「シークレット・ミッション」を語らせてください!! | アラベスク&チャイムのブログ

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キム・スヒョン君を語るブログです

 

 

 

 


 「シークレット・ミッション」
 昨日、シネマート心斎橋にて
 私は6回目の鑑賞を終えました。
 知らなかったのですが・・・
 昨日はシネマートの日だったそうで
 私は前売り券を5枚だけ購入していて
 午後の回の分のチケットがなかったので
 朝の9時30分の回の発券時に
 午後の部のチケットを買った際  
 「1000円です。」と言われびっくり!!
 前売り券より500円も安い!!

 それだからか・・・
 昨日の「シークレット・ミッション」
 朝からほぼ満席でした。
 私は高速バスが少し遅れたのと
 途中で混雑した駅のトイレに寄っていたため
 上映時間を少し過ぎて会場入り。
 それでも座席は仲間が確保してくれていたので
 とても観やすい席で鑑賞することができました。
    仲間に感謝!!!

 

 

 



 

 

 

 

 

 昨日の心斎橋午後の1時15分の回は
 100席全席が埋まり・・・
    立ち見が出たほど!!

 たぶん、120人くらい鑑賞していたと思われます。
 でも、その証拠写真は撮影できず・・・
 ここで紹介できずに ちょっと残念です。
 なにせバタバタしていたし
 スヒョン君の来日の話題で盛り上がったので
 写真も何も撮影しないで帰宅してしまいました。
 だってね・・・
 今回の来日の際の生スヒョン君を
 目撃した仲間が この日3人も集合したので
 その話を聞くだけで精一杯!!!


 その体験記は またの機会に紹介するとして
 今日は「シークレット・ミッション」のことを
 ここで熱く語らせてください。m(_ _)m
 尚、まだご視聴していない方々は
 申し訳ありませんが 
 ここからは引き返してくださいね

 今日はラストまで語ってしまいますので・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「シークレット・ミッション」
 実は これは漫画が原作ということもあって
 よく考えれば 現実離れした内容です。
 一番不思議な点は・・・
 超スーパーエリートの革命戦士であるリュファンを
 なぜ馬鹿な男として南に潜伏させたのか

 

 

 

 


 武術で群を抜いた実力であったリュファンですが
 彼は語学・医学・化学においてもトップの知識人でした。
 ということは 頭脳明晰な秀才です。
 そんな秀才に 馬鹿を演じろ!をというのは
   馬鹿に利口を演じろ!!というより
 もしかしたら難しいのではないかと思うからです。

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 で・・・馬鹿を上手く演じられなければ
 自分の任務を果たせないのですから
 エリートのリュファンは プライドを捨て
 必死で馬鹿男を演じ続けたわけですが
 彼にとっては 非常に過酷な任務だったはずです。
 ましてや ギターもろくに弾けないヘランに
 ロッカーになれと任命する・・・
 そんな極めつけの意地悪な任務を課す上層部こそ
   お前ら馬鹿か???
      と、私は思うのであります。(-.-)

 

 

 

 

 

 

 


 それから・・・
 彼らの体内に埋め込まれていた位置追跡機
 体内にあるその場所を いとも簡単に 
 ヘジンの衣服の上からメスで切り付け
 取り出してしまう韓国の情報員。
 なんでそんなことが出来るんですか??
 まかり間違えば、死んじゃいます!!

 でも、漫画だからね・・・そうかぁ・・・
    と無理やり納得する私。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 そして極めつけは 真昼間
 ありえないほど すんな~り
 北から南へ船で侵入できてしまった
 秘密特殊部隊の総教官の精鋭部隊たち。
 韓国の国防省は 何をしているのだ??

 と、まあ・・・細かいことは
   所詮、漫画ですから!!
  と水に流して視聴するべし!!
         (*^_^*)

 

 

 

 

 

 

 

 


 しかしながら
 この漫画の「隠密に偉大に」
 説得力のある映画に仕立てあげ
 映画鑑賞者のレビューがどれもみな
 すこぶる好評を博している訳は
 主演キム・スヒョンの
    名演技に尽きる!!

 そう私は ここで力説したいと思います

 

 

 

 

 

 

 

 


 精鋭スパイが馬鹿を演じている・・・
 それがとてもよく表現されていたのは
 キム・スヒョンの演技力があってこそ!!

 一瞬で馬鹿からエリートに戻る。
 エリートから馬鹿のフリをする。
 それが誰の目にも分かる演技で表現出来る
   キム・スヒョンの実力
     すごいです!!!

 

 

 

 

 

 

 

 


 そして、彼のきめ細やかな演技は
 物語を奥深くさせ、魅了させられるのです。


 たとえば・・・
 サムゲタンの鍋パーティーでの一場面。
 下宿先の老婆が優しくヘジンの口に
 鶏肉を運ぼうとするのを
 一瞬、ドングを演じるリュファンは
 羨ましそうに見つめています。
 性悪女と口では言いながら実はリュファンが 
 老婆を母親のように慕っていた証拠です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう。リュファンは 最初から最後まで
 母の愛を求め続けた青年でした。
 そして、母への愛のためだけに生きていた青年でした。

 

 

 

 

 

 

 


 母が飢えることなく健康で生きていてくれれば・・・
 それだけを願って、自分を犠牲にできる青年
      ウォン・リュファン。
 母のためだけに 過酷な訓練に耐え続け、
 彼は特殊訓練隊で生き延びてきたのです。
    それもトップの成績で・・・

 

 

 

 

 

 

 

 


 総教官のテウォンは そんな精鋭のリュファンを
 誇らしく思っていたハズです。
 特に武術に長けたテウォンは 
 果敢なリュファンを もしかしたら
 自分の分身のように愛していたのかもしれません。
 そのリュファンが不名誉な処刑を受けることなど
 
テウォンは耐えられなかったのだと思います。
 名誉あるスーパー戦士として自決せよ・・・
 テウォンはリュファンたちが自決した後
 きっと自分も命を捨てる覚悟だったと思います。
 だからこそ、自分の分身が祖国や自分を裏切るなど
 思いもよらなかったのでしょう。

 

 


 

 

 

 

 



 

 

 

 でも、リュファンは 
 決して裏切リ者ではありませんでした。
 同志や教官・祖国を敵に回して
 脱北者になるつもりなど
 最初から彼には 微塵もなかったからです。
 なぜなら 北には 母がいたから・・・
 リュファンは 母の元へ帰りたいと願い
 ずっと南で過ごしてきたからです。

 

 

 

 

 

 

 


 最新鋭の特殊部隊の少佐であり
 ヘジンが憧れた5星班の班長の
 ウォン・リュファンとは・・・
 ただひたすら 母が恋しいと思う
 とても情の深い純朴な青年だったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 そう。リュファンは情が深い人間だからこそ
 任務先で生きる人々を傷つけたくはなかったし
 郵便配達員として潜入していた
 監視者の命を救おうとしたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 北で殺人鬼として育成されながら・・・
 実は リュファンは人間として
 本当に純粋な心を持ち続けた青年でした。

 

 

 

 

 

 


 自決せよ!!という命令が下り
 覚悟を決めて書く母への手紙のシーンは
 何度観ても 泣かされてしまいます。
 ”この偉大な任務を果たせば・・・
  英雄になり お母さんと一緒に暮らせます。”

 親より先に死ぬほどの親不幸はなく  
 お母さんが悲しむだろうと思って
 嘘を書く、悲しいリュファンの胸の内
 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 また、情の深いリュファンは
 自分を深く尊敬し慕うヘジンを弟のように想い
 トップの自分を常に意識して対抗してきた
 ヘランを受け入れ 親友のようにも想っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 そういえば、ヘランは特殊部隊の大将の妾の子でした。  
 母が父に捨てられ死んでしまったヘランは 
 家族の愛を まったく知りません。
 知らないからこそ、家族というものに
 ヘランは憧れていたのでしょう。
 母を一途に想うリュファンを
 彼は羨ましかったのではないでしょうか。
 そして、ヘランは特殊部隊の家族が
 収容所に入れられていることを知っていました。
 自分の班員の家族を 収容所から出してあげた
 ヘランもまた 情の深い 純粋な好青年でした。
 そのヘランは命を捨てて
 教官テウォンからリュファンを守りました。
 妾の子として生きた人生が虚しくて
 幕を閉じても後悔しなかったのでしょうか?
 いえ。私は優しいヘランは
 リュファンの方が生きる価値のある男だ・・・
 そう思って自分を捨てたのだと思います。
 生きたくない人間なんて この世にいるはずがない
   そう私は信じたいからです。
 自分の命を犠牲にしてまで
 ヘランはリュファンをこの世には大切な人間だと
 評価していたのではないでしょうか。

 それはまた ヘジンも同じだったのでしょう。
 心から尊敬し愛するリュファンに
 ヘジンは生き伸びてほしかったはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 そのリュファンが
 自分の命より大事な母が 
 もう生存していないと知った時の悲しみ。

 キム・スヒョンの名演技で
 その悲しみがひしひし伝わってきました。
 しかし、その母を失い壊れそうになった
 リュファンの希望の光になったのが
  ドングとして生きた時間

 

 

 

 

 

 

 

 


 母のように甲斐甲斐しく世話をしてくれた
 下宿先の老婆と兄のような彼女の息子の元へ・・・
 生まれて初めて知った 温かい家族の元へ・・・ 
 リュファンは心から帰りたかったのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 別れの際に老婆から渡された貯金通帳から
 自分が息子のように愛されていたと知った
   リュファンの喜びと悲しみ・・・

 なぜ、自分は 北に生まれて来たのか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 そんなリュファンは 弟のようなヘジンを
 優しく守るような形で この世を去りました。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 壁に残されたリュファンの言葉
 可愛いドングを息子のように愛していた老婆に
 まるで 天国から ささやいているような
 キム・スヒョンの温かな声で語られる

  お母さん 元気でいてね

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 その言葉を隠すように 再びかけられたのは
 馬鹿なドングを愛してくれた
  優しい人々に囲まれている 
            元気な笑顔のドングの写真。

  お母さん 元気でいてね

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 この言葉が最後に スクリーンに映し出されて終わる
   「シークレット・ミッション」
  もう号泣!!!号泣!!!

 

 

 

 

 

 


 これはスパイのアクション映画では ありません


 人間の情を深く描いた・・・
 日本人の胸をも打つ 
     韓国映画の傑作です!!


どうかご家族みなさまで 映画館でご覧ください!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 あはは・・・
 昨日6回目の映画館での視聴を終えて
 興奮冷めやらないままに 書きなぐった
 私の支離滅裂な散文ですが
 最後まで読んでくださったみなさんへ感謝したします。


 シツコク・・・
追記させてね

 

 

 
 書き忘れたことがありました。
 老婆があれだけケチ臭く 節約していたわけは
 実の長男や次男のように愛するドングのために
 沢山貯金してあげたかったからだったのですよね。
 それがやっと分かったからこその
 リュファンの涙でもあったのだと私は思うのです。
 性悪だと言われていた老婆こそ
 母性の塊のような 優しい女性だったのです。
 


 
  おまけ

 

 

 

 

昨日ゲットしたクリアファイル