何十年ぶりかで新宿末広亭に赴いた。落語協会の新しい真打ち4人が順番にトリを務める真打ち披露興行だった。「伸び代」、あるね。 (*^_^*)

 ここまで来たのだからともう少し新宿駅から遠くなる方に足を伸ばした。こちらも久しぶりの、特に夜に来るのはホントにもう久しぶりの久しぶり、楽庵だ。

 

 

 

 

 天狗舞¥800/1合にソバ味噌¥650。

 

 

 お次は一ノ蔵¥800/1合と大和芋まぐろ和え¥900。

 

 

 

 

 せいろ¥1200。

 

 

 

 

 

 

 ごちそうさま。

 こういうメニューを見つけたので、次回はこれにするかな?

 

見た日 : 2024.10.6.
見た場所 : 東京・三越前 日本橋三井ホール
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 1年ぶりのりんけんバンドの東京コンサートに行ってきた。会場のあるコレド室町1は地下鉄を出てそのまま地下から入ることができる。去年は同じ場所で11月11日だった。(
 

 

 開演前のステージ。

 

 

 前回、コンサート中に写真撮影ならOK(動画撮影、録音は×)と分かったのでスマホの電源は切らなかった。

 まずは全員勢揃いのところを。

 

 

 上原知子と照屋林賢の夫婦ツーショット。ぼやけてるな。

 

 

 演奏の合間には面白トークも入ったりして。

 

 

 締太鼓(しめでーく)を手に登場した信号機色の男性3人は、大太鼓(うふでーく)を振り回して勇壮なところも見せてくれた。

 

 

 終わり頃には上原知子がステージ上を右に左に移動して紙吹雪の大サービスだ。

 

 

 最後は前座のティンクティンクも再び出てきて皆でご挨拶。

 

 

 あー、楽しかった。 (*^_^*)v

見た日 : 2024.9.23.
見た場所 : 東京・荻窪 杉並公会堂
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Etoile(エトワール)~ピアノの星 Vol.3 華麗なるピアノ・コンチェルト
 

 

 

Program
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ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》 変ホ長調 作品73

|         |
|休憩(20分)|
|         |

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ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18

     * * *
指揮:垣内悠希
ピアノ:小山実稚恵
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団



 

     * * *
 どちらの曲も部分的に聞き覚えがあった。
     * * *
 私はさほどクラシック・コンサートを聴きに行った経験はないが、大抵の演奏者は演奏後、まずは聴衆にお辞儀をするのではないだろうか。違うかな?
     * * *
 このピアニストはまず指揮者に挨拶、次に完全に聴衆に背を向けた体勢で楽団員たちにお辞儀をして、最後に聴衆にお辞儀をするという順番だった。こういうのもアリなのか? この時は何度やってもその順番だった。いつもそうやるのかどうかは知らない。
 

見た日 : 2024.9.21.
見た場所 : 東京・池袋 東京芸術劇場 大ホール
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 1830年頃のパリ、カルチェ・ラタン。とある屋根裏部屋に詩人ロドルフォ、画家マルチェッロ、哲学者コッリーネ、そして音楽家ショナールの貧しい若者4人が暮らしている。

《第1幕》―― 屋根裏部屋、クリスマス・イブ

 ロドルフォとマルチェッロが創作にいそしんでいる。薪を買う金もなく火の気のない室内で、寒さに耐えかねたロドルフォが売れなかった原稿を暖炉にくべる。コッリーネが帰ってくるがこちらも金欠だ。
 ショナールだけは金を手にして意気揚々と帰ってくるや、食料にワイン、それに薪やらタバコやらを部屋に運び込ませる。皆、むさぼるように食べ物に食らいつく。
 そこへ家主ブノアが、滞納中の家賃の督促に来る。4人は家主にショナールの金を見せた上、おだててワインを飲ませる。家主はいい気分になって浮気を告白してしまう。若者たちは憤慨したかのように家主を追い出す。そしてカフェ・モミュスに繰り出すことにする。
 ロドルフォだけが居残って仕事を仕上げようとしていると、階下のお針子ミミが火を借りに来る。ミミが落としたカギを一緒に探すうちに2人は恋に落ちる。

《第2幕》―― カフェ・モミュス、同日

 ロドルフォがミミを連れてきて、全員が揃ったところで食事を始める。ロドルフォはミミに帽子をプレゼントする。そこにマルチェッロの元カノ・ムゼッタがパトロンの大金持ちアルチンドロと睦まじく入ってくる。
 ムゼッタもマルチェッロがいることに気づいて気を引こうとするが、マルチェッロは本当はまだ気があるのに無視する。しびれを切らしたムゼッタは足が痛いから靴をどうにかしてくれなどと適当な理由をつけてアルチンドロを店から出す。“邪魔者”を追い払った後でマルチェッロとムゼッタはよりを戻す。
 アルチンドロが靴を手に戻ってくると、男女6人は帰営する軍隊の行進で大騒ぎの人々に紛れて姿を消し、アルチンドロには勘定書きだけが残されている。

《休憩》

 

《第3幕》―― 翌2月、アンフェール門近くの居酒屋前

 ミミが咳き込みながらマルチェッロの働く居酒屋を訪ねてくる。屋根裏部屋を出て一緒に暮らしていたロドルフォが最近冷たくて昨夜ついに出ていってしまったという相談だ。店の中で寝ていたロドルフォが目を覚まし、マルチェッロを探して店の外に出てくる。ミミは思わず身を隠す。
 ミミは肺病(肺結核)を病んでいて病状が悪いが、貧乏な自分と暮らしていては助からない、別れなくてはならないのだと、ロドルフォはマルチェッロに本心を語る。陰に隠れていたミミは全てを聞いてしまう。(私、死ぬの!?)と驚くミミ。
 咳でミミがいることに気づいたロドルフォは、大げさに言っただけだと必死にごまかす。ムゼッタの奔放さに振り回されているマルチェッロは、そのムゼッタの楽しそうに騒ぐ声を聞いて店内へ。
 2人きりになったところで、ロドルフォの気遣いに今度はミミから彼に別れ話を切り出す。前に住んでいた屋根裏部屋に戻ること、自分の身辺の物は人に取りに行ってもらうが以前買ってもらった帽子だけはそちらで取っておいてほしいことを望む。
 居酒屋から出たマルチェッロとムゼッタはケンカ別れをする。

《休憩》

 

《第4幕》―― 数ヶ月後、以前の屋根裏部屋

 4人の青年は再び前の屋根裏部屋で暮らしている。

 ロドルフォとマルチェッロ、どちらも別れた恋人への思いを断ち切れず仕事に身が入らない。そこに食料を手にショナールとコッリーネが帰ってくる。4人でふざけながら食事をする。
 いきなりムゼッタが、ミミが戸口で倒れたと知らせに来る。金持ちの世話になっていたミミが衰弱して、死ぬ前にロドルフォに会いたいと言うから連れてきたのだった。ロドルフォが駆けつけてベッドに運ぶ。ムゼッタは冷たいミミの手を温めるためマフを取りに行く。マルチェッロはムゼッタのアクセサリーを売って薬を買おうと出ていく。コッリーネは自分の古着を質に入れて金を手に入れようと、ショナールを連れて出ていく。仲間が気を利かせて2人の時間を作ったのだ。
 2人きりの部屋でロドルフォは帽子を見せ、2人の出会った頃や幸せな暮らしを語る。大いに喜ぶミミだったが再び気を失う。中の様子をうかがっていた仲間たちが駆け込んだところでミミは再び目を覚ます。ムゼッタのマフで手が温まって喜んで眠る。ムゼッタはミミのために祈る。
 いつの間にか、ミミは眠るように息を引き取っていた。ロドルフォは泣いて取りすがる。


     * * *
 「全国共同制作オペラ」は前にも見たことがある。() 同様に新解釈というか、ダンサー4人がいたり、幕のないステージの幕間にパントマイムよろしく道化のような扮装の役が時間を持たせたりしていた。
     * * *
 「La Bohème(ラ・ボエーム)」はフランス語で、英語なら「the Bohemian」、「ボヘミアン」だ。ここでは「ボヘミア人(現在のチェコのボヘミア地方の人)」や「ロマ」の意味ではなく「芸術家など自由奔放な生活をしている人たちを集合的に呼んだもの」の意味の方だ。女性名詞なんだね。そういう人が多く住むコミュニティーもボヘミアと言うそうだ。
     * * *
 ここでは屋根裏で貧困と寒さに苦しめられながらも時にふざけ合ったりもして、創作や思索に情熱を燃やした4人の若者たちのことだろう。
     * * *
 どっちが縦糸か横糸か知らないが、4人の青春群像にその中の2人の恋愛が絡むということか。他の2人のストーリーはないんだけどね。
     * * *
 兵士が営舎に帰ってくるのを民衆が大歓声で迎える? 1830年? 七月革命の頃の話なのだろうか? 歴史は(も)からっきしなのでそこを突き詰めてもしようがないんだけど。 (^_^;)
     * * *
 ホールから出ると目の前にこういう展示があった。
 2024年末で引退する指揮者・井上道義の写真展だ。そう、今回のこのオペラ公演は井上にとって最後のオペラとなるのだ。

 井上道義 音楽生活写真展 「Voyage ―音楽という名の通行手形―」

 行きには気づかなかった。他の人もそうだったのだろうか、帰途の聴衆の大勢が吸い込まれるように入っていった。中の写真はない。(撮影禁止)
 

 

 

 

 幼少期から修業時代を経て最近までの写真が並べられていた。
 

 阿佐ヶ谷駅近く、駅から阿佐ヶ谷神明宮に向かう途中にある「蕎麦 すが原」に行ってみた。店先を通ったことなら何度かあったが、入店したのは初めてだ。
 

 

 

 

 

 天せいろ¥1750。
 

 

 

 

 

 

 

 ごちそうさま。

 9月17日は中秋だった。少し時間が経ってしまったが、十五夜の月を。満月の前夜だ。
 

 まずは6時前の日没直後。
 

 

 7時頃になるとこんな月が見えた。
 

 

 スマホなんで、こんなもんです。

 久しぶりに代田橋の「手打蕎麦 まるやま」に行った。
 

 

 

 

 きのこのつけ汁せいろ¥1750。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ごちそうさま。

 ところで、座席近くの壁にこんな貼り紙があった。「おひとり様でもOK」の赤字がうれしい。
 

見た日 : 2024.9.16.
見た場所 : 東京・武蔵小金井 宮地楽器ホール
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↑中央に置かれているのが桜

 

 ホールでやるんじゃあ「薪能」じゃないじゃん。と思いつつ、小金井まで初めて見に行った。



能「吉野天人」(よしのてんにん) 天人揃(てんにんぞろえ) 
 風雅を愛する都人(みやこびと)の一行が桜見物に吉野山まで来る。すると女人が現れ、「自分は天人である。自分も吉野山の花に惹かれて天下ってきた。信じて待ってくれれば月の下で天人の舞を見せる」と語って雲の彼方に消える。
(中入り)
 天人が再び天下り、舞を見せると空の彼方へと昇っていく。
     * * *
 入場時に配られたパンフレットに詞章が挟んであった。現代語訳がほしかった。 (^_^;)
     * * *
 メインは舞で、私は舞踊ものが苦手・・・ (^_^;)





狂言「真奪」(しんばい) 
 しかるべき家の主が都ではやっている立花(りっか。=生け花)の会を催そうと思い立つが、真(しん。心とも。=立花の中心になる枝振りのいい木)がない。
 太郎冠者に立派な太刀を持たせ供にして東山に来るが、なかなか見栄えのする真の枝が見つからない。
 すると向こうから見事な枝を手にした男が来る。太郎冠者はあの枝を奪い取ってくるといって男の元へ。
 しかし枝を譲ろうとしない男ともみ合いになり、枝と太刀を交換する形になってしまう。まんまと枝をせしめたと、太郎冠者は意気揚々と主の元に戻ってくる。ん、太刀はどうした!?
 枝よりよほど価値のある太刀が手に入ったと喜んで去って行く男を、主と太郎冠者が追いかける。
     * * *
 わかりやすい小品と感じた。
     * * *
 パンフレットの解説によれば、室町時代には茶、能楽、立花が流行したのだそうだ。





休憩 15分>






創作舞踊「黄金桜」 
《新作能「黄金桜」のあらすじ》
 武蔵国の国守が名木「黄金桜」を屋敷に移植しようと、代官智泰(ともやす)を黄金井の里へ行かせる。
 桜の傍らには貧しい小屋があり、花守らしい翁が住んでいて、代官が若者に桜を伐採させようとしたところを見とがめる。桜についてしばし問答した後、翁は「桜は霊木で、国守の館の庭に植えるものではない」と言い残して姿を消す。
(中入り)
 桜の精が降臨してひとしきり美しい舞を舞いながら桜を尊ぶべきだと説き、夜明けとともに空へ昇っていく。
     * * *
 パンフレットの解説を書いた、小金井薪能創設者の1人、林望(はやし・のぞむ)の新作能だが、今回、舞踊作品として上演された。舞、なんだよねぇ・・・
     * * *
 桜の花の精は原作では若い男子であったところを若い女の姿で舞う、と解説にある。





 小金井桜の名勝指定百周年を記念して作られたであろうシール(今時はステッカーと言うのかな?)が、これ。
 

 

 山種美術館で【特別展】 没後25年記念 「東山魁夷と日本の夏」 を見終えたらちょうど昼だった。行く時には恵比寿近辺でソバを手繰って帰ろうと考えていたが、展覧会に着想した甘味とそうめんが気に入って、館内1Fにある Cafe 椿に入った。

 

 

 入り口の紙に記名した上でさらに店と通路を隔てるパーティション沿いに並んで待てと言うのだが、列が目立つからか名前を書かずに並び後で慌てる人もいた。(書いた名前を呼んで店に引き入れるのだから並ぶ必要はなさそうだが、通路ではバラバラに突っ立って待つのは邪魔になるのかな?)

 

 

 そうめん2種、にゅう麺2種から選んだのは冷やし豆乳そうめん¥1350。左のめんつゆにつけて食べるつけそうめんだ。薬味をちゃんと撮らなかったが、白ゴマ・黒ゴマとショウガがついてきた。

 

 

 

 計算外だったのは甘味がついてきたことだ。

 

 

 というのも、先に書いたとおり展覧会になぞらえた甘味をいただこうと店に入ったわけで、そうめんを注文する時に一緒にお抹茶セット¥1350を頼んでいたのだ。

 

 

 せっかくだから東山魁夷の作品をモチーフにした「あげ潮」にした。

 

 

 上から見ると・・・

 

 

 言うまでもなく食べすぎた。

 

 

 

 

 ごちそうさま。

会期 : ~2024.9.23.
見た場所 : 東京・渋谷区 山種美術館
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 渋谷駅からバス、あるいは恵比寿駅からバスか徒歩で行く少々不便な場所にある山種美術館だ。(美術館に一般客用の駐車場はない)
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《構成》
 第1章 東山魁夷と日本の四季
 第2章 日本の夏
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 東山魁夷三昧かと予想していたがそれほど数はなかった。第1章でさえ、途中から他の人の作品が並んでいた。
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 基本的に撮影は禁止だが、1点だけ写真を撮ってもいいとされるものがあった。
 

 

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 大作「満ち来る潮」の前にはその小下図が2枚展示されていて、比較するのも興味深かった。
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 思ったより他の画家たちの作品が多くはあったが、それはそれで面白かった。花火の絵なんか、好きだな。雲の画家の空の絵とかも。
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 ゴッホが模写したという浮世絵もあった。
 

山種美術館所蔵