障がい児育児で感じた想いを綴った

発達ゆっくりさんの詩(うた)

 

ゆっくり先生(自閉症6歳次男)が

卒園するまでに完成させることを目標に

50音順にチャレンジ中飛び出すハート

        



********

 

 

【発達ゆっくりさんの詩『か』】

 

〜カンペキな 人などいない 大丈夫。〜

 

 



 

 

こんな母親になりたかったわけじゃない

こんな妻になりたかったわけじゃない

こんな私になりたかったわけじゃない…

 

 

そんな風に、私は仕事と育児と家事のバランスが

うまく取れず、嘆いていた時期がありました。

 

 

でも、今思えば、

それは誰に頼まれたわけでもなく、

私の中の【理想のカンペキなお母さん像】に

勝手に苦しめられていたんです。

 

 

そのことに自分で腹の底から気付くまでは、

なーんか何やっても上手くいかないもんで、

対処療法みたいなことを

色々試してもしっくりこないー!!

ということを散々やらかしましたw

(そりゃそーだ)

 

 

ゆっくり先生(自閉症6歳次男)は、

他の6歳児の子たちと比べると、

できないことがいーっぱいあります。

 

 

でも、

「だから、どうした!」って顔をして、

好きなことをたくさんしています爆笑

 

 

 

【出来ない=悪いこと】

 

 

 

私の中のこの根拠のない方程式を

ゆっくり先生がぶち壊してくれました。

 

 

いや、ほんっとに!

だから、どうした!って感じなんですもん爆笑

別に何も悪くないな〜って思っちゃったんです笑。

 

 

もちろん出来た方が便利なことはいっぱいある。

だけど、成長がゆっくりだからこそ、

一つ一つの成長に気付いて喜ぶことができる。

 

 

このことは、私の人生をとても豊かにしてくれました。

 

 

手をつないで歩けるようになった。

 

手遊び歌ができるようになった。

 

目を合わせて笑うことができた。

 

 

長男しかいなかった頃も、

↑こういうできるようになったことを

「成長したね〜♡」とは思っていました。

 

 

でも、ゆっくり先生が来てからは、

 

丸一年、雨が降らなかった村に雨が降ったような、

 

雨を全身に浴びて、両手広げて、

くるくる回っちゃうような笑、

 

「神様、ありがとうーーーーー!!!」

って言いたくなるような、

 

いちいち涙の出る奇跡のような出来事に

変化してしまいました。

 

 

ゆっくり先生のおかげで、

しあわせを見つけるための

動体視力がアップしたのです!!!

 

 

長男のときから、こんな風に

喜べたらよかったのに…

という気持ちもありますけどね。

 

 

それでも、子どもたちはいつだって、

こんな私いやだ!と思っていたときの私だって、

無条件で好きでいてくれたんですよね。

 

 

カンペキじゃない私のままで愛されている。

 

 

そう気付かせてくれた私の宝物たち。

子どもからの愛は本当に偉大だなと

つくづく感じます。

 

 

 

【カンペキ=しあわせ】

 

 

 

この方程式は、本当に合ってるのかな?

 

 

カンペキな人などいないし、

何をもってカンペキなのかは結構あやふやだし、

カンペキな状態の向こうに求めているものは、

 

 

もうすでに手の中にあるのかもしれませんにっこり

 

 

 

 

#発達ゆっくりさんの詩