2015.9.29、はじめてのCB1300のユーザー車検を完了した。
ひょんなことから出会ったツーリング仲間たちに脅されて…いや、唆されて…ちがう、薦められて初めて挑んだユーザー車検。生活が変わり、人生で最悪とも言える貧困の極みである昨今、車検はバイクを離れてしまおうとまで思ってしまうような高額イベントだった。彼らに出会わなければユーザー車検を思いつきもせず、○○○王を呼んでいただろう。(実は、一度呼んだ)
何度かチームのツーリングについて行くうちに、「車検は自分で通すモノ」「業者に出すのはバカらしい」などといった会話を耳にした。とはいえ、そんなわけのわからないもの自分には無理だし、たかだか二年に一度だ、月割りで考えれば一月いくら分の…などと内心で逃げていた。だが、時期が近づくにつれ経済状態は悪化、乗り続けたいなら道は一つしかない状況である。お金を払って近くの車検屋にだせば、すべてがおわってその日に返ってくる楽ちんで高額なのが車検のすべてだった自分には、実に腰の重い案件だった。しかし、ないものはない。どうしようかなー?…ということではない、やるしかないのだ。
というディシジョンの下、まずは諸先輩方にバイクを見てもらい、問題点について相談した。
自称正統派なので、へんな改造はしてないものの、社外マフラーの排気音が微妙だろうということだった。排気口側から差し込むインナーバッフル案は、排気口の構造から難しいとなり、ノーマルマフラーは持ってないと言うと、ノーマルなら安かろう…とその場でヤフオク検索してくれた。フルではなくサイレンサー部分のみ換えてあるスリップオンなので、1000円2000円でキズありでも問題なしのモノがポツポツと出されていた。
それとフェンダーレスにしてあるナンバー廻り。角度が少しキツイかも…というのと、ナンバーまわりに反射板を付けなければいけないルールがあり、それを単に接着剤でナンバーの下側に貼っただけのものなので、ちゃんとした付け方をしてないことを指摘されるかも。
また、ヘッドライトの光軸はひっかかることがお決まりらしい。普通に乗り続けているだけで光軸はずれてくるものだという。
家に戻りバイクの型番などを確認して早速ノーマルマフラーに入札した。1000円はいくらなんでも…と思い2000円のキズなしにした。翌々日、締め切り30分前に上乗せされた。競うものでもないだろうとそれはそいつにくれてやり、ほかのを探した。980円のものがあったので、もうこれでいいやと入札。これは待ちなしでそのまま落札になった。送料があるので結局2000円くらいだった。
シルバーウイークに実家にもどり交換。ジョイント部分がなかなかハマらず、四苦八苦。本来なら適切なやり方があるのだろうが、わからないのでだましだましねじ込んだ。つけてみると、いままで付いていたスリップオンにくらべるとずいぶん大柄で重さも倍以上?フルノーマルを愛する人もいるが、どうにもひねりがなくてやはり好きになれなかった。エンジンを始動してみると音の小ささに驚いた。今迄のスリップオンの時は大きいとは思ってなかったが、ノーマルにくらべるとずいぶん大きな音だったのだと実感した。
ナンバー廻りに関しては、事前にライコでチェックしてみると専用のステーを買ってビス2本で修正できそうだったので、とりあえず試験を受けてみてダメならその場で最寄りのバイクショップに行き、補正しようと考えた。
改めてネットでユーザー車検について検索すると、やりかたはいくつも載っていた。いくつか読んで、大体の想定をする。主要なページをプリントアウト。まずは陸運局へ車検の予約が必要とのこと。バイク故、天候を考えて晴れ予想の日で予約。ネットには電話かネットで予約…とあったので電話でしようとすると当日以外はネットでお願いします…と言われ、その当日でよかったが、急にそう言われたのでおよび腰になり、ネットで後日の予約をした。
予約ナンバーを控えたり、簡単だけどそれ自体が面倒くさい。
予約前日になってもういちどプリントアウトした資料をよく読むと自賠責保険には最寄りのバイク屋、農協などで入る必要があるとある。そんなもの陸運局でできればいいのに…。
受付予約時間には「00時~××時まで」一時間半ほどの猶予があるので、陸運局までの道々、どこかで入ることを考える。ネットにはコンビニでOKとあるが、車検が必要な400cc以上はダメらしい。それをはっきり確認できずに途中のセブンイレブンに寄ったがやはりダメだったので、野田陸運局の近くのBefree野田店によって自賠責保険を更新。二年で13600円。
そしていざ野田陸運支局へ…。
まちがえて軽自動車の受付へ行ってしまうなど右往左往しつつ、なんとか二輪車の窓口へ到着。
車検証、自賠責保険証書、納税証明証、点検表(点検表はネットでDLして適宜書き込み。適当でOK)の四枚の書類を提出。事前に予約した時の予約番号を言って、検査登録受付終了。となりの棟へ行って、検査登録印紙代400円、審査証紙代1300円、重量税印紙代3800円、+頼んでもいない領収証代20円…の合計5520円を支払い台紙の該当箇所に印紙を貼る(受付のおねーちゃんが貼ってくれた)。もらった書類三種類に必要事項を記入台にある見本にならって記入する。よくわからないがボールペンと鉛筆の指定があるのでそれに倣って記入をすませる。それを持ってまた二輪車のうけつけ窓口へ。めんどくさ。
そしてバイクに乗って検査通路へ。確認してみると受付では、支局の敷地内でも門が開放されているので公道と見なされるためヘルメットは被るように…と言われて被ったが、ノーヘルの受検者はいくらでもいた。というより二輪は少なかったのでメット被ってるの自分だけだった。何台も並ぶようなことはなく、直前の1台を待って検査レーンへ。若干鼓動を高めながらも検査スタート。若いにいちゃんにユーザー車検で初めてだと告げる。簡単に一回りしながらチェックされ、ブレーキランプや前後ウインカーのチェック。舞い上がって忘れていたが、ナンバープレートの角度も反射板(ステーなどではなく、ナンバープレート自体に両面テープで貼ってあるだけ)も何も言われなかった。先へ進んで指示に従いながら制動装置の検査? マフラーに棒突っ込んで音の検査? と進み、難関と言われていた光軸検査へ。結果は淡々と×。ひっかかった。ネットで調べたとおり、支局近辺にいくつかあるテスター屋に行って光軸の補正をしなければならない。検査レーンの最後にある受付へ検査証を一旦提出。はい、光軸が再検査ですね…と言われ、レーンの脇に停車したバイクに戻り、テスター屋へ行こうとセルスイッチを入れると…。はい、ダメ-。カチカチカチとむなしい音。ここで?バッテリーがあがった…。
検査レーンの出口を出ると支局のだだっ広い駐車場、支局の門までは50mくらいのなだらかなスロープだ。門を出た道路の向こうにテスター屋の看板が見える。押していっても訳ないが、スロープなので押しがけを試みた。スロープは緩やかなのであまりスピードも出ず、三速に入れてクラッチを離したがガクガクガク…とかからず。門を出てテスター屋まで押すことに。大型バイクを大汗かいて押す…。端から見れば同じことだが、バッテリーがあがっている事実があると妙に恥ずかしい。
ほどなくテスター屋にたどりつき、「えっと…光軸…」「はい1500円ね」とテキパキとおばちゃん。バッテリーもあがってることを告げて、現場のおっちゃんにかけてもらい、車の列の後ろに並ぶ。
前の車がけっこう時間かかっているのでバイクから降りて待つ。「はい、次どうぞ」と言われて慌ててまたがり前に出そうとしてエンスト…。バカ。サイドスタンド上げ忘れた。「やれやれ」とおっちゃん…。
再び始動してもらうために次の車に順番を譲る…。今度は降りずに順番を待つ。「はい光軸ね」。実際の検査と同じような検査機器で光軸をチェック。「ちょっと下がってるね」とドライバー1本で2分で完了。「(これで1500円…エンジンもかけてもらったし、まぁしかたないか)」
ふと考えて、支局に戻って再検査を終えてOK出たらエンジンをとめずにここに戻り、バイクを置いて新しい車検証をもらって戻るので、もう一度エンジン始動のお願いしたい旨をしておいてから再度検査レーンへ。そしてクリア。
エンジンを止めずにテスター屋に戻りバイクを置いて登録受け付けへ歩く。数分で新しい車検証をもらった。終わった-。
テスター屋で三度目のエンジン始動。平身低頭。岐路へ付く。
10時半からの検査予約で家を9時半に出発。バイク屋(自賠責保険更新)→車検場(不合格)→テスター屋(光軸修正)→車検場(合格)→帰宅12時。で初めてのユーザー車検完了。まぁ上出来かと。
自賠責 13600円
検査登録印紙代400円、審査証紙代1300円、重量税印紙代3800、+領収証代20円…合計5520円
光軸修正 1500円(テスター屋・エンジン始動計3回含む)
総額=20620円
四年前は車検屋のコ○ックで五万ちょっとだった。二年前はよくわからないが「ちょっと安くなったんです」と言われて同じ車検屋で35000円くらいだった。で、今回は約20000円。5万が2万ならなかなかお得感があるが、35000円が20000だと正直微妙…が本音かな。でも勉強になったけどね。
ひょんなことから出会ったツーリング仲間たちに脅されて…いや、唆されて…ちがう、薦められて初めて挑んだユーザー車検。生活が変わり、人生で最悪とも言える貧困の極みである昨今、車検はバイクを離れてしまおうとまで思ってしまうような高額イベントだった。彼らに出会わなければユーザー車検を思いつきもせず、○○○王を呼んでいただろう。(実は、一度呼んだ)
何度かチームのツーリングについて行くうちに、「車検は自分で通すモノ」「業者に出すのはバカらしい」などといった会話を耳にした。とはいえ、そんなわけのわからないもの自分には無理だし、たかだか二年に一度だ、月割りで考えれば一月いくら分の…などと内心で逃げていた。だが、時期が近づくにつれ経済状態は悪化、乗り続けたいなら道は一つしかない状況である。お金を払って近くの車検屋にだせば、すべてがおわってその日に返ってくる楽ちんで高額なのが車検のすべてだった自分には、実に腰の重い案件だった。しかし、ないものはない。どうしようかなー?…ということではない、やるしかないのだ。
というディシジョンの下、まずは諸先輩方にバイクを見てもらい、問題点について相談した。
自称正統派なので、へんな改造はしてないものの、社外マフラーの排気音が微妙だろうということだった。排気口側から差し込むインナーバッフル案は、排気口の構造から難しいとなり、ノーマルマフラーは持ってないと言うと、ノーマルなら安かろう…とその場でヤフオク検索してくれた。フルではなくサイレンサー部分のみ換えてあるスリップオンなので、1000円2000円でキズありでも問題なしのモノがポツポツと出されていた。
それとフェンダーレスにしてあるナンバー廻り。角度が少しキツイかも…というのと、ナンバーまわりに反射板を付けなければいけないルールがあり、それを単に接着剤でナンバーの下側に貼っただけのものなので、ちゃんとした付け方をしてないことを指摘されるかも。
また、ヘッドライトの光軸はひっかかることがお決まりらしい。普通に乗り続けているだけで光軸はずれてくるものだという。
家に戻りバイクの型番などを確認して早速ノーマルマフラーに入札した。1000円はいくらなんでも…と思い2000円のキズなしにした。翌々日、締め切り30分前に上乗せされた。競うものでもないだろうとそれはそいつにくれてやり、ほかのを探した。980円のものがあったので、もうこれでいいやと入札。これは待ちなしでそのまま落札になった。送料があるので結局2000円くらいだった。
シルバーウイークに実家にもどり交換。ジョイント部分がなかなかハマらず、四苦八苦。本来なら適切なやり方があるのだろうが、わからないのでだましだましねじ込んだ。つけてみると、いままで付いていたスリップオンにくらべるとずいぶん大柄で重さも倍以上?フルノーマルを愛する人もいるが、どうにもひねりがなくてやはり好きになれなかった。エンジンを始動してみると音の小ささに驚いた。今迄のスリップオンの時は大きいとは思ってなかったが、ノーマルにくらべるとずいぶん大きな音だったのだと実感した。
ナンバー廻りに関しては、事前にライコでチェックしてみると専用のステーを買ってビス2本で修正できそうだったので、とりあえず試験を受けてみてダメならその場で最寄りのバイクショップに行き、補正しようと考えた。
改めてネットでユーザー車検について検索すると、やりかたはいくつも載っていた。いくつか読んで、大体の想定をする。主要なページをプリントアウト。まずは陸運局へ車検の予約が必要とのこと。バイク故、天候を考えて晴れ予想の日で予約。ネットには電話かネットで予約…とあったので電話でしようとすると当日以外はネットでお願いします…と言われ、その当日でよかったが、急にそう言われたのでおよび腰になり、ネットで後日の予約をした。
予約ナンバーを控えたり、簡単だけどそれ自体が面倒くさい。
予約前日になってもういちどプリントアウトした資料をよく読むと自賠責保険には最寄りのバイク屋、農協などで入る必要があるとある。そんなもの陸運局でできればいいのに…。
受付予約時間には「00時~××時まで」一時間半ほどの猶予があるので、陸運局までの道々、どこかで入ることを考える。ネットにはコンビニでOKとあるが、車検が必要な400cc以上はダメらしい。それをはっきり確認できずに途中のセブンイレブンに寄ったがやはりダメだったので、野田陸運局の近くのBefree野田店によって自賠責保険を更新。二年で13600円。
そしていざ野田陸運支局へ…。
まちがえて軽自動車の受付へ行ってしまうなど右往左往しつつ、なんとか二輪車の窓口へ到着。
車検証、自賠責保険証書、納税証明証、点検表(点検表はネットでDLして適宜書き込み。適当でOK)の四枚の書類を提出。事前に予約した時の予約番号を言って、検査登録受付終了。となりの棟へ行って、検査登録印紙代400円、審査証紙代1300円、重量税印紙代3800円、+頼んでもいない領収証代20円…の合計5520円を支払い台紙の該当箇所に印紙を貼る(受付のおねーちゃんが貼ってくれた)。もらった書類三種類に必要事項を記入台にある見本にならって記入する。よくわからないがボールペンと鉛筆の指定があるのでそれに倣って記入をすませる。それを持ってまた二輪車のうけつけ窓口へ。めんどくさ。
そしてバイクに乗って検査通路へ。確認してみると受付では、支局の敷地内でも門が開放されているので公道と見なされるためヘルメットは被るように…と言われて被ったが、ノーヘルの受検者はいくらでもいた。というより二輪は少なかったのでメット被ってるの自分だけだった。何台も並ぶようなことはなく、直前の1台を待って検査レーンへ。若干鼓動を高めながらも検査スタート。若いにいちゃんにユーザー車検で初めてだと告げる。簡単に一回りしながらチェックされ、ブレーキランプや前後ウインカーのチェック。舞い上がって忘れていたが、ナンバープレートの角度も反射板(ステーなどではなく、ナンバープレート自体に両面テープで貼ってあるだけ)も何も言われなかった。先へ進んで指示に従いながら制動装置の検査? マフラーに棒突っ込んで音の検査? と進み、難関と言われていた光軸検査へ。結果は淡々と×。ひっかかった。ネットで調べたとおり、支局近辺にいくつかあるテスター屋に行って光軸の補正をしなければならない。検査レーンの最後にある受付へ検査証を一旦提出。はい、光軸が再検査ですね…と言われ、レーンの脇に停車したバイクに戻り、テスター屋へ行こうとセルスイッチを入れると…。はい、ダメ-。カチカチカチとむなしい音。ここで?バッテリーがあがった…。
検査レーンの出口を出ると支局のだだっ広い駐車場、支局の門までは50mくらいのなだらかなスロープだ。門を出た道路の向こうにテスター屋の看板が見える。押していっても訳ないが、スロープなので押しがけを試みた。スロープは緩やかなのであまりスピードも出ず、三速に入れてクラッチを離したがガクガクガク…とかからず。門を出てテスター屋まで押すことに。大型バイクを大汗かいて押す…。端から見れば同じことだが、バッテリーがあがっている事実があると妙に恥ずかしい。
ほどなくテスター屋にたどりつき、「えっと…光軸…」「はい1500円ね」とテキパキとおばちゃん。バッテリーもあがってることを告げて、現場のおっちゃんにかけてもらい、車の列の後ろに並ぶ。
前の車がけっこう時間かかっているのでバイクから降りて待つ。「はい、次どうぞ」と言われて慌ててまたがり前に出そうとしてエンスト…。バカ。サイドスタンド上げ忘れた。「やれやれ」とおっちゃん…。
再び始動してもらうために次の車に順番を譲る…。今度は降りずに順番を待つ。「はい光軸ね」。実際の検査と同じような検査機器で光軸をチェック。「ちょっと下がってるね」とドライバー1本で2分で完了。「(これで1500円…エンジンもかけてもらったし、まぁしかたないか)」
ふと考えて、支局に戻って再検査を終えてOK出たらエンジンをとめずにここに戻り、バイクを置いて新しい車検証をもらって戻るので、もう一度エンジン始動のお願いしたい旨をしておいてから再度検査レーンへ。そしてクリア。
エンジンを止めずにテスター屋に戻りバイクを置いて登録受け付けへ歩く。数分で新しい車検証をもらった。終わった-。
テスター屋で三度目のエンジン始動。平身低頭。岐路へ付く。
10時半からの検査予約で家を9時半に出発。バイク屋(自賠責保険更新)→車検場(不合格)→テスター屋(光軸修正)→車検場(合格)→帰宅12時。で初めてのユーザー車検完了。まぁ上出来かと。
自賠責 13600円
検査登録印紙代400円、審査証紙代1300円、重量税印紙代3800、+領収証代20円…合計5520円
光軸修正 1500円(テスター屋・エンジン始動計3回含む)
総額=20620円
四年前は車検屋のコ○ックで五万ちょっとだった。二年前はよくわからないが「ちょっと安くなったんです」と言われて同じ車検屋で35000円くらいだった。で、今回は約20000円。5万が2万ならなかなかお得感があるが、35000円が20000だと正直微妙…が本音かな。でも勉強になったけどね。