日本から私の弟が遊びにきています。私よりアウトドア派なので、よくハイキングに行くそうです。というわけで、早速マルトノマの滝、あそこを頂上まで登ってみました。私は初めてですよ。ポートランドに住んでもう何年になるでしょうか。初めて頂上まで登りましたが、なかなか面白かったです。
と言っても、頂上から滝の真下まで覗けるとかなら、頂上まで行きたくなりますが、滝の真下は覗けないんですよね。うーん、頂上にスペースがあるのですが、あのスペースをもう少し前に出して、下を覗けるようにしたら、もっと多くの人が頂上まで登ると思うんですけどね。でも安全面など考慮すると、あまり前には出せないのでしょう。
弟とは近くの小学校にも行きました。お休みの日なので、生徒たちはいなかったのですが、色々と懐かしんでいましたね。机とか椅子、教室の配置など。
弟は弟で、色々と苦労もあったようで、自称日本語も英語も中途半端な帰国子女、と言っていました。私からしたら、弟と妹は楽しそうにアメリカ生活を送っていたので、苦しんでいるのは私だけかと思っていたのですが、そうでもなかったようです。
帰国子女、どうしてもこの名称があると、色々と偏見で見られがちです。帰国子女は英語ができる。帰国子女は成績が良い。どんなにその人が頑張っていたとしても、それは帰国子女だから、という一言で片付けられてしまうんですよね。悲しいことに。
でも、そういう中でこそ、色々と鍛えられる部分もあります。だからこそ帰国子女の子たちは大きな使命を持っているんだと思うんです。もちろん、永住で日本語を勉強している子たちもです。二ヶ国語を駆使して、生活できる人なんて、まだまだマジョリティーではありません。
帰国子女の子たちは、日本に帰国後、多くの友達の英語を助けることになるでしょうし、永住のこたちも、2ヶ国語を学ぶ苦労を身を以て経験しているわけですから、他国の人をより理解できる人材に成長することでしょう。
そうなんです。大きな使命を持った子たちです。しっかり自覚をしてもらうためにも、私は毎日彼らに伝え続けます。君の使命は大きいぞ!と。