今の映画館では、1本立て、終われば観客の入れ替えが当たり前ですが
むかしは2本立て(メインに添え物の映画が付いて)が普通、
観客の入れ替えはなく、途中から見るも、適当に途中から席を立つも普通でした
こういう話をすると、如何にシュガーがオジサンかわかる
もう完全にジジイの範疇に入ってます(笑)
1、「バーバレア」、ジェーン・フォンダ主演のエロチックコメディです。
この作品を目的(シュガーがむかしからスケベだったのがわかりますね)に映画館に行きましたが、併映の「さらば友よ」が凄く良かったことが印象に刻まれています。
アラン・ドロンとチャールズ・ブロンソンの主演作品。アラン・ドロンは知っていたけどチャールズ・ブロンソンは知らなかった(マンダムのCMの前の話、マンダムのCMと言ってもわからないでしょうが)けど、とにかく渋いブロンソンが良かったという思い出が残ってます。
2、「エアポート75」、チャールトン・ヘストン主演。
ジャンボジェット機の運転席に小型機が突っ込み、操縦クルーが全滅、昔の訓練教官のヘストンが空中から操縦席に乗り込み、飛行機を空港に無事着陸させるといったお決まりのハリウッドのアクション大作。
当時話題の大作でしたが、併映が「アメリカングラフィティ」。なんの前知識もなく見ましたが、なんせこれが良かった。今ではTVで何度か放送されているので「エアポート75」よりこちらの方を見ている人が多いと思いますが、かのジョージ・ルーカスの出世作。名作でした。
ちょっとしたエピソードは、「エアポート75」のジャンボ機の客席で放映されていた映画が「アメリカングラフィティ」だったということ。(^_-)-☆
3、「砂の器」と「サンダカン八番娼館 望郷」の2本立て
これは元々それぞれ1本立てのメインの映画でしたが、場末の3流映画館でこの2本が一緒に上映されました。「砂の器」は正規の公開の時にも見ましたが、なんせ後半の30分が涙涙でよく画面がみれなかったので、あらためて。「サンダカン八番娼館 望郷」も天草のからゆきさんの話ということで。
どちらも大作です。まあ、見ました、見ました。朝から夕方まで。「砂の器」3回、「サンダカン八番娼館」2回。さすがに夜までは、無理でしたが。後にも先にも映画館にいた最長時間です。(笑)
「砂の器」はそれだけ見て、やっと亀嵩駅の駅舎をスクリーンで見れました。もう何度見ても最後の30分は涙でスクリーンが霞んでましたから。ほんとあの音楽と映像はキツかったです。
エピソードとしては、山谷初男氏が両方に出演されていて、片方では警察官役、もう一方では栗原小巻に夜這いをかける役。1回両方で見たら、次からは山谷初男氏の役に入れ込めなくて困りました。(「砂の器」で警察官役を見ると、さっきは夜這いかけていたよねと思ったりして(笑))
両作品のWikipediaを見ると、両方とも主な出演者の中に山谷初男氏は出てませんので、
「砂の器」(1974年、野村芳太郎監督/松竹、原作:松本清張)
出演者:丹波哲郎、加藤剛、森田健作、島田陽子、加藤嘉、緒形拳等
「サンダカン八番娼館 望郷」(1974年、熊井啓監督/東宝、俳優座、原作:山崎朋子)
出演者:栗原小巻、高橋洋子、田中絹代
山谷初男氏のWikipediaから
「砂の器」(1974年、野村芳太郎監督/松竹)亀田署員
「サンダカン八番娼館 望郷」(1974年、熊井啓監督/東宝、俳優座)イッちゃん(夜這いの行商)
以上です。
ジジイのたわいもない繰り言に、お付き合いいただきありがとうございました。