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★きっこ様 活断層の上の鳩山政権

名文です!ありがとう!

http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2010/02/post-55e8.html

本当に素晴らしい文章。

長生きしたい日本人なら、全員、読むべき。

鳩山さんがヤマトでイスカンダル、、は、笑っちゃいました。


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2010.02.28

活断層の上の鳩山政権

日本時間の27日午後3時すぎ、南米チリで、マグニチュード8.8の大地震が起こり、震源地から300キロ以上も離れてる首都サンティアゴでも、たくさんの被害が出てる。震源地から約100キロの都市コンセプシオンでは、たくさんの建物が倒壊したんだけど、現地時間が深夜だったこともあって、ほとんどの人は室内で寝てたから、どれほどの被災者が出てるのか分からないほどだ。

あたしは、南米のテレビニュースを何本か確認したんだけど、暗闇の中、ライトに照らし出されたのは、ガレキの山の中をパジャマや半裸でさまよう人たちの姿だった。つい1ヶ月ほど前の1月12日に、ハイチ共和国でマグニチュード7.0の大地震が起こり、20万人を超える人たちが亡くなり、未だ遺体すら回収されてない状況だっていうのに、あまりにも悲惨な天災が連続してる。だけど、こんなこと言うのはしのびないんだけど、今、あたしたちがすべきことは、チリの人たちの心配をすることよりも、自分たちの心配をするってことだ。

1960年5月22日に起こった「チリ地震」は、観測史上最大のマグニチュード9.5という大地震で、首都サンティアゴを始めとしたチリ全土が壊滅状態になった。当時の人口の状況などから、チリ国内の死者こそ1743人だったけど、この地震による津波が環太平洋全域を襲い、ニポンでも142人の人たちが亡くなった。地球の反対側の国で起こった地震の津波が、地震発生から22時間後に、17000キロも離れたニポンまでやって来て、岩手県や宮城県を中心に襲い掛かり、約2800戸もの家屋を破壊し、142人もの人たちの命を奪ったのだ。そして、他の国の津波の犠牲者の数も入れると、ぜんぶで5700人もの人たちが亡くなった。

だから、今回の大地震も、チリの人たちの心配をする前に、まずは自分たちの心配をして欲しい。発生から22時間後、つまり、28日の午後1時から3時の間に、ニポンにも津波がやって来る可能性を考えて、太平洋側の沿岸部に住んでる人たちや、太平洋側の離島に住んでる人たち、太平洋側で漁業をしてる人たちは、常に情報収集をして、十分に気をつけて欲しい。そして、チリの人たちのことを心配するのは、津波の到達時間を過ぎてからにして欲しい。


‥‥そんなワケで、今日は「いかがお過ごしですか?」はナシにしてくけど、今はインターネットがあるから、世界中の情報がリアルタイムに入手できる。だけど、それにしたって、電気や電話が使えてこその文明の利器だ。今回、チリの現地情報がなかなか入って来ないのも、現地の電気や電話、道路なんかが分断されてるからで、あたしが映像で確認できたのは、あくまでも、震源地から300キロ以上も離れてる首都サンティアゴの状況だけだった。つまり、もっと震源地に近い町や村では、遥かに酷い被害が起こってるのに、それを知るすべがないってことだ。チリ全土で、いったいどれほどの被害が出てるのかは、ニポンどころか、おんなじ南米のブラジルの人たちでさえも分からない状況なのだ。

で、これまた、こんなこと言うのもしのびないんだけど、専門家によると、今回の大地震は、十分に予測できたものだそうだ。ここ200年だけを見ても、チリでは、定期的に大地震が起こってる。1819年4月11日のマグニチュード8.3、1868年8月13日のマグニチュード9.1、1877年5月10日のマグニチュード9.0、1939年1月25日のマグニチュード8.3、そして、1960年5月22日のマグニチュード9.5の「チリ地震」だ。ちなみに、1939年の地震では、震度こそ「チリ地震」よりも低いけど、28000人もの人たちが亡くなってるし、それ以前の地震でも、数万人単位の人たちが亡くなってるし、ニポンでも津波による死者が出てる。

そして、これまでの大地震を見ると、ほぼ40年から50年の周期で発生してることから、「チリ地震」から、ちょうど50年目にあたる今年は、「危険な年」だって言われてた。だけど、いくら研究者や専門家が力説しても、それを現実的な対策に反映させるための行政が耳を貸さなければ、何の意味もない。ニポンでも、青森県の六ヶ所村の核燃料リサイクル施設の真下に、15キロにも及ぶ巨大な活断層があることが分かり、調査チームの大学教授たちが「数年から数十年のうちに阪神淡路大震災クラスの大地震が起こる可能性が極めて高い」って訴え続けてるのに、この国の政府は、まったく耳を貸さない。それどころか、原発利権で潤いまくってる政治家どもは、さらに原発を増やそうと企んでる。

ハトポッポ内閣の環境大臣、小沢鋭仁は、26日、突然、「地球温暖化対策法案」なんてものを発表したけど、これがまた、「友愛」とも「コンクリートから人へ」とも正反対の内容で、何よりもビックル一気飲みなのが、「CO2の排出削減のために原発を推進する」と来たもんだ。そして、この突然の方針発表の10日前、今月16日には、東京電力が、「福島県と青森県に新たな原発を合計4基建設する」って小声で発表してるのだ。何てワンダホーなチームプレーだろう。サスガ、政治主導じゃなくて官僚主導の国は、ひと味もふた味も違うよね。

‥‥そんなワケで、現在、全世界では、435基の原発が、毎日毎日セッセと放射性物質を大気中や母なる海へと垂れ流し続けてるワケだけど、このうちの13%にもあたる55基は、この狭いニポン列島の中に林立してるワケだ。もちろん、これは、他の国々へ電力を輸出してるワケじゃなくて、すべて、あたしたちニポン人が、ニポンの国内で消費してるものだ。これだけでも、世界の人たちにしてみれば大迷惑なことなのに、中国電力が祝島の人たちの反対を無視して強引に建設してる上関(かみのせき)原発を始め、自公政権の負の遺産は、すべてそのまま新政権にバトンタッチされた。

八ッ場ダムの計画中止を始めとして、ダムや道路の計画は積極的に「見直し」をして、国民にアピールしてるハトポッポ内閣だけど、こと原発の計画に関しては、大きな利権が絡んでる上に、すべてが官僚主導の癒着システムだから、気が弱いハトポッポは、長いものには巻かれろ風味が全開だ。祝島のおじいちゃんやおばあちゃんたちが、大切な海を守るために声を枯らして闘ってるのに、所信表明演説で「地域の人たちのための政治」を謳ったハトポッポは、完全に見て見ぬふりを決め込んでる。あたしが総理大臣だったら、こんな計画は真っ先に凍結するのに、これじゃあ、ハトポッポの十八番の「友愛」も、所詮は口先だけのものだ。

ま、百歩ゆずって、自公政権時代に計画された原発に関しては仕方ないとしても、今回、東京電力が発表した福島県と青森県に新設する4基の原発は、完全に新政権になってからのものだ。そして、この計画の発表から、わずか10日後に、環境大臣が「原発の推進」を盛り込んだ「地球温暖化対策法案」を発表したんだから、あまりにも見え見えだ。現行の計画を含めて、これらの計画がすべて強行されれば、ニポンの原発の数は60基を超えちゃうワケだ。

現時点で、あたしたちは、ぜんぜん電力には困ってない。そして、政府は、あたしたちの血税である国家予算を投じて、太陽熱発電や地熱発電、風力発電や波力発電を推進してる。その上、ニポンの人口はどんどん減少してる。こうした状況を総合的に見れば、現在の原発の数を減らしてくのが当たり前だろう。それなのに、ハトポッポ内閣は、すべて電力会社と癒着してる官僚どもの言いなりになって、新しい原発を次々と造ろうとしてる。そして、さらには、それを正当化するために、原発のことを「クリーンエネルギー」だなんて言い出す始末。

大気中や海に放射性物質を垂れ流すようなものが「クリーンエネルギー」だなんて、お前はクルクルパーか?それとも、ハトポッポは、ママからもらった莫大な子ども手当てで、実は秘密裏に国会議事堂の地下で「宇宙戦艦ヤマト」を造ってて、イザって時には、14万8000光年の彼方のイスカンダル星まで、「放射能除去装置コスモクリーナーD」を取りに行ってくれるとでも言うのか?

‥‥そんなワケで、「反戦な家づくり」の明月さんも、ちょっと前のエントリー、「二酸化炭素より核の方がヤバイ」でツッコミを入れてるけど、二酸化炭素と放射性物質のどっちが危険なのか、どっちが環境のために良くないかなんて、小学生にだって分かることだ。それなのに、国民や環境のことなんてどうでもいいと思ってる自民党が政権与党ならともかくとして、国民のために政権交代したハズの新政権までもが、フタを開けてみたら、やってることは自民党とおんなじだなんて、あまりにもお粗末な茶番劇だ。

12月28日の「世田谷通信」でも伝えたけど、ニポンで作られた濃縮ウランは、コッソリとアメリカへ輸送されて、核兵器の原料に使われてる。これまでにニポンから輸送されたのは、広島型の原爆が20発も造れる量、約580キロだ。だけど、これは、日本原子力研究開発機構や京都大が保有する研究用原子炉で作られたもので、アメリカはもっと大量の濃縮ウランを欲しがってる。そして、そのために計画されたのが、青森県の六ヶ所村の核燃料リサイクル施設だってワケだ。

全国に55基もの原発が林立し、まったく電力には困ってないニポンなのに、何のために核燃料をリサイクルしなくちゃいけないのか。それは、表向きは「ゴミ」として生まれる濃縮ウランこそが、ホントは欲しいからなのだ。アメリカの戦争に協力するために、アメリカに上納するために、濃縮ウランこそが欲しいのだ。だから、あたしは、ずっと前から、「核燃料リサイクル施設」とは言わずに、「濃縮ウラン生産工場」とか「プルトニウム生産工場」とかって呼んで来たワケだ。

そして、その「濃縮ウラン生産工場」の真下には、15キロにも及ぶ巨大な活断層がある。国によっては、「活断層から何十メートル以内には家屋を建ててはいけない」っていう「活断層法」を実施してる国もあるほど危険なのに、そんな活断層の真上に、これまた世界一危険な濃縮ウランの生産工場をおっ建てるなんて、もはや、狂ってるとしか言いようがない。さらには、その施設が、あっちもこっちも耐震偽装のオンパレードと来たもんだ。ちなみに、施設の真下の活断層が目を覚ましたら、阪神淡路大震災とおんなじ「内陸直下型地震」が起こるワケで、その被害は、チェルノブイリの数十倍から数百倍だって言われてる。

1986年4月26日に起こったチェルノブイリの原発事故は、4つあった原子炉のうちのたった1つが事故を起こしただけで、広島型の原爆300発ぶんにあたる放射能がバラ撒かれて、推定700万人もの被害者が出た。そして、その放射能は、近隣の国だけでなく、遥か3000キロ以上も離れたニポンでも測定されたのだ。そして、事故から25年も過ぎた今でも、数多くの被曝者たちが苦しみ続けてるし、お母さんの胎内で被曝した二世たちも苦しみ続けてるのだ。

この事故の数十倍から数百倍の被害が想定されてるんだから、もしも、大地震が起こったら、青森県どころか、ニポンはすべて死滅する。それどころか、天文学的な量の放射性物質が全世界にバラ撒かれることになる。そして、仮に、永久に地震が起こらなかったとしても、施設が本格稼働を始めたら、原発で規制されてる濃度の約2700倍もの放射性物質が大気中と海へ垂れ流され続けることになる。たとえば、40年間稼動したら、チェルノブイリの原発事故の半分もの量のトリチウム、炭素14、クリプトン85、ヨウ素129などが海流に乗って全世界へと拡散して、推定で15000人以上もの人がガンで死ぬことになる。つまり、地震が起こったら終わりだし、地震が起こらなくても似たようなものなのだ。

2004年、2005年、2007年、2009年と、ほぼ2年おきに発生してるスマトラ島沖地震を始め、2008年の四川大地震や、今回のハイチの地震やチリの地震、そして、ニポンの国内でも、1995年の阪神淡路大震災のあとも、2003年の十勝沖地震、2004年の新潟県中越地震、2005年の福岡西方沖地震と、大きな地震はたくさん起こってる。そして、2004年の新潟県中越地震の時には、そこらじゅうが壊れた柏崎刈羽原発から、不気味な黒煙や水蒸気が噴き出してる映像を見た人も多いだろう。あの時、東京電力と政府は情報隠しに必死だったけど、あれとおんなじことが六ヶ所村で起これば、あたしたちは終わりってことだ。

世界唯一の被爆国であるニポンが、今や、この国に原爆を落としたアメリカの手先となって、国民の生命の危険などまったく考えずに、地球の環境のこともまったく考えずに、核兵器の原料を大量生産するための工場を造り、その原料を供給するために、また新たな原発を何基も新設しようとしてる。そして、大学教授たちが、いくら巨大な活断層の危険性、大地震が起こる危険性を訴えても、まったく聞く耳を持たないどころか、環境破壊の元凶である原発なんかを正当化するための詭弁に奔走してる。果たして、これが、ハトポッポの言うところの「友愛」なんだろうか?

‥‥そんなワケで、ハトポッポは、去年の10月26日の所信表明演説で、「政治は弱者のためにある」って言ったのに、山口の祝島のおじいちゃんやおばあちゃんたちのことを見捨てた。沖縄の高江の人たちのことも見捨てたし、辺野古の人たちのことも、今、見捨てようとしてる。そして、ハトポッポは、「地震列島、災害列島といわれる日本列島に私たちは暮らしています。大きな自然災害が日本を見舞うときのために万全の備えをするのが政治の第一の役割であります」って言ったのに、やってることはと言えば、ニポンどころか、この地球そのものを滅ぼすような「巨大活断層の真上の濃縮ウラン生産工場の本格稼働」と「その近隣に新たな原発を林立」っていう真逆の愚行だ。これが「友愛政治」だって言うのなら、あたしは、そんなもんには中指を立ててやる。そして、今度の参院選で、民主党の議席数を過半数割れにしてやろうと思う今日この頃なのだ。