前回のお話のつづき・・・ | 大工のブログ

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埼玉川越 木の家 (外断熱のスケルトン木造住宅)
     杉本工務店のブログ


大工として 家への考え方のブログ

埼玉川越 木の家杉本工務店です。


今日は、前回のつづきです。




なぜ 私が感動したかをお話したいと思います。




私は、職人さんとお話する時、「このような時は、どうしたらいいですか?(職種の関連する質問)」と よく聞きます。  私は、大工なので大工仕事のあとに工事する職人さんが苦労しないような工事をするために勉強もかねて このような質問をします。




最近のよくある返事が 「なんでもいいですよ・どうでもいいですよ・大丈夫ですよ・そこまでやらなくても・などets・・・・」です。




職人にかぎらず 現場監督も同じです。(誤解がないよう しっかりした人もいます)





  今回会った職人さんは、私の好きな返事が返ってきました。会話の一部です。





私       「最近の家は、仕上がればどれも同じになりますよねぇ」



職人さん   「最初は、同じだけど何十年後かに差がつくよね」



私       「会社は、そこまで求めてませんよ」



職人さん   「それでもやったほうがいいよね」




このような答えを返してくれる 職人さんがもっと増えればいい家が建つと思います。



しかし 最近の建設業界は、工期が一番 職人の扱いは、下のほう。  今後、いい家を建ててくれる職人も育たず プレハブの家が支流になっていくのかと思います。



仕事に誇りをもてる職場になっていかないと 職人がいなくなる時代がくると思います。