木漏れ日の落葉の道を歩きけり 広

 

人気のない落葉の道を歩くともなく歩くと、思索が深まるような思いがする。

時には雑踏の中にいて、すり抜ける風に一人山寺で座禅をするような心地になることもあり、どこにいても自分の胸中に心が向けば自ずと思いが深まる。

 

昨日は、自転車に追突され頭部と左半身を路面に強打した娘が、I病院の整形外科に行く日であったので、そのついでにかかっている内科の医師に低カリウム血症について相談したとのことであった。

 

整形外科の医師の指示に基づき、痛みのある肩のレントゲンを撮ると、医師は事故直後のレントゲン、CTでは映りが悪く見逃していたが、肩の骨に細い筋のようなヒビが入っていると、当初の左肩打撲から左肩骨折に診断を変更し、骨のヒビは日にち薬であり、痛いときは痛み止めを飲んで抑えるしかないとのこと。

娘は、紹介状を書いて貰い、近くの整形外科の開業医でリハビリを受けるつもりでいたが、骨にヒビが入っていたため自然と治癒するにまかせることに。

 

低カリウム血症のほうは、自転車事故のストレスで体重が落ち、娘は医師から入院してもおかしくはない数値だと言われたらしいが、経過を観察しようということに。

 

今日は、週一で通院している心療内科で、娘はその低カリウム血症の数値を話したとのこと。医師から摂食障害の改善をうながす行動療法の病院を探しましょうかと言われたと。

20年ほど前、娘は大学病院で行動療法の治療を受けたが、その病院食に我慢できず3カ月の予定を1カ月で退院させてもらった経緯があり、またわがままな娘の性格からして病院での行動療法よりも、それなら自宅で行動療法をしたらどうかと妻も言い、ぼくも言った。

 

昨夏、脳出血で娘が9日間入院したとき、病院食が口に合わず、ほとんど食べないものだから主治医や看護師が気にしたが、ぼくが娘の言うおむすびをコンビニで買い、それを毎日届けた。

病院食を食べず、おむすび等を差し入れすることは本来許されないことだが、頭を低くして見逃してもらった。そういうことがあるので、自宅での行動療法をすすめたし、娘もまあまあ納得してくれた。