「寝なきゃと思うほど眠れない」
「疲れているのに、夜になると目が冴える」
「リラックスしているはずなのに、眠りに入れない」

こうした悩みは、決して珍しいものではありません。

そして多くの場合、
それは
・意志が弱いから
・考えすぎているから
・自律神経が乱れているから

といった言葉で片づけられてしまいます。

でも、本当にそうでしょうか。


睡眠は“気持ち”で起こる現象ではありません

一般的に、睡眠は
「脳を休ませるためのもの」
「リラックスした結果として起こるもの」
と考えられています。

もちろん、気持ちの状態が無関係とは言いません。

ただ、体の中で実際に起きていることを見ると、
睡眠はもっと物理的で、化学的な現象です。

睡眠とは、

栄養・血糖・ホルモン・腸の状態が
夜モードに切り替わった“結果”として
自然に起こる現象

意志や努力で直接コントロールできるものではありません。


「頑張って寝よう」とするほど眠れなくなる理由

眠れない人ほど、真面目です。

・早く布団に入る
・リラックスしようとする
・呼吸を整える
・スマホを見ないようにする

どれも間違いではありません。

それでも眠れないとき、
体の側ではこんなことが起きていることがあります。

  • 夜になって血糖が安定していない

  • エネルギーが足りず、体が警戒している

  • 「今は眠ると危険かもしれない」と判断している

睡眠は、体にとって無防備な状態です。
安全だと判断できなければ、
どれだけ気持ちを落ち着かせても、スイッチは入りません。


メラトニンの問題ではないことも多い

「眠れない=メラトニン不足」
そう思われがちですが、実際はもっと複雑です。

メラトニンは
材料を摂れば自動的に増えるホルモンではありません。

  • 腸の状態

  • 炎症の有無

  • 血糖の安定

  • 日中の代謝リズム

こうした条件が整って、
はじめて「夜に分泌する意味」が生まれます。

つまり問題は、
作れないことではなく、
作る必要がない体の状態になっていること


睡眠は「努力」ではなく「設計」の対象

ここで大切なのは、
「だから何もできない」という話ではありません。

睡眠は
・気合
・根性
・我慢

で改善するものではありませんが、

体の条件を整えることで、
自然に起こるもの
です。

その条件の中心にあるのが、
栄養、血糖、腸、ホルモン
つまり「代謝」です。


このブログでお伝えしていくこと

このブログでは、

  • なぜ夜中に目が覚めるのか

  • なぜ眠いのに頭が冴えるのか

  • なぜ人によって効く方法が違うのか

  • なぜ正しいと言われる快眠法が合わないのか

こうした疑問を、
代謝の視点から、できるだけやさしい言葉で
解説していきます。

誰かを否定したり、
特定の方法を押しつけたりするつもりはありません。

眠れないことを、
あなたの性格や意志の問題にしないための
「見方」を共有したいと思っています。


眠れないのは、あなたのせいではありません

睡眠は、
頑張った人にだけ与えられるものではありません。

体が「夜になる準備」を終えたとき、
自然に訪れるものです。

もし今、眠れなくてつらいなら、
それはあなたが弱いからではなく、
体の条件がまだ整っていないだけかもしれません。

睡眠を
努力の対象から、理解と設計の対象へ。

このブログが、そのきっかけになれば嬉しいです。