年末年始のインド旅行。

 12月30日未明のデリーの空港のボーディングブリッジの隙間風が冷たかった。気温は10度を下回っている。

 出発前に気温を調べたら、最高気温20度以上、最低気温5度だった。

 

 インドは暑いという思い込みは完全に吹き飛ぶ

 

 実際、朝のデリーを見ると服装は冬服で厚着だ。

 

 

 三輪タクシーの運ちゃんも厚着。

 

 

 でも、日中は20度を超えるので、厚着だと暑い。

 寒暖差が激しいのだ。

 

 寒いだけではない。

 

 1月のデリー周辺は濃霧が発生する!!

 

 特に朝方に濃霧が発生する。ラール・キラーの朝の写真だ。

 

 

 昼近くになると、濃霧が晴れてくる。

 

 

 ニューデリー駅の朝。

 

 濃霧のために鉄道や飛行機が動かなくなる事もある。

 

 

 旅行中は運よく濃霧の影響を避ける事ができた。

 楽しかったインド旅行。ニューデリー駅の夜景を見て、地下鉄に乗って空港に向かった。

 

 だが、最後の最後で濃霧にやられた。1月4日の未明の飛行機で帰国なのだが・・・

 

 帰りの飛行機が濃霧で飛べなくなった!!

 

 全日空の人に聞くと、年に4、5回あるという。

 飛行機は9時間遅れで出発した。成田空港に着いたのは

 

 午後9時30分

 

 だった。伊丹への乗り継ぎができないどころか、関西に帰る手段がない。

 翌日は仕事だったため、上司に連絡した。幸い、仕事に支障がでなかった。

 

 全日空が羽田空港近くのホテルを用意してくれた。送迎バスでホテルへ向かう。

 

 

 朝食はバイキング。いつも国内旅行などでは、朝食をつけない。安宿ばかり泊っている。

 

 なんだか至れり尽くせりなのに感激してしまった。

 

 そして羽田から朝7時発の伊丹行の飛行機に乗る。富士山を拝む。

 

 

 富士山を見た後、飛行機内で爆睡。

 そして無事、伊丹空港に到着した。

 

 濃霧にやられたのは不運だったが、全日空の至れり尽くせりの対応には感激してしまった。

 それに濃霧でなかったら、成田から羽田へは自腹で移動だったので財布にも優しかった。

 インドといえば日本ではヒンズー教の国と言われているが、案外、イスラム教徒が多い。推定2億人とも言われている。

 そしてムガール帝国はイスラム王朝だった。

 

 デリー観光で、まず行ったのはムガール帝国のお城だったラール・キラー(赤い城)と呼ばれる所だ。

 1639年~1645年の間に建設された物だという。

 

 

 お城の中に入る。

 建物の模様が綺麗だ。芸術だ。

 

 

 

 公開されていないがイスラム王朝の象徴(?)でもある

 

皇帝専用のモスク!!

 

 

 ヒンズーとは別世界にいる感じだが、れっきとしたインドだ。

 

 ラール・キラーの外に出る。向かい側にジャイナ教の寺院がある。

 

 

 多様な宗教の国・インドだ。ここからジャマー・マスジットというモスクまで歩いていく。

 

 

 

 なんだか冒険している感じだ。

 

 そしてジャマー・マスジットに到着する。インド最大規模のモスクで1656年に建設された。

 

 

 モスク周辺を散策する。

 

 

 食堂の看板。インドの言葉とアラビア文字がある。まさにイスラム教の世界だ。

 

 

 モスク周辺は色々な店があって賑わっている。

 

 最後にクトゥブ・ミーナールへ行く。

 地下鉄で移動した後、三輪タクシーで行く。

 

  クトゥブ・ミーナールは

 

 インド最初のイスラム王朝・奴隷王朝の建造物

 

 なのだ。

 高校で世界史を選択できなかったため、世界史の知識のない私。

 このインド旅行のきっかけに奴隷王朝は初めて知った。

 

 トルコ系イスラム王朝だ

 

 ヒンズー教徒を破った事を記念して建てた塔がある。高さ72m。

 

 

 800年前に、こんな塔を建てたとは凄いとしか言いようがない。

 間近で見る。彫刻など芸が細かい。

 

 

 未完のアラーイーの塔だ。700年前に建設されたが、建設途中で王が暗殺され、中止になったという。

 

  そして正門だったアラーイー・ダルワーザーだ。

 

 今回のインド旅行で、インドはヒンズー教の国という思い込みが崩れ去った。

 

 自分の目で見て感じないと、思い込みから解放されないと思った。

 年末年始、インド旅行した話。旅の楽しみの一つに食事がある。

 

 12月30日、ジャイプルで昼飯を食べる。インドなのでカレーだ。

 

 

 風の宮殿が眺められる場所だ。

 

 

 ゆっくりチャイを飲みながら食事をした。

 

 インドの食事代は高い!!

 

 一食700円以上はする。下手すれば1000円は軽く超える!!

 

 物価の安いインドだが、日本人が屋台で食べたりすると間違いなくトイレとお友達になる。

 

 

 そのため清潔な店へ行く必要があるが、清潔な店となれば700円以上する高級店になる。

 

 

  晩はマトンカレーを食べる。日本ではマトンといえば羊肉だが

 

 インドではマトンは山羊肉

 

 なのだ。

 でも、調理法が良いのか山羊肉が柔らかくておいしい。

 

 12月31日、ホテルの朝食。バイキング形式だ。でも、3500円のホテルなのでバイキングといっても種類がない。

 サモサやスープ、パンを選ぶぐらいだ。香辛料と脂っぽいので、無理して食べる事ができない。でも、チャイは最高。

 

 

 そしてジャイプルでは地元のツアーに参加する。昼ご飯は手頃な食堂に案内された。

 

 

 450円ぐらいだが・・・

 

 あまりおいしくない・・・。

 

 2017年8月にムンバイに行った時、300~500円の価格帯の食堂へ行ったが、味は美味しくなかった。

 

 インドでケチると美味しい物が食えぬ!!

 

 という感じだ。

 日本で300~500円の価格帯でも、松屋や吉野家など美味しく食べる事ができる。日本のありがたさと凄さを感じる。

 

 1月1日、デリーに移動する。

 

 

 カレーを食べる。

 ムンバイへ行った時、香辛料の味付けに飽きたのだが

 

 デリー周辺の味付けは飽きが来ない!!

 

 のだ。色々なカレーを楽しむ事にした。

 

 カレー以外にも何か食べようと思い、ビルヤーニーを食べる。

 

 香辛料が強烈だ。あとで知った話。パンジャブ州というパキスタンとの国境の州なので、パキスタン料理の一種だという。

 

 1月2日、アーグラ旅行のため、朝の特急列車に乗る。

 

 列車内で朝食が配られる。

 

 

 インターネットで乗車券を購入する際、選択肢に「菜食主義」と「そうでない」がある。

 朝食が出るのを知っていたので、このホテルは朝食なしにしていた。

 

 アーグラ旅行中、案内されたレスrトラン。

 

 

 この日はご飯ではなく、ナンを食べた。

 インドで注意が必要なのは、インド料理は脂っぽい物が多い。カレーもナンも脂っぽい。

 そのため胃腸の負担を軽くするため、カレーを食べる際、ナンを避ける工夫も必要になってくる。

 

 アーグラからの帰りの特急列車では夕食が配られた。

 

 カレーが辛すぎる。でも、おやつが甘くて美味しかった。

 

 インド最終日。ホテルは朝食がないので、どこか食べる所を探すと

 

 バーガーキング発見!!

 

 

 中に入ってエッグバーガーを注文。手頃な価格だ。

 

 

 味付けはインドらしいカレー味だ。ファーストフード店の場合、手頃な価格で衛生面で安全に食事ができる。

 そしてインド風味なので、インドを味わう事ができる。

 

 晩御飯はカレーと山羊肉の串焼きを食べる。

 

 

 最高の気分だ。晩御飯を食べた後、夜行便で帰国するため空港に向かったのだ。