ー第一章 虐待ー 後半ー



「ウゥッ・・」

どんどん顔が青くなっていき、もう無理・・

少し死ぬことを考えてしまった。

ィや・・

駄目だ・・

まだ!

声を無理矢理出した。

「ャ・・やめ・・てッ!」

力を振り絞って、手を母の首に持って行き母を跳ね返した。

とたんに母は後ろに倒れた。

「ナ・・反抗したわね!??」

私は母が倒れている空きに、部屋に急いで入り鍵を閉めた。

ドンドンドンッ!

ドンドンドンドンッ!

「開けなさい!」

ドンドンどんっ!

・・・・・・・・

・・・・・・・・

バンッ!

バンッ!

私はそんな音をそんな母を必死に耐えた。

涙が堪えきれない。

大粒の雫があたしの頬をつたっていく。


いつもお母さんはあたしに暴力を振るう。

父と最近離婚したばかりだからだ。

あたしに当たる。

父が居ないとあたしなんてどうでもいいんだ。


あたし・・

本当はいらない子だったんでしょ?

ねぇ。

いらないなら産まないでよ。

子供に当たって。

満足?


あたしだって

あんたみたいな親いらない。

必要とされないなら。

この命もいらない。


考えた瞬間手が動いた。

旅行バックに洋服・・教科書・・

いる物すべていれた。


こんな家。

出て行ってやる。







ー第一章 虐待 ー前半ー


「春ー!」

朝からお母さんの怒鳴り声が聞こえる。

いつもの事・・

「ハァ・・」

小さく溜息をつき、

「はーぃッ!」

と嫌々ながら、少し枯れた声で返事をする。

「ぁんたさァ。昨日洗濯しといて、皿洗ってっていってたでしょ?

どぉしてそんなことも出来ないのよッ!」

・・・

どぉしてって・・

「夜中にいわれても・・

疲れててできなかったんだもん」

小さくいったつもりだった。

だけどお母さんには聞こえた。

「いつもいつも、あんたは!

何でこんな簡単な事も出来ないのよッ!」

ばしッ!

・・・・・・・・

来た・・嫌・・

私は倒れた。

起きあがろうとしとっさに逃げようとした。

が、それより早くお母さんがぁたしの髪の毛を思いっきりつかみ、睨みつけた。

髪の毛を、上にひっぱり上げ、あたしは無理矢理たたされた。

そしてお母さんは自分のベルトを外し、大きく振りかぶった・・

「ぃや・・やめて」

小さな微かな声が静かな部屋に消える。

そんな声さえ聞こうともせず

ベルトはあたしの肩に思いっきりあたった。

「・・・ッッッッ!!」

ばしッ!

ばしッ!ばしッ!ばしッ!

次々とそのベルトはぁたしの肩に振り下ろされる。

ぃやだ・・

逃げよう・・!!

私は懸命に母の手を振り払い逃げた。

が、母はすぐ私の手をつかみ睨みつけた。

「逃げるなんて・・!

くそ!!!!!!」

どんッ!

壁に押しつけられ首を絞められた。

「ッ・・」





ープロローグー



この世にあたしがぃるのは・・

何のため?


誰かぁたしを必要としてくれてる?

意味あるの?

この世に生きてて・・


ぁたしは。。

いなくてもいい。

誰かに必要とされない命なんかいらない。


死んでも・・

哀しむ人なんて・・

いないよね??