【前書き】
私は1歳になる前から小学5年までの約10年間を、かつて北九州市八幡西区鉄竜にあった新日鉄社宅群の中で暮らしてました。今から四、五十年前のお話しです。
三ヶ森から鉄竜までは4キロくらい?
友だちと出掛けるには遠く、遠足とかの目的地にもならず(永犬丸は遠足地)、家族で行くこともなく、ごくたまに車乗せられて通りかかるくらい。
そんなんだから、長いことぼんやりとしたイメージしかありませんでした、
→ 電停の近くがごちゃごちゃしてる。そう、忘れかけてるけど、多分そんな感じ。
免許取ってから頻度はあがったけど細かい景色は覚えてない。。穴生側から電停越えると左手に郵便局?それから銀行?あと商店群??
サンリブとか、西鉄ストアとか、みつわショッピングセンターとか、聞いたことあるし、行ったこともあるかもだけど、記憶にない。。
調べてみると、カジヤも三ヶ森にオープン。続いて中間と木屋瀬に出店↓
↓今も続く老舗畳店『お客様に支えられ64年!』
少し遡って、三ヶ森の区画整理がどんな感じだったのか?興味が湧いたので調べてみると、街づくり区画整理協会が1992年に出版した書物にまとまった記述がありました。北九州市都市計画局開発部区画整理課により書かれたものです↓

→ 続きは上記リンクからどうぞ(アカウント作成してログインが必要)
テキトーに要約すると、、
・ いろいろ反対運動あったけど、1973年の計画決定から6年を経てようやく事業着手。
・ 黒崎周辺区域人口増加は三ヶ森・永犬丸も例外ではなく、また中間や折尾へ続く道路の渋滞などが喫緊の課題に。(中間の昭和レトロ記事)
・ 計画の目的は、それらの解消と、既に三ヶ森駅周辺に発展していた商業区域を生かして、黒崎南西部の中核都市として整備・発展を図るもの。
・ 総額100億超えの大事業は、計画策定から19年後の1992年に終了。
との事。
ここから更に遡って、三ヶ森・永犬丸の区画整理前、穴生社宅建設が始まろうとしている1960年初頭のお話。
当時東京住みだった祖父母たちがその頃に折尾へ移り住んだのですが、その際三ヶ森も候補に。
1956年/昭和31年に筑豊電鉄が開業し、翌年には三ヶ森駅が開業。駅周辺が商業区域としてどんどん発展していた頃だと思います。
が、東京に出る以前住んでいたのが折尾だったことや、近くに親戚がいたこと、他にも色々あって、最終的に折尾を選択。その後生まれた私は、頻繁に折尾を行き来することになります。
そんなこんなで、私にとっては近くて遠い三ヶ森でした。
昭和30年代以降、急激な人口増加に伴う住宅ニーズに応えるため、穴生社宅のように、この地区にも社宅など集合住宅が建設されたそうです。
↓当時の写真はなかなか見つからないけど、三ヶ森駅あたりから撮影された写真に、集合住宅らしきものが写り込んでます(昭和49年。写真右上)
↓拡大。近くに病院もあったようですが、四・五階建ての集合住宅のように見えます。
↓当時の航空写真を見ますと、北東寄り(写真右奥寄り)に集合住宅らしき建屋が見えます。

↓拡大。立派な建屋が3棟。南側には集会所のような?三角屋根も見えます。

→ が、現在は更地に。
北九州市政だより(昭和53年10月号)では、自動車文庫の巡回先として、10/5に永犬丸西町(西側の隣町)の山九APが、10/3に上記建屋近くの永犬丸小がエントリーしています。近くにも山九敷地があったんですね↓
【訂正/追記】
上記敷地に建っていたのは山九社宅のようだけど、写り込んでいたのはどうも違う建屋だったようです。失礼しました。
その建屋は同じく三ヶ森電停からは北向きですが、山九社宅よりも電停寄り。形状のよく似た建屋があったようです。

↓よく見るとこちらの航空写真(今昔マップ)にも写ってます。
↓建屋付近を拡大。階段部分が3カ所、上に突き出ている感じが写真と酷似。

この建屋の裏手は閉鎖区画になってて、赤い屋根がたくさん。建て売り住宅地としてデザインされたものでしょうか。
↓ついでに山九社宅も拡大。こちらは階段部分は突き出ていなさそう。線路挟んで向こう側は棟が横に段違いで接続されてるタイプのようです。


電停の南側にはアンダーパスがあったんですね。いつも電停を通り抜けるだけだったので知りませんでした。
↓三ヶ森電停西側。スーパー大栄、丸和はこちら側だったんですね。イマイチ場所がよく分からない。。。
↓ちなみに筑豊電鉄開通当時はこんなだったんだそうです。
最後に三ヶ森から少し離れますが、懐かしい一コマを。
↓撮影地点は三ヶ森を穴生方面へ進んだ先。今池の手前あたり。
↓線路沿いの道(踏切手前は車道未完成)を、若かりし日のオジサマ2名が、今池方面へ逃走中。

追伸
以下、頂いたコメントを受けた追加画像です。
▽永犬丸電停西側。こんな感じだったようです。1983.10発行なので、前年〜同年あたりに撮影されたものかと。


















