こんにちはニコニコ

今週は台風10号の影響が心配ですが、皆様の安心安全をお祈りしておりますクローバー



さてさて、職場の元先輩Bさんのこと。

20年前に退職され、現在80才。
そのときBさんは食欲がなく、何もする気がおきなくてビールとおつまみばかり摂っているとおっしゃっていて。

アルコール依存症を認めて断酒している私は、Bさんが酒のせいで少しおかしくなってしまったのでは?と感じていた。

その後は、それぞれの日常に戻りBさんに会うこともなかった。



先月、Bさんの元同僚で親友のCさんが職場に来た
(同じ80才で心身ともにお元気)。

CさんはBさんと連絡がとれなくなり、心配して半年前に自宅を訪ねると、ゴミ屋敷になっていて痴呆症が進み、わけがわからなくなっていた。

CさんがBさんの面倒をみて、施設に入れ家を売ったとか。

今、Bさんはオムツをして寝たきりで、自分がどこにいるのかわからないそうだ。



その背景には、やはりアルコール依存症があった。

6年前も「酒ばかり飲んでるのはよくないんじゃないのかな。」とは思ったけれど、Bさんの飲酒に口を出すほど親しくもないし、自分が酒やめてるから過敏になってるのかもしれない、とも思ったし。

それでも普通にお茶しておしゃべりしていたのに、6年後、状況がこんなに変わるなんて驚いた。



Cさんに「すいかさんのことは覚えてるから、会いにいってあげてよ。」と言われた。

ええ~
どうしようかな。

クセの強いBさんと仕事する上で、苦労したこともたくさんあった。
勝気で、きれいだったBさん。

「私がBさんなら、弱った自分を私に見られたくないと思います」と言うと、

「もう恥ずかしいとかプライドとか、そういう気持ちもないのよ。
喜ぶから行ってあげて。」と、Cさん。


それから数日迷ったけれど、嫌なこともあったけど、Bさんが教えてくださったこともたくさんある(簡単な料理のレシピとか)。

これからBさんを思い出すたびに、あのとき会いにいかなかったとネガティブな気持ちになるのは嫌だ。

会いにいこう。
会いにいくときは、今の話じゃなくて昔の良かったことだけを話そう!

Bさんとの良い思い出をつづり、写真をスキャンして印刷した手紙を作った。



手紙を持って、Bさんに会いに行った。

思ったよりお元気そうなBさん。
なんだかかわいらしいラブ

私「すいかです。私のこと覚えてますか?」

Bさん「もちろん!」

私「相変わらずお綺麗ですね!
  お肌もすべすべ、シワもなくてすごくきれい!」

Bさん「みんなにそう言われるのよ。」

私「寝てるから、重力がかからなくてシワができないんじゃないですか?」←

Bさん「笑笑」


そして手紙を読みながら、写真をみながら、
昔の良かったことだけを次々に話した。

Bさんは、私の活躍で~とか、自分の良いように勘違いしてる部分も多々あったが、
「本当にBさんのおかげです。ありがとうございました。さすがBさんです。」
と、ヨイショした。


この日は、昔Bさんが私にくれたスカートをはいていった。

Bさんはバーゲンセールで服をたくさん買って、ときどき「思ったのと違った」とか「私に似合わなかった」というものを持ってきた(その中で私が欲しいものだけをいただいた)。

「このスカートはいたり、Bさんに教えていただいた料理を作るたびに、Bさんを思い出すんですよ。お元気でいてくださいね。」

手紙を渡して、握手して、Bさんと別れた。

会う前は不安だったが、良いことばかりを話し楽しい時間を過ごして、私も元気を頂いた。



そして、Bさんに頂いたスカート。

私は普段、自転車通勤でスカートははかないので、久しぶりにクローゼットから出した。

もうすぐ、長女が結婚するお相手のご両親と「顔合わせ」があるのだが、何を着ていいのかさっぱりわからない。

お店でスーツやワンピース、いろいろ試着してみたが、これ!といったものもなく、ちょっといいな!と思うと高い。
次、いつ着るかわからないのに数万円払うのもためらう。


久しぶりにはいた、Bさんにいただいたスカート。
手持ちのブラックフォーマルのジャケットに合わせて、夫と次男に「どう?」と聞くと、「いいと思うよ」「全然いいんじゃない?」と、肯定的なご意見。




華やかさを出すためにブローチ(2000円)を買った。

パーティポーチは、ハードオフでみつけた(680円!笑)

手持ちの服+2680円の出費でまかなえた!OK


Bさんのくださったスカートが大活躍である。
Bさん、ありがとうございますピンクハートピンクハートピンクハート