2021年にこのブログを最後に書いてから、気づけばずいぶん時間が経ちました。
あの頃の私は、数秘を学び始めて、どこか「ちゃんと形にしなきゃ」みたいな気持ちがあったと思う。
何者かにならないといけない気がして、
そんなことを考えていたらふと書きたくなってた。
肩書きや実績を掴みにいくみたいに、少し空回りしていた気がします。
でもこの数年間で、いろんな扉を開けてきたら、
その感覚が少しずつほどけていきました。
数秘や星占術、香り、キャンドル、心理、インナーチャイルド。
どれもバラバラなようでいて、
全部「自分を活かすため」に必要だったもの。
誰かのためじゃなく、仕事のためとも言い切れなくて、
ただ、自分が自分のままで生きるために拾ってきた道具たち。
気づけばその道具が、
私の元に来てくれた人と一緒にいる場面で、そっと役目を果たしていました。
「助けたい」じゃなくて、
「結果として灯りになっていた」みたいな形で。
私は前に出て輝くタイプではないのかもしれない。
だけど、だからこそ見える景色がある。
内側から世界に滲んでいく生き方のほうが、今の私にはしっくりきています。
そしてはっきりわかったことがある。
私の元に来てくれたあなたと、友達みたいに
怒ったり、泣いたり、笑ったり、喜んだりしている瞬間に、魂が震える。
私と出会ってくれたあなたが、
魂のステージをそっと上げていく瞬間に立ち会わせてもらえたとき、
その振動が私の魂にも伝わって、
ありがとうが溢れて、涙になる。
使命とか役割とか、そういう言葉じゃ追いつかない。
ただ、そういう瞬間にここにいられることが、
生きていてよかったと思える理由になる。
何者かにならなくてはいけないと思って迷走していたのは、
たぶん、自分を信じきれていなかっただけなんだと思う。
何者にもならなくていい。
肩書きも、目的も、立派な宣言もいらない。
ただ、ありのままの自分でいていい。
それで息がしやすくなる日が来る。
そのままで、ちゃんと繋がれる世界がある。
もし今、
「何かにならなきゃ」と苦しくなっている人がいたら、そっと伝えたい。
何者にもならなくていい。
あなたがあなたでいることが、もうすでに光だから。
あなたをそっと灯す光でありたい。
それが今の、わたしの等身大の気持ち。
