熊の出没情報が多すぎて、かえって当たり前になってしまってるのかな。
地域の高齢化で、個人行動が増えてるのかも。
地元の自治体も警戒情報を流してないって事は絶対に無いと思うんだけど、犠牲者が出ないようにもっと強化して欲しい。
カナダのバンクーバーアイランドにも黒熊がいた。しかし、熊害は聞かなかった。それどころか、春になると熊を車で観に行って親熊が小熊に木登りを教える様子を観て楽しむ人達もいた。危なくないのかと聞いたところ、車の中からそっと観るだけなので危なくないと言っていた。日本でそんな事をしたら、「熊に近付くな!」と、世間から思い切りたたかれるだろう。
滞在中、カナダでは、「熊を駆除するべき」という声はほぼ聞こえてこなかった。熊は「森の一部」であり「自然の住人」として、そこにいるのが当たり前のような認識だった。
例えば、先程書いたように、春(5〜6月)は「ベア・ウォッチング・シーズン」とされ、地元の人も家族で車に乗って黒熊の親子を観察しに行くことがあった。
車内から熊を観察することは一般的であり、熊が道路沿いに現れると、観光客も地元民も車を停めて静かに見守る文化なのだ。
ただし窓を開けすぎたり、食べ物を見せたりするのは厳禁。
多くの人は望遠レンズで写真を撮り、熊が自ら森に帰るまで静かに待つ。
「危険」と「共存」の境界を理解していた。
地元の人は幼いころから「ベア・セーフティ教育」を受けていて、
・森を歩くときは熊鈴をつける
・生ゴミは屋外に置かない
・熊を見かけても近づかない
・母熊と子熊の間に入らない
といったルールを当たり前のように守っていた。
さらに、グリズリーベア(ヒグマの仲間。大型種)を守ろうという活動まであった。
つづく