無垢材のダメなところ・・・ | 大工のブログ

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埼玉川越 木の家 (外断熱のスケルトン木造住宅)
     杉本工務店のブログ


大工として 家への考え方のブログ

埼玉川越 木の家 杉本工務店です。





今回は、無垢材(自然乾燥)のダメな所です。





弊社の材料(無垢材)は、強制乾燥していないので 時間をかけて乾燥していきます。(昔なら1~2年かけてやりました) 現代は、時間がないので 強制的に乾燥して 家作りをしています。







しかし 弊社も時間がないので 住み始めてからも木が乾燥しつづけています。(完全に乾燥する前に 家を作り始めます)






本物の木の家を作り 他社様の金額に合わせるには これしかありません。





なので 弊害もでてきます。





皆さんの家でもよく 使われてる集成材などは、乾燥がしっかりしており 割れ・伸縮がないと思います。



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上の写真のように梁に隙間がありません。





しかし、弊社の場合、 乾燥・伸縮があるため
大工のブログ-__.JPG
梁に 隙間ができて しまいます。





これが 気に入らない人は、弊社の家は、ダメな家です。






 集成材は、建てた時が最高の状態です。





しかし 自然乾燥の材料は、建てた時が始まりで だんだん木が硬くなり 数十年先か もっと先に最高の状態になります。






数十年先に 思い出があるので 壊さずリフォームしたくても 躯体がしっかりしていないと 壊さなくては、いけなくなるかも しれません。





そのためには、設備ではなく 躯体にも目を向けてください。