自己紹介:帰国生としての思い出 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

巣鴨アドバンススクール教室長のみとのやと申します。簡単に自己紹介を。

 

 


父親の仕事の都合により、小学校4年生から3年半程アメリカのロスで過ごしました。平日は現地校、そして土曜日は補習校と、ごく一般的な帰国生の教育を受けました。両親は、私が若いこともあり、すぐに学校になじむだろうと思っていたのですが、中途半端に自己の確立ができあがっていた私は、英語ができないことを恥ずかしがり、現地の子供たちを避けながらの日々でした。


家庭教師はいましたが、私は宿題をこなすのがやっとで、英語はなかなか上達しませんでした。(今思えば、この家庭教師は、教育のプロでもなんでもなく、宿題をやってくれていただけだったのです)

しかし、そんな状況の中、少しずつですが周りが言っていることも理解し始め、やっと学校での笑顔の時間が長くなってきたと思っていた頃に、日本へ帰国。私は正直、念願だった帰国ができて嬉しい反面、せっかく慣れてきたアメリカを離れるのが寂しくもあったのを覚えています。


日本語が日常会話となり、心置きなく学校生活を楽しめる、と思っていたのもつかの間、次に待っていたのは、「帰国子女は英語も全てが万能のエリート」という偏見と、自分だけ授業についていけない「あせり」でした。

アメリカでつちかった英語も、受験英語(特に私立の難関高)とは勝手が違い、必死に勉強しました。私は、アメリカに何年も居ながら英語があまり上達しなかったのも、日本帰国後も苦手科目を克服できなかったのも、私が全て悪いのだと、自分への自信を失っていました。


しかし、高校において、信頼できる先生と出会い、様々な人に支えられ自分への自信を取り戻すことができました。日本の高校を卒業後、アメリカの大学に進学。国際経営学の学士号、そして、言語教育学の修士号を取得。そして、日本での進学塾にて経験を積む中で、自分と同じような状況にいる子供たちのために自分がやれることもあるのでは、と思うようになりました。


それを自覚した今、バイリンガルを目指す子供たちの助けになれば、との思いでこのブログをスタートしました。今後は、私自身の帰国生としての体験を交えながら、保護者の方々に役立つ情報を提供していければと思っています。よろしくおねがいします。

 

 

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