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読み手のことは全く考えていませんでした。自分のための漫画です。
少なからず読まれることを考えて、演出や見せ方をとことん考えていました。
勝手に私のこの20年間を振り返っています。
前回載せた「小梅ちゃんとしのぶくん」「モコモコモン」は、最初から最後まで通して読むと、とても退屈で読んでられません。
ただひたすら、物語を説明しているようなネームです。
描いている時も、こうなってこうなって…
ひたすら説明するように描いていました。
そこに楽しさはありません。
やはり比べて見ていただくと、高校時代の漫画と、投稿した漫画では、伝わってくる漫画愛の熱さが違うと思います。
前はもっと、漫画を描くことが楽しくて楽しくて仕方なかったのにな…と、この何十年ずっとモヤモヤとしていました。
しかしブログを始めて、最近漫画をあげるようになって、少しですが、昔みたいに楽しく感じる時がありました。
そして思い出しました。
漫画を描いて、ワクワクする時の気持ちって「見てもらいたい」と思うこと！
これです！
「これ、おもしろいから見て！」
という気持ち！
という気持ち！投稿した時描いた漫画には、この気持ちがありませんでした。
漫画家になりたいからただ描いている漫画でした。読む人のことなんて考えてない。だからネームもつまらない！ひたすら説明することに必死な、単調な漫画です。
今回ブログにアップしながら、高校時代は納得いくまで、200Ｐも没にしたことを思い出しました。
描けない、描けない…と思いながら、それでも描いていたんです。だから、うまくなった。今は描けない…と思いながら、何も描きません。
そして、とことんやってました。納得いくまで人に見せなかった。
投稿した漫画は、ほぼ一発OKです( ；´Д｀)
このくらい、気持ちが違いました。