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ジョンレノンのボーカルにシビれる曲まとめ

言わずと知れた、The Beatlesのメンバー John Lennon 彼は、ボーカルがとにかくカッコいいの知ってますか? 激しくも甘い、大胆で繊細なボーカル。 まとめたので聴いてみてください。

http://zoni.tv/channel/2bnek


まずはLinuxを触ってみようということで、ノートPCを1台手渡された。与えられたデスクに向かうと、そこには電源とLANケーブルの口が用意されており、PCを立ち上げてネットワークにつながることを確認した。(あっさり設定したように書いているけど、何が何だかわからなくて、PCを自分で準備した認識はなかった)そして、PCのデスクトップ上にあるアイコンをクリックすると、変な画面が立ち上がった。何やら、ホスト名やらログインIDやパスワードを入力するように言われている。

何だこれは?

このツールはPuttyで、サーバにSSHで接続し、リモートでサーバを操作するためのものだった。そんなこととはわからず、とりあえず言われたままにホスト名やID、パスワードを入力してみる。すると、真っ暗な画面に1行だけ文字が表示されている。

はて?それで??

聞くと、これがLinuxサーバにログインした状態だという。自分が知っているPCは、ログインするとデスクトップに色々なアイコンがあって、マウスでダブルクリックしたり、インターネットを見たり、音楽を再生したり、とにかくグラフィカルなものという概念だったので理解ができなかった。

MS-DOSとかを使っている世代の人だったらわかったと思うけど、自分は初めて見たものがWindows 98だったから、なんでもマウスで操作ができるものだと思い込んでいた、しかし、そういったグラフィカルなGUIだけでなく、コマンドベースのCUIのPCもあるということがわかった。

しかし、GUIの方がわかりやすいし、なぜわざわざコマンドベースのOSを使うんだろう?
それには、当然理由があるらしい。

知識が全くないことに月野さんは多少がっかりしたようだったけど、彼は優しく説明してくれた。OSとはオペレーティングシステムの略で、機械を動かすための基本ソフトということらしい。と聞いても、そもそもソフトって何?機械が動くってどういう原理なのだろう。続いて、Windowsについて知ってるかと聞かれた。Windowsはよく聞く言葉だった。大学の自習室にあるPCや、親に買ってもらった富士通のノートPCにもWindowsという文字を見たことがあったから。小学生くらいの頃、電器屋にWindows 95が店頭に並び、大々的に宣伝されていたのもうっすらだが記憶にある。

とにかく、OSは、パソコンに限らず機械を動かすためには必須のもので、種類としてWindowsやLinuxその他様々なものがあるということはわかった。そして、今回扱うことになるのは、LinuxというOSらしい。Linuxとは、オープンソースのOSであるという。今度は、オープンソースとは何だろうという疑問が生じる。オープンソースとは、その名の通りオープンされている、すなわち誰でも自由に使うことができるという意味らしい。対して、Windowsはマイクロソフトが開発・販売しており、利用するにはお金を払う必要がある。なるほど、タダで使えるということか。しかし、それだけではないという。オープンソースは、無償で使ってよいだけでなく、自由にカスタマイズ・改良もできるという点でも、非オープンソースと違いがある。Windowsは、それなりに設定変更やチューニングは出来ても、根本の部分は絶対に触ることができないらしい。つまり、自分たちが本当にやりたいことを細部にわたって実現するためには、オープンソースを活用することで道が開けるらしい。

その話を聞いただけで、何やら面白いことをやっているんだなと感じた。Linuxを触ってみたいと思った。今振り返ると、ろくにWindowsも知らず、初めからLinuxに触れていたことで、コマンドラインベースでの操作や、コミュニティの活用にアレルギーがなくなったと思う。初めて触ったOSがLinuxなんて、素敵じゃないか!
次の土曜日、平日でもないのに混雑している京急線に乗って新橋に向かった。当時僕は横浜市の金沢区に住んでいた。大学のすぐ近くにアパートを借りて暮らしていた。新橋までは、都営浅草線直通の特急電車で40分。オフィスは汐留方面に歩き、浜離宮を越えたあたりにあるビルだった。休日だったため、社員通用口から入り、14Fまでエレベーターで上がると、オフィスに到着した。

オフィスには伊東さん、社員2名、アルバイト学生1名がいた。伊東さんに改めて挨拶し、アルバイトの内容を社員の方に聞くことになった。説明をしてくれたのは、社会人1年目の月野さんという人だった。彼は学生時代からずっとこの会社でアルバイトをしていて、そのまま社員登用となったらしい。地味な人だが、話す声のトーンやスピードが心地よく、良い印象を受けた。

説明された内容は、後から理解することになるんだけど、オープンソースDBのMySQL及びPostgreSQLの運用監視ツールを開発・販売していること。その他、某広告代理店から仕事をもらって、Webキャンペーンサイトの運用保守を行っていること、ざっくりその2つが会社の屋台骨となっている事業らしい。どちらも環境はWindowsではなくLinuxベースだった。僕は文字通り、コンピュータ関係はど素人で何も知識がなかったため、そもそもOSって何?というレベルだった。あー、情けない。
その時、最初に湧いてきた疑問は、システムエンジニアとは何だ?ということだった。パソコンを使って何かをするということはうっすら把握していたが、大学で情報処理系の講義すら受けたことのない僕にとっては、とても今までの自分に関連がある仕事とは思えなかった。また、それまで社長とは大学での専攻分野などについては聞かれたが、パソコン、コンピュータに関する知識や経験は全く尋ねられていなかった。経験や適正も確認せずにそのような道を勧めるなんて、一体どのような魂胆なのだろうか。

伊東さんの考えは、おそらくは学生なのだし新しいことやってみたら良い、という単純な発想だったと思う。そして、社長以上に単純で深慮のない僕は、よく考えずに「やります」と答えてしまい、面接が終了して翌週から勤務することになった。勤務初日まで、具体的にどのようなことをやるのかはわからなかったし、恐ろしくて聞きたくもなかった。
大学3年生の夏も終わるころ、僕はアルバイトを探していた。前のアルバイトは夏前に辞めてしまっていた。大学の長い夏休みには、故郷の札幌に帰ったり、自動車免許合宿に参加して約2週間山形県の合宿所にカンヅメになっていたりした。

働きもせず適当に過ごしていた夏休みが終わり、そろそろ次のアルバイトを探そうと考えていた折、高校時代の友人に仕事を紹介された。内容は会社の一般事務だ。事務はどのような業務であるのか、分かっているようで分かっていなかったが、とにかく楽そうだというイメージから面接を希望した。それまでは居酒屋やお好み焼き屋のホール、キッチンやコンビニエンスストアの店員など、接客業の経験が多かった。接客は当然大変な行為であり、それが億劫になっていたこともあって、事務だと自分一人で黙々と作業が出来るのではないかとも思ったから。もちろん、事務こそ人との調整やお願い事が多く、大変であることはしばらく後になってわかるんだけど。

詳細を聞くと、働く先は、友人の大学のOB・先輩が中心となって運営しているベンチャー企業らしい。友人の通う大学は僕よりよっぽど優秀な大学で、何をやっているかも聞かずにどうやらすごいことをやってそうな会社だと一人勝手に推測した。今思うと、当時の自分はビジネスに対する興味は何一つなかったんだろう。学生ベンチャーなんて珍しくない時代でもあったのに、自分に対しては今も昔も本当に情けない。。。

何はともあれ、次の土曜日に友人に連れられて、新橋のオフィスに向かった。会った人は社長で、伊東さんという方だ。まだ若い。当時は30歳くらいだったかな。身なりは決してお洒落でもないし風采が上がるようなタイプじゃない。伊東さんとの直接的な付き合いは3年程度だったけど、最後までスゴ腕、敏腕社長という側面を見たことはなかった。自分でリードして引っ張るような強烈なリーダーシップがあるわけじゃないけど、常に朗らかで、周りの優秀な社員やパートナーに恵まれ、支えられて大きくなった人だと思う。自分が考える社長像に影響を与えてくれた人です。

話は逸れたけど、アルバイト内容の説明前に、どのような事業を展開しているかを聞いた。当時は何をやっているのかが理解できなかったけど、設立して5年程度で、社員は5名ほどで、社員よりも学生アルバイトが多いということ、IT系の会社だということがわかった。人が少ないんだったら仕事も楽かな、と思った矢先、今後自分が歩んでゆく道を決定づける一言が伊東さんから飛び出した。

「事務も良いけど、せっかくだからシステムエンジニア目指さない?」