脂漏性皮膚炎の症状とがつむじはげの関係
脂漏性皮膚炎は一度発症してしまうと治りにくい皮膚炎です。症状の強い人は体の至るところでも発症することがある皮膚病です。 主な症状は、頭皮のかゆみや、多量のフケの発生ですが、この症状を放置してしまうと、脱毛につながることがあります。 つむじはげの進行を助長してしまう厄介な皮膚病です。
脂漏性皮膚炎が脱毛を助長する
脂漏性皮膚炎は、皮脂の過剰分泌などにより、変性した表皮膜や腐敗産物などが毛包に作用することで毛母細胞に障害を及ぼし、毛周期が短縮されることで、脱毛を助長してしまいます。
毛周期とは・・
髪の毛は、成長期⇒退行期⇒休止期の周期を、2年~6年の間で繰り返します。約2年~5年の間、成長し続けた髪の毛は退行期に入ると、脱毛を準備をはじめます。そして、休止期では、完全に髪の毛の成長を止め、脱毛していきます。髪の毛は一生の内に15回程度この周期を繰り返すと言われています。
頭皮の炎症から脂漏性皮膚炎へ
脂漏性皮膚炎は、いきなり始まる病気ではなく、必ず一定の期間、頭皮の炎症を起こします。男性ホルモンの影響で過剰になった皮脂の分泌は、頭皮の炎症を誘発させてしまいます。 頭皮を炎症させたまま、放っておくと症状はどんどん悪化していき、気づいたころには、胸やわきの下など、毛が生えるあらゆる部位に脂漏性皮膚炎や湿疹が発症していまいます。
脂漏性皮膚炎の主な症状と治療法
脂漏性皮膚炎の主な症状
脂漏性皮膚炎の主な症状は、頭皮の炎症です。フケが多量発生したり、地肌が赤くなります。フケの多量発生の仕組みは、表皮のターンオーバーの期間(約45日間)が早まってしまい、角化細胞が完全に角化しないまま塊りになってしまい、剥がれ落ちてしまうことで起こる現象です。
脂漏性皮膚炎の治療法と洗髪法
脂漏性皮膚炎の治療は、主に外用薬がメインとなります。ステロイド剤(副腎皮質ホルモン)や抗ヒスタミン剤、抗真菌剤、抗生物質などが処方されますが、症状によっては内服薬を処方される場合もあるようです。 治療中は、フケの種類に気を配り、洗髪方法にも注意を払うことで、早期改善が期待できます。
脂漏性皮膚炎の洗髪法
脂漏性皮膚炎の治療は、症状に合わせて使用する治療薬を変えていきますが、自己管理で最も重要なのが洗髪です。
湿ったフケの多い人(ほとんどの人はこちらの症状)
大抵の人の症状には、頭皮が脂っぽく、湿ったフケが多くなり、脱毛や炎症が伴います。このような場合にはフケとりシャンプーが有効です。さらに症状がひどい人は、ビタミンB2、B6などの内服、ステロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)、脱毛がひどい場合は、カルプロニウム塩化物水和物などを使用します。
乾いたフケの多い人
乾燥肌の人に多い、乾燥したパサパサしたフケの人は、洗いすぎによりフケや炎症が発生している可能性があります。このような人は洗えば洗うほどフケが発生してしまうので、洗髪前に頭皮にツバキ油やホホバオイルなどを塗り、その油を洗い流す程度に軽く洗います。洗髪後の頭皮に保湿剤を塗るのも効果的です。
脱毛が伴っている場合
脂漏性皮膚炎は、進行してしまうと脂漏性脱毛症になり、脱毛が起こってしまうことがあります。このような場合には、早急に外用のステロイド軟膏を使うか、ステロイドのパルス治療などをする必要があるため、気になる症状がある場合には、皮膚科への受診をおすすめします。