6月下旬のある日。
夜の9時半に父親と私は空港にいました。

何故か…?
ホームステイに来る留学生を迎えるためです。

今回は予定よりも遅れていました。原因は飛行機の機材トラブル。
アメリカでは飛行機の機材トラブルが(ほぼ)日常的に起こっていて、フライトが遅れることになることもあるんだとか。(本当は数日早く着く予定だった。)

待つこと約30分。掲示板を見ると留学生が乗ってきた、と思われる飛行機が着いたという情報が。

うわ…めっちゃドキドキする。
心臓破裂しそう。
突然英語で話しかけられたら正直めちゃくちゃ怖いんだけど…

なんて感情を抱きながらもウェルカムボードを掲げました。

荷物受け取りゲートにはぞろぞろと外国人がいて、肌の色も髪の色も一人一人違いました。
アメリカ人っていってもいろんな人がいるんだな…。アメリカは人種のサラダボウルってよく言われているけど本当なんだな、と実感しました。

確かうちの留学生ちゃんは…この前送られてきた写真だと黒人系(?)だったっけ…
似てると思われる人を必死に探しました。

そして…見つけた。
いかにも『私、アメリカ人なの!』という感じのオーラをまとったカカオ色の肌&ドレッドヘアの女の子。パンパンに膨らんだリュックを背負い、トランクを引きずっている…

資料に書いてあった名前では、彼女はトリー(本ブログでは仮名)。LA出身の一見オシャレな女子高生でした。

ハロー?グッドイブニング?
どんな言葉をかけようか、と少々パニックしていたその時でした…彼女が第一声を発したのです。
「こんばんは!カワハシサンですね?私の名前はトリーです!どうぞよろしく!」

…日本語ペッラペラやん!!!!!
今までの感情がジェンガの如く音を出して崩れていくよ!?

あ…失礼しました。

その後。軽くミーティング(留学生ちゃんの団体の)を済ませて車へ。
この時はこんな至近距離に外国人、しかも同年代だなんて前例がなかったので、とても緊張して話すこともできませんでした。