建具<組み立て>
<組み立て>
まず、「山」 の形にサンを形成する。
羽目板数枚を、正確なサイズの板状に組み立て後、溝に挿入。
最後にうえから縦サンをつけて、ハガガネで固定。
基本はホゾと木工ボンド。
補強としてコーススレッドを何本か打ち込んだ。
土台としては、ウマ材を3個、その上に縦サンより短いくらいの角材をおいた。
「山」を作るとき、上と中サンは、傾いたりすることが多い。
最初にコーススレッドで一発止めてあげると後が楽。
材が弓なりに反っている場合、短いスコヤで接合部のみ直角に設定していると、
全体的にはヒシガタの建具になってしまうことがある。
対策として、巨大スコヤで50cmなど大きいスパンでの直角度も確認する。
最後の縦サン結合直前が重要。
測定道具は大事だ。
あればすぐに簡単に測定でき、測定回数が増え、精度が狂わない。
<組み立てSpeed UP裏技>
「ホゾの嵌めあいをJust~緩めにしておき、すべてコーススレッドで固定して、ハタガネは使わない。」
中尾さんの御指導。
この方法では、ハタガネ固定がいらないので時間も短縮できるし、
一度に何枚も作ることができる。
私の場合、ホゾの加工がイマイチだったので、コーススレッドで固定しても、
結合部に隙間ができてしまうことが多かった。
隙間は、ハタガネで締めて補正した。