Sugar and spice
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目を覚ますと、真っ白な天井と横から差す光で視界があまりはっきりしない。

「あ・・・っ大丈夫か?」

横から声がした

その声の方を向いたけれど、光が後ろから差すせいか

顔が暗くなってしまって見えない


「だ・・れ・・・?」

意識がはっきりしてくると共に右腕が熱をもちはじめ、

チリチリと小さな痛みがはじまった。

「うっ」

思い出した、私は

この男に右腕を強く引っ張られ痛みのあまり意識が飛んだのだった。

痛みが強くなる中

「・・・保健室・・・先生は・・・・・いないん・・ですか」

光が弱くなって少し彼の顔が見えるようになった

そして、優しい声で答えた

「うん。病院に電話して、車がくるらしいから案内に行ってるよ。   ごめん・・・腕引っ張ってしまって・・・・」

「大丈夫・・・・っですっ・・・病院は知り合いに所じゃ・・・・なきゃダメなっ・・・んです・・・保健室の先生にっ断っておいてくださぃっ・・・っつっ」

 起きた時よりもかなり右腕は痛みを増しちぎれそうだった

精神だけで体を動かし、足をふらつかせながらも保健室の外へと歩き出した

「おいっ!そんな体であぶねぇよ!俺も行くっ悪化させちまった責任もあるしっ」

その言葉に苛立ち、

「カンケーない!っかまわないでっ・・・こんくらいっ・・・ハァッハァッ」

息切れまでしてきた・・・・




なんとか彼をふりきり歩き出す。


時計を見るともうお昼のじかん

いくつかの階段と彫刻や絵画がある教室を抜けて

広間に足を踏み入れた時、その景色に吸い込まれた