ポートランドから車で3時間ほど南下したところにある

ローズバーグという小さな町。

私にとって自慢のおじちゃんおばちゃんがいました。

オレゴンに留学していた当時からお世話になっていました。

以前のブログにもおじちゃんおばちゃんについて書いたことがありました。

以下参照

感謝の思い：恩返しのための人生

春休み総括：バケーション

自分が留学生としていっぱいいっぱいだった時

とびっきりほかほかの白米と鮭をいただき

「泣きたいときは泣きなさい」と声をかけてもらい

滂沱の涙を流しました。

編入時に第一志望のカリフォルニアの大学を落ちて

落ち込んでいるときも

これでオレゴンに残ってもらえるのね、と

逆に喜んでくれたおじちゃんおばちゃん。

毎日のように夫婦そろって散歩にでかけ

「今日はきつねを見たよ」

「今日は梨が大きくなっていたよ」と

勉学だけを追求していた私の学生時代に

周りを見ることを教えてくれたおじちゃんおばちゃん。

私にとって、よき先輩でもあり

恩人でもあり

夫婦のお手本でもありました。

そのおばちゃんが

今朝、亡くなりました。

癌でした。

前から知らされていて

最後の電話のときは、もう声を発する事もできない状態だったのですが

私はそれでも、もうしばらくは生きているはず、と思い

日常生活を過ごしていました。

訃報を聞いた後も、日常生活は変わりません。

車を運転しては、ラジオを流し、

校舎については、生徒と接して

また家に戻ってくる日常。

日常に何の変化もないのですが

心のどこかがぽっかり空いてしまった様な

何かが足りない様な

とてつもなく悲しく

また、自分をここまで支えてくれた感謝の想いがあふれでて

何度も涙しました。

なんだか今日はいつもよりも

生徒達のことを大事にできた気がします。

自分がおばちゃんにしてもらったこと

人を大事にする、ということを今まで以上に意識して

生徒と触れ合う事ができました。

これもおばちゃんのおかげです。

人の命とは

限りあるものです。

もしかしたら、今日が最後かもしれません。

どんな人でも、いつか必ずやってくるものです。

でも、その時に、悔いのないように

日々、周りの人を大事にして

生きていきたいと思っています、

ローズバーグのおばちゃんが私にしてくれたように。