お母さんの英語の発音はダメ?:発音なんて英語力の本のわずかな一部 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

この前、生徒がこんなことを言っていました。

「お母さんの英語の発音はダメなんですよ」と。

私は聞きながら、でたでた、と思っていました。


もうどの子でも言います。

お父さんお母さんの発音に対する指摘。


私はその度にこう説明します。


確かにお母さんお父さんの発音はアメリカ英語ではないのかもしれない。

でも、もし外国の人で、日本語の発音が悪い人がいたら、この人の発音悪いな、って思う?

「いいえ、頑張ってるなって、こう言っているのかな、って考えます」


そうなんだよ!日本人は発音をやけに気にしてしまうけれど、そんな表面的なことを気にしているなんてもったいないと思わない?

皆、アメリカっぽい発音に憧れるけれど、どんなに英語がペラペラな帰国子女だって、良い人もいれば嫌な人もいるでしょ?

英語の発音って関係ある?

関係ないんだよ!

結局その人がどれだけ良い人か、面白い人か、そういうことの方が発音なんかより数百倍大事なことなんだよ。

むしろ発音をいちいち気にしている人の方が恥ずかしくない?

「は、はい、そうですね。。。」


本当に英語ができる人は発音なんかでは英語力を評価できないことを知っている人です。

そういう意味で、発音なんて本当に表面的なことなんです。


お母さんたちには、堂々と英語を喋ってもらえたらと思います。

子供にはこう伝えてください。

本当に英語ができる人は、発音なんか気にしないんだって、と。