水郷筑波国定公園のブログ

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茨城県最大の自然公園、筑波山・霞ヶ浦地域の自然と保全活動などの情報を発信しています。

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今日は筑波山の保全活動のご報告です

去る8月21日(木)に,筑波山アカデミーアプリケーション講座「外来植物除去作業」を実施しました。
(筑波山アカデミーについてはこちら

今回は筑波山アカデミー受講生だけでなく,ボランティア「筑波山サポーター」の方々や,環境省の委嘱を受けている水後筑波国定公園の自然公園指導員の方々にも参加いただき,総勢35名ほどで実施することができました


除草作業の様子

当日は天候にも恵まれ,講師の指導のもと,ヨウシュヤマゴボウ,アメリカセンダングサ,セイタカアワダチソウ,エゾノギシギシの4種を中心に除草しました。


一つ一つ手作業で抜きます。人の力は偉大ですね。



抜き取った外来植物の一部。大漁です!


今年度は大勢の方々の協力により昨年度の倍以上の外来植物を除去できました
ボランティアとして参加くださいました大勢の方々に感謝申し上げます。
来年も外来植物除去作業を行いますので,さらに多くの方の参加を期待しております

最後に参加者でパチリ。本当にありがとうございました。







「関東ふれあいのみち」についてご報告です。

前にこのブログでご報告した「関東ふれあいの道」茨城県コースNo.5「自然林を歩くみち」の倒木について処理が終わりました!
昨年10月末の台風によって大きなカシの木とスギの木がコースを塞いでしまっていたものですが,とても大きな立派なカシの木で大変時間が掛かってしまいました



・倒れた当時のカシの木(奥側がスギ)



・処理後。ばっさり!



・反対側から。

これで,今までご不便をお掛けしていた山道も通れるようになりましたので,今後も「自然林を歩くみち」をお楽しみくださいね
茨城県では、筑波山の自然を保全するために、いろいろな施策を実践しております。
ブナ林の保全もその一つ。

2年前の2012年(平成24年)11月,当時発足したばかりの筑波山サポーターや,NPOつくば環境フォーラム,茨城県自然博物館の協力のもと,ブナの種拾いを実施しました。


当時の種拾いの様子。


拾った種は森林総合研究所で発芽させ,その後、茨城県自然博物館で大切に育てていただきました。

貴重な一本。

そして先日,この大切に育ててきた幼樹を、筑波山山頂に移植しました。



この一本の幼樹の成長を見守り続けて、大切に育ててくれた多くの方々に感謝しつつ、今後の成長を期待して見守り続けていきたいと考えていますニコニコ

なお、付近に数本の幼樹の芽生えも確認できました。


森の中で発見!

筑波山のブナ林の復活を願いつつ、これからも様々な保護活動を続けたいと思います。




最近の筑波山にはイノシシが出没し,登山道を荒らしたり,貴重な植物を食べ荒らしたり,近隣の田畑に被害をもたらしています。
今回,筑波山サポーターの方から,イノシシの目撃情報が寄せられました。イノシシの被害にあわないように,皆様に注意をお願いいたします。


現れたイノシシ


写真の場所は,筑波山の神社に向かう車道の途中,つくば市が管理している旧ガマ公園の跡地付近です。

駐車スペースに止めた車の周りを三匹で出てきて,エサを待っている(ねだっている?)様子が感じられたとのことでした。



怖くて車に乗り込むのができずにしばらく遠巻きにして様子を見ていたそうです。
時間は、午後2時30分ころ。こんなに明るい時間から動き出していることにびっくりですえっ

皆様にお願い
・イノシシに興味本位で近よらないでください。
・エサなどは絶対にあげないでください。
・脅かしたりすると暴れることがあるので,遠ざかるまで離れたところで待っていてください。