今話題になっている大塚家具。


20歳の時、私は大塚家具の社員でした。


千葉県の津田沼店は当時、社員100名ほどはいたかな?




女子社員はたった7名。





周りは大卒の男性新入社員ばかりの中、


私は社員の中では当然一番若くて、商品管理課(当時)に配属になり、


主にポップを書く担当でした。





履歴書の字を見て、私は採用されたらしい(笑)





まだ、IDC大塚家具ではなく、会員制も導入されていなかった時代。





覚えているのは、


株主優待の日とか


ハウスメーカー住友林業で家を建てられた方などを対象に招待をする日、とか、


高級家具ばかりを一日で数百万、、数千万で購入された方も珍しくなかった。




著名人も来店されていたし・・・。






社員の皆はとっても優しくて面白くて、同年代だし仲良しだったなぁ。


仕事が終わると皆でよく出かけたっけ♪




当時の私のニックネームをここで書いたらバレちゃうからヤメとくけど、


新店オープンされた千葉店に移動するまで、


私は大塚家具に不満とかは一切何もなかった。






いつも店内を歩きながら、


結婚する時はこの家具を親に買ってもらおう・・・って密かに狙っていたっけ(笑)








津田沼店の当時の店長Tさんは、女子社員7人を、


フランス料理や中国料理を食べに連れて行ってくれたりもした。





領収書をもらってる感じはなかったから、


すっごく気前のよい店長だった記憶も♪








その後、千葉店に移動になり、


若くてわがままな私は突然退社をする・・・なんて、


今思えば、とんでもないよね。





アパレルに勤務し、


店長も経験し、またバイヤーも兼任して、


今までの自分のいい加減さも反省したなぁ。







もちろん結婚する時は、


両親が大塚家具で婚礼家具一式を揃えてくれた。







結婚披露宴にはアパレル関係の同僚(他店店長団)などは、


仕事上招待されたりもあったのでコチラも招待したけれど、


大塚家具時代の仲良し女子社員や当時の上司も、


なぜか一つのテーブルにまとまる形で招待しちゃったし(笑)





やっぱり、バブル期だったしそれはそれで派手だった。





な~んて、昔なつかしい話はここまでメモ









津田沼店にいた時の朝礼で聞いた話しね。




初代(勝久会長の親)は、桐の箪笥1棹から始めたお方。


桐箪笥は削り直しが出来るもの。


要するに一生もの。




高級家具を扱うからには、それなりの思いがあったであろう。


勝久会長は路線を変えずにやってきた。




デヴィ夫人のブログにも書かれていたけれど、


カジュアル路線でニトリやイケアとは全く別の高級家具屋さんなんだから


違っていて良いのでは?





いつかはベンツに乗りたい・・とか、いつかは大塚家具で買いたい・・とか、


そういった形でもよかったのに・・・って思ってしまいます。





農作業姿のような恰好に傘を持って現れたお客様に、


誰も接客につかなかったらしいが、


なんとそのお客様は新築されて、新居の家具一式(1000万は超える?)を


購入された・・・とか。




当時の店長Tさんだったか、勝久会長だったか・・・は、忘れたけど、


そのお客様は、多くの友人なども紹介してくださるほど


接客時の対応を喜ばれたらしい。




本物を見極める目というものをしっかりと持っていらした方でした。









年齢が近いので久美子社長の考えや、


また経営上の利益なども考えたら、富裕層だけを相手にはできないのは


理解はできるよなぁ。






でも、


やっぱり大塚家具は大塚家具であって欲しい。









以前、ある番組でソファを探していた芸能人

数百万するソファを大塚家具で購入したい・・・と。


仕事の原動力になる・・・って言っていた。







我が家のように、犬にホリホリされてしまう事を懸念するのであれば


安いソファで充分だし、


人それぞれの考え方なんだろな。






基本的には、一生愛着を持っていて欲しい・・・という理念。










ちなみに、我が家の長男と次男は、婚礼セットである整理たんすを、


階段のように引き出しを開けて、二人で乗って跳ねて


底板を割ってしまった悪ガキです。






でも、大塚家具に電話を入れたら即商品管理課の社員が来てくれて


数日後に何ごともなかったかのように


綺麗になって戻ってきましたよ。







ただね、、、


もう一回同じ事をやられて、2人の悪ガキにキレそうになりましたね。





大塚家具の配送の方は、


『お子さんのイタズラですからね、よくある事ですよ♪』


『えーーっ?よくあるーーーっ?』


『い、、、いいえ汗


って感じの会話で、


過去に津田沼店の商品管理課にいた事を伝えたりして爆笑でした。







商品管理課にいて、一点ものの手作り高級家具なども


全国の社長自らがやってきてPRしていくのも見てきたの。




下手に営業とか接客をするよりも、面白い場所で仕事ができていた。






私のような小娘にも労いの言葉をかけてくれた勝久会長。





よく考えたら、


当時私の知っている(勝久)社長は40代にしてすごかったなぁ・・・。








経営権かぁ・・・。




なんだか、とっても淋しい気持ちになっちゃった。