がどうのとか言ってたけど?」と私が言うと

「あの人何回か、敷地内を自転車かバイクで行ったり来たり
してたで!私、上から見たことあるのよ。」と、2階のBさんが言いました。


Aさんも
「前に自転車で去って行く時見たら、あの体型とあの髪型だったし!」と
言いました。


確かに、体型も髪型も少し独特でした。 にやり


二人が帰ってこなければ、もしかして家の中に
入って来ていたかも知れない・・・?


私はゾーッとして

「どうしょうー!ちょっとしゃべってしまったし、顔もバッチリ見られた・・・」と言うと
「向こうだって顔見られたんだから、もう来ないよ。」とAさん。
「もしかして、下着の持ち主がどんな人か顔見に来たのかな」とBさん。 滝汗



それからしばらくの間、電波検査のお知らせが入るか
気にしていましたが、結局そんな検査はありませんでした。


もし、あの男が犯人ならAさんが言うように
もう来ないだろう、と私も思うようになったある日。


玄関の掃除をしようと外に出たところ
壁際に何かが置かれているのが見えました。 うーん


近づいて見ると・・・見覚えのある・・・。
私のpantyとburaでした。 ガーン


恥ずかしくて、拾おうと手を伸ばしたら
妙な液状のものがついているのが見えました。 ガーン


気持ち悪くて、とっさに部屋の中に入りました。 


なんで、盗られたと思っていた私の下着がここにあるの?

あの汚れは何なん?

まさか、犯人が返しに来たん? ガーン


気持ち悪さと、恐ろしさと、怒りで、体の震えが止まりませんでした。
心臓の動悸が速くなって、息苦しくなりました。 アセアセ


それでも自分の下着をそのままにはしておけません。
私はビニール袋をゴム手袋代わりにはめて
息を止めて下着に近づき、スーパーのレジ袋に入れました。


自分の下着をビニール袋をはめた手で拾うなんて・・・。
もう、涙が止まりませんでした。 えーん


証拠の品として、この下着を見せるように
言われるかも知れないと考えただけで、交番に行くのも嫌でした。


娘を幼稚園に迎えに行く時間が迫っていました。 アセアセ


泣き顔でお迎えに行ったら、娘も先生も心配するので
何とか気持ちを立て直し、その日を過ごしました。 ショボーン


この話を、誰かに言ったかも知れないし
誰にも言わなかったかも知れないのですが
憶えていないのです。




この話を思い出しながら書いているとシンドクなったので
お気に入りのミニぬいぐるみを時々ながめました。





この二十数年前の出来事も、いつしか忘れていましたが
つい最近思い出してしまっても、現在こうして
大規模修繕の職人さんがベランダ前の
足場を通っても平気になりました。 ウインク


感情を出したり、味わったり、セラピーを受けたりするのは
人生を楽にする、本当に大切な事なんだなと分かったのでした。
 

 

9月の鑑定についてはこちらです

9月まで特別価格で承っています。

60分 5000円→4000円
30分 3000円→2000円


13日と15日です。

メッセンジャーでもお受けしています。

この機会に、どうぞお気軽にお越しくださいませ。

お待ちしています ラブ爆笑