仕事に全力を尽くし、笑顔で笑う

中国で、仕事に笑顔で全力投球する人、Ａさんに出会った。
その翌日、明らかに手を抜いてて、イヤそうに仕事をする人、Ｂさんに出会った。

全力投球してもしなくても給料は同じ。
だからＢさんの行動もよく理解できる。

だけど、圧倒的に違ったのは、
「美しさ」、と
「輝き」
だった。
理屈抜きにして、私は
「自分もＡさんのようになりたい」
と思うと同時に、
「Ｂさんのようにだけはなりたくない。」
と思った。

だけど最近の自分を思い返してみると、明らかにＢさんだった。
心を入れ替えよう。
とりあえず、笑顔は難しいけど、一生懸命全力投球する心意気でいこうと思った。

美しさ以外に、レベルも違った。
Ａさんは何事にも色色な工夫を凝らしているようで速い。
Ｂさんは単調で遅い。

僕の職種は設計で、お客さんに直接喜んで貰えたりするものではないけれど、間接的にはお客さんが存在する。
お客さんを喜ばすことができるか？
それとも落胆させてしまうのか？
毎日の心意気で、少しづつ違いが出てくるはず。

日本は、受験戦争に始まって、競争が多い。
他人を出し抜いて。。なんて醜い心情にもなりがちだ。
他人よりも少しでも上へ、上へ。
自分の才能をもって全力を尽くし人を幸せにすること、
そういうことを学ぶ機会は少ない気がする。

ところで、なんで会社では、Ｂさん的になってしまいがちなのだろうか。
上司が最大の成果を上げようと、無理なスケジュールを立てることで増える残業、休出、
人事が、どんどんリストラすることで増えていく一人当たりての負担、
残業代カット。
これらは全て、会社の利益拡大には有効だ。
だけど、
慢性的疲れ、鬱
気持ちが凹むこと。
等社員の心にはマイナスの効果ばかり。
そんな悪い環境でもＡさんみたいな人もたまにはいるけれど。。自然の流れとしては、Ｂ社員が増え、お客さんの満足度も減少してしまうと思う
その企業がどれだけ、社員の生活と健康を保てているか？
経常利益を上げることばかりではなく。。
社員や社員の家族がどれだけ満足しているか？
そういうことも考えていかないと、会社も暗く荒んで、頑張る社員も生まれにくい。
そんな会社ばかりじゃ、世の中も明るくならない。
会社が良くなればいいけど、まあ性質上すぐにはならないだろう。
会社を出るのも対策の一つ。
ただ、個人に競争力がないと破綻してしまうし、理想のペースで仕事ができるかというと、逆に調整がきかないだろう
良い仕事と人生を実現するのは結構大変なことだな～と思う。
修業と思って、無理のあるスケジュールも業務も、笑顔でこなしていきつつ、
もっといい方法はないか考えていこうと思う。
定年と同時に離婚とか。ヒトゴトとは思っているけれど。仕事ばかりしているようではサムイです。。