月虹とコノウタと灰ダイ | ももクロ狂詩曲

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少し時間が開いてしまったが,「月虹」について書きたい.


私が月虹を聴いていると,ももクロのある曲を思い出す.

「コノウタ」と「灰とダイヤモンド」である.

これは初めて「月虹」を聴いたときからである.


この想起は歌詞からくるものだと思っている.


「コノウタ」には次のような一節がある.


コノコエ 届かなくても 何度でも 歌い続けるよ


そして「灰とダイヤモンド」には次のような一節がある.


みんながテーマを持ち寄った世界で もし音が消えても

ここが好きだよと伝えられるはず また まちがっても


さらに「月虹」の一節.


セカイが深い眠りについても

歌い続けてゆく

きっとまた逢えるね


コノウタではストレートに,そして灰ダイでは非常に婉曲的に表現している「歌う」という意志(灰ダイに関しては歌詞にダブルミーニングがありそうであるし受け取り方もさまざまであることは明らかであるが).

それがセーラームーンのエンディングテーマである「月虹」にも垣間見える.


「月虹」の作詞者,白薔薇sumireは原作者である武内直子のペンネームである.

表面上は「セーラームーンのエンディングテーマ」としか受け取られないはずの曲が,どこかももクロちゃんと重なって見えてくる.

「MOON PRIDE」のときもそうであったが,このシングルの2曲は非常にももクロちゃんと重なって見えてくる(そもそもセーラームーンという闘う乙女=Z女像の類似性ゆえかもしれないが,「月虹」に関しては「歌い続ける」と宣言している).


「コノウタ」にしても,「灰とダイヤモンド」にしても,ももクロちゃんが他の曲と一味ちがった特別な気持ちを込めているであろうことは予測される.

「月虹」もそういう特別な意味あいを持ちうると私は思っている.


非常にシンプルで,でも今のももクロじゃないと歌えない「月虹」という曲.

まだ披露される回数も少なく,今後どのくらいの頻度で聴けるかはわからない.


しかし,いつの日か,近頃の「キミノアト」や「灰とダイヤモンド」,七番勝負での「コノウタ」のような...

表現が難しい,「感動」のちょっと先にあるような,「言葉で言い表すことが難しい何とも言えない気持ち」にさせてくれる一曲になるような.

そんな可能性を秘めた,ぬくもりのある曲だと思う.