こんにちは、占い館セレーネの海砂利水魚です。
占い師として日々皆さまとお話ししていると、星座や惑星が思ってもいない言葉と結び付くときがあります。
今回は先日、お客様とお話しする中で感じた射手座のお話です。
まずは射手座の教科書的な性質についておさらいしていきます。
射手座の属性
- 男性
- 流動
- 火属性
射手座は熱中する星座であり、通常関連付けられる言葉は「旅」「遠く」「学問」というような言葉です。
いずれも日常的な自分の生活圏を離れ、他人の生活や知見を知るということに関連しています。
その中でたまに「おや?」と思うのが、射手座に海王星を持つ人の非日常性への耐性の高さです。
1970-1983年頃までが射手座に海王星を持つ世代なのですが、この世代で海王星が強く働いている方は日常性の崩壊に対して物怖じしないことが多いと感じます。
例えばホラーで日常性が崩壊していくタイプの物語、既存の概念を壊す視点の物語を喜ぶような気質です。
今っぽい言い方で言うと「SANチェックに耐えやすい」とでも言いますか。
世代的な時代背景で言うと学生時代にバブル崩壊前の世界を体験して、特撮技術とCGの進化が映画を根本から変えていった様子をリアルタイムで見ている世代で、まだ心が柔らかいうちに冷戦構造の崩壊という時代の転換をみた人たちでもあります。
これがもう少し年上の世代になってしまうと、やはり保守傾向が強めになってしまい、今でも「永遠に続く冷戦」の中で生きている人の割合も増えてきます。
逆に1980年代後半生まれになってしまうと、物心がついた時から不景気という時代からか現実主義の傾向が強くなってきて、真面目でストイックな分、その態勢を崩されることに抵抗感を感じる方が多いようです。
もちろん、海王星のような世代星座の話なので、そういう方が多いか少ないかという漠然とした話にはなりがちなのですが、その傾向が強いか弱いかは射手座にある海王星の強さと連動している方が結構いらっしゃると思います。
今回はたまたまお客様とのお話の中で海王星との関係を考えたのですが、射手座自体の非日常が大好きな性質は他の星と絡むことでも表れてくると思いますので、その話はまた折を見てお話してみたいと思います。