埼玉川越 木の家 杉本工務店 です。
今回は、ボードのビスの間隔について・・・ です。
2X4工法などでは ボードのビスの間隔が基準どうりの間隔で留めなければ いけません。
そのために ビスの間隔のシルシができる 道具も販売されて います。(最初からボードにシルシされてるのもあります)
自分が大工の見習いをしてる頃は、ボードのビスの間隔は、今ほどうるさくなかった気がします。
しかし 阪神大震災後、木造住宅は、劇的に変わりました。
見習いの頃、ボードを綺麗に施工する大工さんがいました。
何が綺麗かというと ボードに汚れがないのは、当たり前なのですが ビスが綺麗な間隔で留めてあったのです。
最初は、ビスのシルシを一本・一本してるのかと思ったのですが なんと シルシができる道具を自分で作っていました。
それが 『ピッチ君です』 (下写真)
(名前は、自分の大工の友達が初めて 見たときに 「命名」 しました。)
タル木に必要な間隔でビスを打ち込みます。
ビスをタル木から 貫通させます。
そして 「ピッチ君」をビスの留める所に 押し当てると シルシが付きます。 そこにビスを留めるだけです。
ボードの継ぎ目は、いいのですが真ん中を留め付ける時どうしても
墨で線を付けたり 鉛筆で書いたりします。 しかし「ピッチ君」を使うと
シルシも線もなく綺麗にビスをとめることができます。
使ったことがない建築関係の方・ビスの間隔が気になる 施主の方は、大工さんに薦めてみては、いかがでしょうか?(ちなみに 特許・商標登録は、していません。 誰かしてるかなぁ~?)