私にとっての圧倒的自由とは、生あるものに平等に与えられた死という事実そのものである。

どれだけ徳を積もうと、悪事を犯そうと、誰しもがいずれ死ぬという自由を持っている。

それは何人たりとも抗えない圧倒的事実であり、圧倒的自由である。

そんな自由を咎めることが誰にできようか。

芸能人の自死をニュースで見て知った人間が、どうして死んでしまったのか、こんなに○○な人だったのに、と言う。

一度も死にたいと願ったことのない人は、いや、一度もこの世に生まれてきたくなかったと想ったことのない人は、自ら死を選ぶ人の気持ちは死ぬまで、いや、死んだ後も分からない。

夜に駆けてみようか、はたまた、夜に賭けて圧倒的自由を手にしてみようか。