面白い、簡単には読めない地名や
伝説があります。
すでにご存知の方も多いと思いますが、
先日の舞子島の写真を撮影された
阿波古事記研究会のTさんのブログより
引用紹介させていただきます。
⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇
黄泉の国【2】カズラとヤマブドウ
「『見てはいけない』と云われた妻のイザナミの死体を見た
夫のイザナギは,黄泉の軍団に追われ,逃げる途中,
頭の髪を束ねていたカズラをほどいて投げた。
するとそのカズラに山葡萄の実が生り,
追っ手がそれを食べている間に,イザナギは逃げた。」
と古事記に書かれている。
徳島県勝浦郡上勝町には
雄中面(おなかづら)・生実(いくみ)・喰田(しょくた)
という地名がある。
イザナギが「頭の髪を束ねていたカズラをほどいて投げる」
に該当する,雄中面(おなかづら)。
「そのカズラに山葡萄の実が生り」に該当する,生実(いくみ)。
「追っ手がそれを食べている」に該当する,喰田(しょくた)。
喰田は,「くった」と読める。
⬆⬆⬆⬆⬆⬆⬆
だそうです。
いかがでしょうか?
さて、お話の続き、
黄泉の軍団に追われた
イザナギは上勝の喰田から次は
どちらに
逃げたのでしょうか?
ちなみに、阿波古事記研究会のお話では
イザナギは高越山の方から
上勝に逃げてきたようです。
逃げる途中だったのですね、上勝。
では次回に。