朝6時、病棟の朝は相変わらず早い。
ステロイドを使うと多くの人が不眠になるらしいけど、
私、全くありませんでした。
いつもよりちょっと早く目がさめたくらい。
5時半くらいに目が覚めて、二度寝できない感じ。
こんなの困らないので、不眠の副作用とはいうまい。
朝6時になったので、もそもそと起き上がり、
廊下に血圧と体重を量りに行きました。
体重は－0.1kg。
相変わらずの血圧ちゃん・・・135／85 70 高いです。
ステロイドの高血圧なのだろうか
6時半くらいに朝の巡回＆血糖測定にやってきた看護師さんが、
「眠れた～
」と聞いてきた。
「もう、ぐっすりです。」
「すごいね～」と、感心されてしまった。
かなりすごいことらしい・・・。いつでもどこでも寝られる体質を
これほどありがたく思ったことはないです。
そして、気になる血糖値。高血糖になったりするのかな
と思いつつ、測ってもらったら、なんと・・・90代、普通・・・。
まあもともと朝は70代とかたたき出してたもんね・・・。
若干、あがっているので、ステロイドは間違いなく私の
体になんらかの作用はしている模様です。
てことで、インシュリンのお世話にはならなかった
そして朝8時のご飯タイム。
一人部屋で、外を歩き回る楽しみも奪われている状態
なので、ご飯タイムはかなり楽しみです。
でも、やっぱりそんなに動かないから、おなかのすき具合も
微妙で・・・でも、ここの朝ごはんおかずの量が少ないので、
朝はおかず全部食べました。ご飯は2／3くらい。
ご飯の後は歯磨き、洗顔、うがいなど、
外に出ることが許される貴重な時間。
もともと歯磨きって好きじゃないのに、この時はすっごい
楽しみでした・・・。洗顔も無駄に念入りにしたりｗ
だれも面会に来たりしませんけどｗｗｗ
9時になると、昨日からお風呂も禁止なので、清拭タイム。
一人部屋なもんだから豪快にふいてました（爆）
そして、もうやることもなくなったので、痛いことは早く
終わらせたい！！と思い、日勤担当の若手看護師さんを
（この看護師さん、顔と雰囲気が友達にめっちゃにてて
天然みたいなところとかに、ちょっといやされる
）。
捕まえて聞きました。
「今日は、いつから点滴ですか～」
「いつでも、できますよ。もうやりますか～」
「あ、点滴の間に洗濯物を洗いたいので、ちょっとまって！」
「じゃあ、ちょっとしたら、行きますね～」
「は～い。待ってまーす
」
てことで、洗濯機まで行って（といっても隣の隣の隣の部屋）
洗濯機まわしてきました。点滴は1時間くらいだからちょうどいい。
時間を有効利用する必要も全く無いけど、
今日は回診があるらしいので、昼からはお部屋にいないと
いけないため、朝やっておこうかと・・・。
終わって部屋で待ってると、やってきました、若手看護師さん。
「じゃあ、はじめますね～」
最難関の針刺しからです・・・。
手首より末端は相変わらず血管出てません・・・。
「ないですね～
」
「ここが昨日使えなくなったんですよね～。朝は入ったけど」
といったら、何を思ったのかその看護師さん、
そこの近くに刺してくれました・・・。
確かに血管があるはずだけど、昨日の今日で刺さないで・・・
そして、若干位置が違ったのもあって、予想通り一発目失敗。
痛くは無かったので良かったけど・・・ちょっとこの人に
任せるの怖い・・・って思ってたら・・・
「見えない・・・ちょっと私には無理そう・・・人呼んできます」って
自分から言い出した。私の不安は自信の無さが伝わってたのね・・・。
そして、若干中堅さん登場。その中堅さんも
「うわ～。ないね～」といきなり言う始末・・・。
なんか、泣きたくなってきたｗｗｗ
そして若手ちゃんに向かって
「抜き刺しでしょ？翼状針でいいよ・・・」
そういえば、若手ちゃんはきちんと点滴用の針を持ってきてました。
そういえば、昨日も刺しなおしになったときは翼状針でやりました。
確かにあれって思ったけど、そんなものなのかと思って黙ってた。
血管細いし、長い針だと入りきらないし・・・
やはり翼状針でお願いしたい・・・。
若手ちゃんがすぐに取ってきて、翼状針に交換～。
「反対の手も見せて～」
「こっちの手の方が手ごわいですよ・・・」
「ああ・・・確かに。でも・・・ここにありそう・・・」
と中堅さん果敢に挑戦。
が、失敗…ちょっと痛かった・・・。
「ごめん～。痛いね～」
「昨日も3回失敗してるから・・・なんかもう平気です・・・」
「ええ～
昨日の担当ってＹさんよね
Ｙさんかなりうまいほうなんだけど・・・それで、失敗・・・
うわ～、自信なくなる～」
「ええ～ そうなんですか～
（そりゃ、私も怖いｗ）」
「手で見つからないと、ここの病棟、足なんだよね・・・。」
「げ・・・。足って痛いんでしょ」
「うん、力はいらないしね。痛いと思う・・・。
大丈夫。人間だから絶対刺せる血管あるから
」
「見つけてください・・・。お願いします・・・」
「あ～、ちょっと深いけどここあるね」
と選ばれたのは、右手の親指から手首にかけてのゾーン。
「ちょっと痛いけど、我慢してね～」
確かに普段する場所とかより痛いけど、
うまく血管に入ったらしく、きちんと血液が逆流してきた！
「やった～
」喜ぶ私と、看護師さん。
「手首ちょっとまっすぐしとかないといけないけど、我慢してね」
「は～い。一時間くらいなので大丈夫で～す」
順調にステロイドちゃんは落ちてくれました。
そして、やっぱり、舌が苦い・・・
こりゃ、間違いなくステロイドのせいじゃん・・・。
待つこと一時間弱。終わったので、ナースコールでご連絡。
若手ちゃんが抜きに来ました。
「なんか、変わったことありました？」
「やっぱり、舌が苦くなりました。」
この若手ちゃんも「苦い」みたいな顔。
「今日は回診もあるし、先生に伝えておくね」との回答。
そんなに珍しい現象なのかしら・・・
無事に今日の針も抜いてもらい、血糖検査も終えました。
血糖もちょっとだけ高めの140代。
でも相変わらずインシュリンのお世話になるほどではない。
針も抜けて自由になったので、回り終わった洗濯物を取って、
乾燥室へ干しに。乾燥室・・・とっても暑い・・・。
入ってるだけでクラクラしてくる・・・。
マスクもしてるし息苦しくて・・・
若干汗だくになりながら、何とか干してお部屋に戻って
そしたらちょうどお昼ご飯が運ばれてきました。
でも、その乾燥室の暑さのせいか・・・
頭が若干痛くなって・・・お昼は全体の3／4程度で終了。
器をさげに行ったりするのもちょっとだるい・・・。
だるいので、うがいついでに早めに血圧測定してきました。
13：10 135／68 100 脈が上がってます・・・。
冷たいものがほしくて、冷蔵庫までお水を取りに行きました。
そのお水のペットボトルを頭につけたりしてごろ～ん。
地味～な頭痛と体のぽかぽか感。
うーん。これはおとなしくしとけということか・・・。
だる～いのでベッドで寝っころがっていると
お昼のバイタルチェックの巡回に若手ちゃんが来ました。
熱を測ってみると・・・37．2℃ ありゃ・・・微熱・・・。
どうりで頭も痛いわけだ。
「ちょっと微熱がありますね～」
「ぽかぽかして、頭がちょっと痛いです」
「氷枕いりますか？」
「そんなに冷たくないのをお願いします」
ということで、氷枕をいただきました。
おとなしくしておこう・・・。
てことで、おとなしくタオルケットにくるまって寝てました。
1時間後・・・15時になりました。
まだ、若干頭は重い。回診はまだ始まらないみたい。
じゃあ、先に恒例の野菜ジュースを飲むかなと思い、
ふら～と冷蔵庫まで。
冷たい野菜ジュースおいしい
糖分も入ったせいかちょっと元気に。
でも、ここで頑張ってもし何かあったら・・・と思って
おとなしく、おとなしく。
なぜか、バラードをチョイスして音楽聞いてました。
ジュースを飲んでしばらくすると、
なんか外が騒がしくなってきました。
回診タイム開始みたい。
ざわざわがいったん病棟の端へ行って戻ってきました。
トントン、ガラー。
二人部屋にもなる部屋がいっぱいになるほどの
医師達が・・・ぞろぞろ。
一番前には私の苦手な部長医師Ｔ先生（通院病院を転院
した時に初めて当たった先生）、隣に主治医のＵ先生は
なぜかおらず・・・Ｋ先生。
（どうも私ははっきり聞いてなかったけど、
Ｋ先生が主治医に変わっていたらしい・・・教えろよ！）
あと、何人か通院病院で会ったことのある先生もちらほら。
寝たままでってのもなんか悪いな・・・と思って
起き上がろうとしたら
「そのままでいいよ」とＴ先生。
主治医Ｋ先生にパルスの開始日とか聞きながら
話しかけてくるんだけど・・・
とっても気になることが！！！！
あんた、マスクしてないじゃん！！！
会話するときはマスク！！って言ったのは病院なのに・・・
なんだそりゃ。
私は外に出る時マスク必着ですが、私の部屋の中では
基本フリー。人と会話する時は両者マスクがいるけど・・・。
病室内は私のテリトリーだから入って来る人がマスク！！
と思いながら、回診を受ける私・・・。
（特に、その時だるくて寝てたからマスクはずしてたから・・・）
マスクのことが気になって、会話は不眠の副作用は
でてないかどうかの話をしたことしか覚えてません・・・。
終わるとぞろぞろと医師達は出て行きました。
主治医のＫ先生と一度通院病院であったＫ先生だけが、
部屋に残ってちょっと話をしていってくれました。
「ぞろぞろ来て、びっくりしたでしょｗ」
「はい・・・。ちょっと頭痛いからつらかった」
「そうみたいね。大丈夫？」
「氷枕で、だいぶ楽になったので大丈夫です」
「そう＾＾ きつかったら無理せずに言ってね。
あと、舌は今日も苦かったって？もうなおった？」
「本当に点滴始めたら苦くなって、点滴終わると
なおるんです」
「味覚が変になるとかはないのね」
そしたら話を聞いていたもう一人のＫ先生が
「こんにちは、Ｕ病院で一度あったと思います。
舌が苦くなる人けっこういますよ。」
「そうなんですか？」
「錠剤のみはじめるとわかるけど、すごく苦いんだよね。
それと一緒で、点滴してると舌にくるみたいだよ」
「へぇ～」なぜか、主治医Ｋ先生も納得。
まあ、Ｋ先生は内科系専修医。お勉強中ですから。
「理由わかってよかったね＾＾」
「はい。安心しました」
「じゃあ、またきますね」
回診、無事終了です。
回診後は、またちょっとだけ寝てましたが、
17時になるともう寝れない・・・って感じになって
起きました。もう、頭も痛くないし。
ご飯前の血糖検査も順調で140代。
このままインシュリンのお世話にはならずに行きたい。
夕ご飯は寝てた割にはご飯は半分だったけど、
おかずはぺロッと食べちゃってました。
また、洗顔・歯磨き・うがいを楽しんで、
19時半くらいになったら血圧はかりに行って
夜の血圧 131／69 83
やはり上が高い・・・。脈は戻ってきた。
就寝前の血糖検査の際に氷枕を返して
熱を測ってもらったら無事平熱にもどってました。
血糖もご飯食べたあとですが、142といい感じ。
そして、相変わらずドッキドキの夜がやってきました。
今日は昼間寝てたし眠れないだろうと思ってたら・・・。
さて、どうなったんでしょうか。⑯をお楽しみに。
～回想記⑮終了です～
長文お付き合いありがとうございますm(_ _ )m
