6/30弥山遭難の捜索手伝い7/4-2024 | べろのクモヤ号!〜俺に点検させてみろ〜

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登山や鉄道などの趣味や舞台などの現場仕事や鉄道カフェのべろの日常です。

6月30日に6名の女性同士のパーティーが弥山、八経ヶ岳登山で八経手前にてひとりの女性が体調不良にてひとり折り返し下山
その下山途中で遭難する事件があり同じ場所に居合わせたかがり火山岳会のメンバーがご縁があり捜索のお手伝いをする事になりました


3日目の捜索活動にかがり火が合流し捜索 

私は依頼がありましたが合流出来ず静観

2日目の日にhy氏が奈良吉野警察署に出向き捜索の打ち合わせ

3日目は消防署、官庁ヘリ、民間ドローン捜索会社と連携して捜索開始

打ち合わせでは警察が遭難者の携帯履歴から標高1700m付近までは基地局からの履歴で確認済み

と言うことは下山中にその標高以下の地点で遭難とみて捜索開始

西口から弥山小屋の間、標高1700m以下だと弥山小屋と聖宝の宿の中間地点である

樹林帯は人海戦術によりの捜索

沢やガレの崩落地などはヘリとドローンで

道迷いやその後の滑落などを想定し捜索

消防士さん等は確保類じゃらじゃらで捜索

相当の範囲を捜索したが見つからず

3日というと72時間

飲まず食わずの生存限界

しかし3日目の捜索は見つからずに終了


そして4日目

わたしもお手伝いに






この紫の方なのですよ

丁度遭難直前のお姿





9時頃から上り取り敢えず弥山小屋へ

お昼、昼食を取り捜索開始


先ずは聖宝の宿付近まで降り南側斜面を捜索

少しなだらかになっている間違い安そうな場所を探す

hy氏と並行し進む

そこからまた上がり聖宝の宿に出る


ガスって視界が効かない!


今度は水晶谷の方に降りて行く

またhy氏と並行してローラー作戦にて斜面をトラバースして行く





一度稜線に出てhis氏と合流しまたドラゴンの爪痕の斜面にhy氏と下る

そこからまた並行してローラー作戦、トラバースして行く

遭難心理を考え見れる所は見るが見つからない!


やれるだけやったが夕暮れが近づく


そろそろ終了か…


何とも言えない悲壮感が漂う


これで96時間!

登山者だから水分食料は持っているだろう!

と思い泣く泣く下山へ


稜線にいる筈のhis氏が居ない!

無線を鳴らしても応答無し

聖宝の宿まで走って探す

またターンし西口出合まて

ここにも居ない!


二次遭難は勘弁…


捜索の難しさを痛感する!

最初の打ち合わせは大事


hy氏に取り敢えず走って下山して探して

言われ走って下山する


西口まで降りるとhis氏が居た!

良かった!


ほっとした


しかしトレランのトレーニングの様に斜面を良く走った


3人合流し黒滝の道の駅でお茶をし黒滝温泉で汗を流して帰った!


しかし今日で4日目

昨日の3日目で公共の捜索が打ち切られた

そうなんだよな!ひとつの案件ではこんなものかと

アッサリしたものだと!


大峰では年間20件ほどの遭難出動があるそうだ

やはり限り無く捜索するのは無いし何処かで区切りがあるのだと思い知らされた


昨日は遭難者家族が登山口に来て朝から夕方まで登山口にずっと立って捜索協力者に深々とお辞儀をしていたそうだ

今日探せなかったのでそれを考えると心が痛い


本人や家族

今、どんな思いなのか?

心中察するに大変辛い思い

早く無事に見つかって欲しい

本当そう思う


明日はまた違うボランティアが捜索するそうだ!

無事見つかると良い

願ってます。



おわり