朝暗き二日の街の信号機 広

 

夜明けが遅く、6時15分にウォーキングに出掛け、30分ほどマンションの近くを歩いた。正月二日とあって、普段なら行き交う人と出会わず、車の途絶えた街に信号機が律儀に点滅していた。

 

車の通らない4車線の道路に、信号機が青から黄→赤に変わり、赤から青に変わる。まだ眠りから覚めぬ街に信号機が不寝番のように息づいている光景に、なにか異空間にまぎれたような心地がした。

普段であれば、その時間帯には物流の車や通勤の車、タクシーが走っているのだが、それらがピタッと止まった街のありさまは正月ならではの事であった。

 

今日は、妻と大日のイオンに行った。

買い物客がかなりいた。カートを押し、結構買い物されていた。イートインのスペースで妻とお茶を飲みながらプチエクレアを食べた。

帰宅すると、妻はすぐにテレビを点け、見ていた箱根駅伝がどこを走っているのか確かめ、懸命に走る姿に見入っていた。

 

芦ノ湖に最終ランカーが着き、NHkに変えると、能登半島地震の石川県内の死者が30人になったと告げていた。