特定のオシもなく、嵐のグループとしての雰囲気が好きで、コンサートには行かないけど好きだなってくらいだったかつての私。松潤と翔くんはルックスがストライクだから、オシ気味だったとは思うけど、正直ニノのことは、フザけたことを言ったり仕掛けたりしてる、何を考えてるよくわからない、得体の知れない人ってかんじで、謎な印象しかなかったんです。
そんなニノのことを、今では一番好きなメンバーとはっきり言えるようになってしまうなんて、昔の自分に言っても絶対に信じなかっただろうなぁ♪
なんだろうな、ニノってメンバーの中でも、いつも嵐を俯瞰で見てるっていうか、自分もメンバーなんだけど、演出家っぽいかんじでも見てる印象がその立ち振る舞いにあるなって思う部分があって。最初はそれが、他のメンバーと比べると人として熱を感じないというか、距離を感じるって印象になってたんだと思います。
だけど、友人に誘ってもらって、彼らのコンサートを見てからは目から鱗のように、その印象は良いイメージに変わっていきました。彼らをずっと見ていく中で、その視点っていうのは、けっして冷めてるわけじゃなくて、お客さんがきちんと楽しんでるか、他のメンバーが活き活きとやれてるか、自分のことよりもそういうことを上に掲げた視点で、みんなを見ているからなんだなっていう瞬間に気づけるようになって、むしろその部分がかっこよく見えてきて、今に至ってます。
シャイで恥ずかしがり屋で、自分を出すのがほんとに苦手で、そんなふうに不器用な自分だからこそ、誰よりも勢いをつけてピエロを演じてみたり、みんなの役に立とうとする。
カメラが回ってないところでもそれは同じで、率先してメンバーを笑わせたり、疲れが出てくる時間や、話し合いが行き詰ったときは、あの独特の存在感で場を明るい空気に変えてしまう、本当に特別な人。
人の印象って、ほんの些細な瞬間がいつもとは違ったふうに見えるだけで、ガラっと変わってしまうんだなって、今振り返ると本当に思います。一度そういう視点になってしまうと、おそらく彼自身は何も変わってないはずなのに、バラエティでガンガンつっこんでいく彼も愛しく思えるし、かと思えば投げやりなかんじに甘えだしたりもするし、コンサートでのアイドルチックな表情にはきゅんきゅんさせられるし、映画やドラマでのシリアスな演技には尊敬の念しかないし、どんな一面も全てがキラキラ輝いて見えてくるんだから、不思議なものですね。
いつ何をしてくるかわからない、ってことは変わらないのに、今となってはすっかり魅力となっていて、目が離せないというか、ようするにニノにハマってしまったわけです(笑)その他にも、センスの良さと温かさが伝わってくる言葉がいっぱい詰め込まれてる、自作の歌にも良い曲がいっぱいあって、ほんとに多才だなって思います。
女子ならみんな「楽園」のように好きな人に誘い出されたい!って思い、「虹」のような甘酸っぱい恋したい!って思うし、「20825日目の曲」や「1992*4##111」(曲名です)には彼の優しさとそれを照れ隠す人柄がダイレクトに出ていて、これを聴いても嫌いって人がいるなら何も話すことはないってぐらい、神曲だと思います。私もそうだったくせになんですけど、表面上は茶化してしまうから、みんなに誤解されやすいんだよね、ニノは。お節介かもしれないけど、そんな彼だからこそ、ファンの私たちが、彼の本当の魅力を少しでもみんなにわかってほしいって、こうして乱れた文を絞り出しているわけです。
逆効果だったらごめんね。これからもニノに振り回されっぱなしの人生を突き進みます。ニノ、ほんとにいつも、1992*4##111。