楽譜を見ながらの演奏は「楽譜を読む」ことにも
意識を使いますので、ついつい音への意識が薄くなりがちです。
エチュードや大切な曲の仕上げは、音色、フレーズについて
もっともっとこだわってほしいので
学生さんには、暗譜で演奏してもらっています。
フレーズの切れ目や雑音、ブレスのタイミングなど
耳を澄まさないと気付けないことがたくさんあります。
フルートなどは目を閉じて演奏してみてもいいですね。
音にグーっと集中すると今まで気付かなかった事に
気付く事が出来ます。
この段階からの仕上げが1番大切で、1番楽しいところ。
難しいパッセージなどは、自分の都合よく耳が慣れてしまい
そのごまかしを許してしまうことも。
それに気付けるようになると、どんどん音楽も音色も
洗練されてきます。
先日のフルートの伴奏合わせでも、ピアノと掛け合いの部分で
「ピアノと音色をそろえてみよう」と言うと、すぐに音色が変わりました。
音色を自由に操れるようになると、また楽しくなりますね❗
磨きをかける作業がどのくらいきちんと丁寧に
取り組めるか、もとても大切。
ピアノレッスンでも「音を聴く」という意識を持つ練習をします。
音色の変化に気付けて「この音がいい❗」と
音色を作ったり、探したり出来るようになります。
絵の具と同じで、その音色の種類がたくさんあればある程、
音楽がより鮮やかに、そして表現も自由に豊かに出来るように
なりますね。
意識をさらに理想の状態に向けていくと、