もしここに摩擦が無かったら、手を触れただけでどこまでも飛んでいってしまうかもしれない。それは恐怖かもしれない。幸せなことかもしれない。何にも触らずに近づいてくるものをどっかに跳ね飛ばしながら暮らすことはどんな気持ちがするだろうか。
ユニットバスに身体を折り曲げて収まりながら、ブランキージェットシティを聴いている。国境線上の蟻。さっきまではニューヨークドールズだった。どっちも知らない国。あこがれのどっか私の行けないような遠くにある国。吸い殻の詰まった瓶を倒さないようにしながら。
肌をできるだけ離れている部分が少なくなるようにくっつけたいとかそのままできるだけ長く動きたくないとかそんな気持ち。そんなことを思うのは悪いことかもしれない。私にはふさわしくない、身の丈に合っていない気持ちかもしれない。私はどこにもいけない。どこにもいかないと決めているから行けない。
本当はどこにも行きたくない。本当はすべての自動販売機を蹴ってすべての窓ガラスに手形を付けてみたい。どこにも行きたくない。
悲しみと無とでは、悲しみを選ぶ。
「勝手にしやがれ」をみている。パトリシアは美しいな。二十点満点では十五点ぐらいの、完璧では無いけれど個性的な女。ニューヨークの女。ルノワールを、バッハを愛している女。百歳の女。横顔が彼女らしい、彼女自身。
「勝手にしやがれ」をみている。パトリシアは美しいな。二十点満点では十五点ぐらいの、完璧では無いけれど個性的な女。ニューヨークの女。ルノワールを、バッハを愛している女。百歳の女。横顔が彼女らしい、彼女自身。
おまえが決めて良いぜ。
ツイッターという文明の利器(燃えないゴミにさえならない無味無臭で形もなく腐らないクソとも言う)を最近立派に使えるようになり始めた。
これでやっと私も現代人デビューかと思いきや実家に帰ると母がフェイスブックなるさらに一段階上のクソを使いこ なしていた。しかも私の保育所時代から交流のあるお嬢様の友人(たまに私を宝塚やらトーホーシネマやらHEPやらに連れ出す)と繋がって日記にコメントをつけあってる。この逆転したジェネレーションギャップのような現象に誰か名前を付けて特許申請でもすればいいと思う。
ツイッターという文明の利器(燃えないゴミにさえならない無味無臭で形もなく腐らないクソとも言う)を最近立派に使えるようになり始めた。
これでやっと私も現代人デビューかと思いきや実家に帰ると母がフェイスブックなるさらに一段階上のクソを使いこ なしていた。しかも私の保育所時代から交流のあるお嬢様の友人(たまに私を宝塚やらトーホーシネマやらHEPやらに連れ出す)と繋がって日記にコメントをつけあってる。この逆転したジェネレーションギャップのような現象に誰か名前を付けて特許申請でもすればいいと思う。
カレーを作った。恒例の現実逃避カレー。激辛夏野菜ドロドロカレー。トマト4つナス3本ジャガイモ2つタマネギ4つ。5皿分。そりゃドロドロもするよな。
ニューヨークドールズを聴きながら作った。
テレビが無いからトトロを見られなかった。
学校で最近話し掛けられることが増えた。死にたくなる。なにもかもどうでもいいと投げ出してしまいそうになる。そっとしておいてほしい気持ちと何かで足りないものの穴を埋めてやりたい気持ちがぐちゃぐちゃになっている。
バンドはもうなくなってしまった。私はこの十数年間ずっと大事なものをなくすという体験がなかった。愛しているものがどこかへいってしまってそれが自分ではどうにもできないような、そういうどうしようもない出来事は幸か不幸か起こりはしなかった。
何のことも大事ではなかった。友達も恋人も居なかった。誰も私とは親しくなかった。好きなように振る舞っていた。何も支えてくれるものは無かったしただ一日中寝ていた。何も考えたく無かった。ただひらすらに寝て、夜中に起き出して本を読んだりギターを弾いたりして暮らしていた。たまに死ぬ思いをして学校に行ったりもした。そんな状態の自分が嫌で嫌でしかたがなかった。でもそうしていることしかできないと思っていた。生活をし続けることは苦痛でしかなかった。今もそれは変わっていないけれど。
なのであれほど支えにしていたものがなくなってもうどうにもならない。一週間に一度嫌じゃない日が来ることがうれしくてしかたがなかった。スタジオへ行く度好きになったしレコーディングしたCDをずっと聴き続けて夜中過ごせた。毎週木曜に起こるこういう出来事を愛していると思った。それによって他の6日間の生活をなんとか帳消しにできるかもしれないと思った。良くなっていこうとした。
暮らし続けることが苦痛であるのは変わらなかったけど嬉しい夜があったのでどうにかやっていけると思っていた。支えにしていた。
執着していた。依存していた。
今私がどうなろうとしているのかもうわからない。毎日同じだ。生活を続けなければいけない。それはつらいし苦しい。
馬鹿は不幸が好きだ。
私は頭が悪い。普通にしていても何か間違っているし明らかに他人よりも劣っている。私にはできないことが多すぎるように思う。それは劣等生だからだ。人間として劣っている。だからって許されない。
動きたくない。
ニューヨークドールズを聴きながら作った。
テレビが無いからトトロを見られなかった。
学校で最近話し掛けられることが増えた。死にたくなる。なにもかもどうでもいいと投げ出してしまいそうになる。そっとしておいてほしい気持ちと何かで足りないものの穴を埋めてやりたい気持ちがぐちゃぐちゃになっている。
バンドはもうなくなってしまった。私はこの十数年間ずっと大事なものをなくすという体験がなかった。愛しているものがどこかへいってしまってそれが自分ではどうにもできないような、そういうどうしようもない出来事は幸か不幸か起こりはしなかった。
何のことも大事ではなかった。友達も恋人も居なかった。誰も私とは親しくなかった。好きなように振る舞っていた。何も支えてくれるものは無かったしただ一日中寝ていた。何も考えたく無かった。ただひらすらに寝て、夜中に起き出して本を読んだりギターを弾いたりして暮らしていた。たまに死ぬ思いをして学校に行ったりもした。そんな状態の自分が嫌で嫌でしかたがなかった。でもそうしていることしかできないと思っていた。生活をし続けることは苦痛でしかなかった。今もそれは変わっていないけれど。
なのであれほど支えにしていたものがなくなってもうどうにもならない。一週間に一度嫌じゃない日が来ることがうれしくてしかたがなかった。スタジオへ行く度好きになったしレコーディングしたCDをずっと聴き続けて夜中過ごせた。毎週木曜に起こるこういう出来事を愛していると思った。それによって他の6日間の生活をなんとか帳消しにできるかもしれないと思った。良くなっていこうとした。
暮らし続けることが苦痛であるのは変わらなかったけど嬉しい夜があったのでどうにかやっていけると思っていた。支えにしていた。
執着していた。依存していた。
今私がどうなろうとしているのかもうわからない。毎日同じだ。生活を続けなければいけない。それはつらいし苦しい。
馬鹿は不幸が好きだ。
私は頭が悪い。普通にしていても何か間違っているし明らかに他人よりも劣っている。私にはできないことが多すぎるように思う。それは劣等生だからだ。人間として劣っている。だからって許されない。
動きたくない。
何が欲しいのか。どうしたいのか。
いつまでもこのままでいたい。
どこか遠くへ行きたい。
どっちもできないことだと思う。遠くへ行けば行くほどもっと遠くへ行きたくなるはずだと思うしそこから一番遠くは多分ここではないだろうし、でもここから一番遠いのはそこだということでもない。
どこまで逃げても同じかもしれない。逃げてみないとわからないけれど。バニシングポイントまで。ガタガタになった身体を引き摺りながらそこへ辿りついたら、そうしてもその時にはもうその場所はここで、すぐにどこかへ行かなくてはいけない気分になるだろう。
どこにも留まっていることはできない気がする。ここには居たくない、もしくはここではないところへ行きたいと死ぬまで思い続けるだろう。バニシングポイントまで。蜃気楼を追い掛け続けるジプシーの気持ち。知らないけど。
転がり続けなければいけない。ここにはいられないし、どこにもいられない。
多分世の中では15歳の時死ね なかった人間が溢れかえっているしそういう人間は死ぬまで死ぬことができないだろう。
いつまでもこのままでいたい。
どこか遠くへ行きたい。
どっちもできないことだと思う。遠くへ行けば行くほどもっと遠くへ行きたくなるはずだと思うしそこから一番遠くは多分ここではないだろうし、でもここから一番遠いのはそこだということでもない。
どこまで逃げても同じかもしれない。逃げてみないとわからないけれど。バニシングポイントまで。ガタガタになった身体を引き摺りながらそこへ辿りついたら、そうしてもその時にはもうその場所はここで、すぐにどこかへ行かなくてはいけない気分になるだろう。
どこにも留まっていることはできない気がする。ここには居たくない、もしくはここではないところへ行きたいと死ぬまで思い続けるだろう。バニシングポイントまで。蜃気楼を追い掛け続けるジプシーの気持ち。知らないけど。
転がり続けなければいけない。ここにはいられないし、どこにもいられない。
多分世の中では15歳の時死ね なかった人間が溢れかえっているしそういう人間は死ぬまで死ぬことができないだろう。
つい最近の、昨夜のことだと思う。まだそれから一晩もたっていない。ずっとそのままだ。残り続けている夜だ。朝が来て交差点で別れて、その日の晩から何も変わらないような気がする。残り続けている。そのことを考えると頭がおかしくなりそうになる。どうしようもない気分がするのにどうにかなりそうになる。辛いとか苦しいのとは違う。どうしようもないのに、どうしようもないどうしようもないどうしようもないそういう気持ち。
それが最後の夜で、それ以来もう同じ夜は来ない。1ヶ月も経とうとしているのにまだ忘れられない。どうしようもない気分がする。どうしたらいいかわからない。こういう気持ちにどうやって対処すればいいのか、なんでこんな気持ちなのか、どうにかなりそうな気持ちを抑えておくほうがいいのかそうではないのかもういっそ死んでしまえばという考えも頭を掠める。死ぬことはないそんなことで、と誰かに話せばそう言われるだろうと思う。バンドなんか時間の無駄遣いでただの遊びで時間が過ぎれば何の意味も価値もないことだと言われるだろう。決めつけの被害妄想では無くて私もそう思っている。バンドなんかは時間の無駄遣いでただの遊びで何の意味も価値も無い。何の価値も無いものほど、何の意味も無いものほど私は愛しい。そういうものこそ私は欲しい。何の意味も価値もない高速で回る円盤も印刷物の束も光と陰で焼き付けられたフィルムも心臓の辺りを揺らす振動もそれを振動させ続けてくれる何人かの人達もなんかどうしていいかよくわからないキラキラのゴミみたいなものほどぐちゃぐちゃにしてしまいたいし大事にしまい込んで誰にも触らせたくないしずっと離れたくないし同じものになりたいしもっと近づきたいしできるだけ真実に近くわかりたいしずっと同じ夜を側に居て墓場にまで一緒に捨てて欲しいと思う。
だから死にたいのだと思う。
エルエーエスティーは悲しい単語だと思う。ついこの前通り過ぎたそれは最後のそれになりうるんだなと思う。なんだそれは。みんな死んでしまえ。
それが最後の夜で、それ以来もう同じ夜は来ない。1ヶ月も経とうとしているのにまだ忘れられない。どうしようもない気分がする。どうしたらいいかわからない。こういう気持ちにどうやって対処すればいいのか、なんでこんな気持ちなのか、どうにかなりそうな気持ちを抑えておくほうがいいのかそうではないのかもういっそ死んでしまえばという考えも頭を掠める。死ぬことはないそんなことで、と誰かに話せばそう言われるだろうと思う。バンドなんか時間の無駄遣いでただの遊びで時間が過ぎれば何の意味も価値もないことだと言われるだろう。決めつけの被害妄想では無くて私もそう思っている。バンドなんかは時間の無駄遣いでただの遊びで何の意味も価値も無い。何の価値も無いものほど、何の意味も無いものほど私は愛しい。そういうものこそ私は欲しい。何の意味も価値もない高速で回る円盤も印刷物の束も光と陰で焼き付けられたフィルムも心臓の辺りを揺らす振動もそれを振動させ続けてくれる何人かの人達もなんかどうしていいかよくわからないキラキラのゴミみたいなものほどぐちゃぐちゃにしてしまいたいし大事にしまい込んで誰にも触らせたくないしずっと離れたくないし同じものになりたいしもっと近づきたいしできるだけ真実に近くわかりたいしずっと同じ夜を側に居て墓場にまで一緒に捨てて欲しいと思う。
だから死にたいのだと思う。
エルエーエスティーは悲しい単語だと思う。ついこの前通り過ぎたそれは最後のそれになりうるんだなと思う。なんだそれは。みんな死んでしまえ。
私が愛していると思っていたからといって必ずしも同じ気持ちでその夜を一緒に居るわけではないことはずっとわかっていたし、私にとってはただ一つの愛している場所だったけど他の三人はそれぞれ別のなにか大切なものがあって当然だし実際にもそうだっただろうと思う。
それは仕方のないことだったと思う。同じ夜はどこにもない。
ただ私が期待に応えられない釣り合わない未熟な魅力のない続けたいと思われないようなそういう人間だから悪かったんだと思う。
でももっと一緒に続けられたら、そうしたいと思って貰えたら、この一年半でそうやったようにそれよりもこんな今よりもずっと上手く魅力的になってみせられたよ。そういうことも思う。
結局のところそうなれなかったのは私で私以外の誰のせいでもなくそういうことなのだと思う。
笑ってみせようとしても上手く喋ろうとしても自然に振る舞おうとしても意味はなかったのかもしれない。できなかったのならやらなかったのと変わらないしそれで中途半端に醜態を曝すよりは黙ってじっとしているほうが良いしそれが本来私だったと思う。生まれつき駄目なものはもうずっと駄目なのかもしれない死ぬまで。
一生懸命やっていたと思う。それだけのために一週間死ぬ思いで学校なんかへ行ったし奇跡的に高校も卒業した。きらわれないように、ずっと続けられるようにと思っていた。反面いつまでも続くとは思っていなかった。いつか終わりが来るとびくびくしていたかもしれない。いつもこのままではいけないと焦燥感に駆られていたと思う。楽しかったけど。
愛している夜だったと思う。大好きだったと思う。テレキャスターを引っ掻きまくってマーシャルが震えてスピーカーがキックの振動に揺れていた。
まだ忘れられないし、ああきらわれていたのかもしれないなと、認められていなかったんだなと考え始めると夜は眠れなくなる。
同じ夜はどこにもない。もう最後は過ぎて、それで今は何なんだろう。ずっと続く夜だ。まだまだ続く夜。
嫌われ者だと思う。こんなようになるのは嫌われ者だからだと思う。こんなようだから嫌われ者なのだと思う。誰も見えるところに居ない。誰のことも知らないし誰も私のことを知らない。誰と分けるものも無い。誰にあげられるものも無い。だから誰も居ない。
理解してくれなどと言うのは傲慢だと思う。押し付けだと思う。欺瞞だと思う。黙ってじっとしているほうが良い。
それは仕方のないことだったと思う。同じ夜はどこにもない。
ただ私が期待に応えられない釣り合わない未熟な魅力のない続けたいと思われないようなそういう人間だから悪かったんだと思う。
でももっと一緒に続けられたら、そうしたいと思って貰えたら、この一年半でそうやったようにそれよりもこんな今よりもずっと上手く魅力的になってみせられたよ。そういうことも思う。
結局のところそうなれなかったのは私で私以外の誰のせいでもなくそういうことなのだと思う。
笑ってみせようとしても上手く喋ろうとしても自然に振る舞おうとしても意味はなかったのかもしれない。できなかったのならやらなかったのと変わらないしそれで中途半端に醜態を曝すよりは黙ってじっとしているほうが良いしそれが本来私だったと思う。生まれつき駄目なものはもうずっと駄目なのかもしれない死ぬまで。
一生懸命やっていたと思う。それだけのために一週間死ぬ思いで学校なんかへ行ったし奇跡的に高校も卒業した。きらわれないように、ずっと続けられるようにと思っていた。反面いつまでも続くとは思っていなかった。いつか終わりが来るとびくびくしていたかもしれない。いつもこのままではいけないと焦燥感に駆られていたと思う。楽しかったけど。
愛している夜だったと思う。大好きだったと思う。テレキャスターを引っ掻きまくってマーシャルが震えてスピーカーがキックの振動に揺れていた。
まだ忘れられないし、ああきらわれていたのかもしれないなと、認められていなかったんだなと考え始めると夜は眠れなくなる。
同じ夜はどこにもない。もう最後は過ぎて、それで今は何なんだろう。ずっと続く夜だ。まだまだ続く夜。
嫌われ者だと思う。こんなようになるのは嫌われ者だからだと思う。こんなようだから嫌われ者なのだと思う。誰も見えるところに居ない。誰のことも知らないし誰も私のことを知らない。誰と分けるものも無い。誰にあげられるものも無い。だから誰も居ない。
理解してくれなどと言うのは傲慢だと思う。押し付けだと思う。欺瞞だと思う。黙ってじっとしているほうが良い。
何を考えていると思う?
依然として明日死ぬことを期待する。ずるずるとやってきている。いつか死ななければいけないのは当然だと思う。それは仕方のないことだしそれは良かったことだと思う。絶対に死ぬために生きていると思う。
それにむかって汚い空気を吐き散らしながらひた走るボロボロの車だと思う。屋根も窓もドアもフロントガラスも無いただ汚い音のエンジンと動かないハンドルがついているだけの車。
完璧な一人だと思う。バンドもなくなってもう1ヶ月が過ぎる。夏になってしまう。
どうしようもない気分でどこかへいってしまうことばかり考えながらもどうにか一日の苦痛をやり過ごして一人で夜を眠って朝を眠ってずるずるとなし崩しに生きていれば、それでも本当にたまにでいいから何もかもを愛していると思うそういう素晴らしいような心臓が止まりそうに痛くなるような死にたくなるぐらい甘いような全部を帳消しにしてくれるような、そういう夜がやってくるなら、そのために生きていることを許せると思う。
バンドはもうなくなってしまったから、一週間に一度あったそういう夜は、同じ夜は、もう二度と来ない。同じ人はどこにも居ない。
他の夜を待たなければいけない。何か良いことをしたい。これでいいと思えるようなことをしたい。このままではどこへもいけない。何かをしなければいけない。どうにかして動き出さなければいけない。
今のままではつらい。剥き出しの肉を引っ掻かれるような甘い苦しい悲しい感じがする。大事なものがどこかへ消えた時の気持ち。もうなにもかもをやめにしたい。でもそうではない。
私は屑だと思う。それでもいいと思う。でもそうではない。どうにかしてどこか遠くへいこうと思う。
夏になってしまう。
依然として明日死ぬことを期待する。ずるずるとやってきている。いつか死ななければいけないのは当然だと思う。それは仕方のないことだしそれは良かったことだと思う。絶対に死ぬために生きていると思う。
それにむかって汚い空気を吐き散らしながらひた走るボロボロの車だと思う。屋根も窓もドアもフロントガラスも無いただ汚い音のエンジンと動かないハンドルがついているだけの車。
完璧な一人だと思う。バンドもなくなってもう1ヶ月が過ぎる。夏になってしまう。
どうしようもない気分でどこかへいってしまうことばかり考えながらもどうにか一日の苦痛をやり過ごして一人で夜を眠って朝を眠ってずるずるとなし崩しに生きていれば、それでも本当にたまにでいいから何もかもを愛していると思うそういう素晴らしいような心臓が止まりそうに痛くなるような死にたくなるぐらい甘いような全部を帳消しにしてくれるような、そういう夜がやってくるなら、そのために生きていることを許せると思う。
バンドはもうなくなってしまったから、一週間に一度あったそういう夜は、同じ夜は、もう二度と来ない。同じ人はどこにも居ない。
他の夜を待たなければいけない。何か良いことをしたい。これでいいと思えるようなことをしたい。このままではどこへもいけない。何かをしなければいけない。どうにかして動き出さなければいけない。
今のままではつらい。剥き出しの肉を引っ掻かれるような甘い苦しい悲しい感じがする。大事なものがどこかへ消えた時の気持ち。もうなにもかもをやめにしたい。でもそうではない。
私は屑だと思う。それでもいいと思う。でもそうではない。どうにかしてどこか遠くへいこうと思う。
夏になってしまう。
フェンダーのTシャツ一枚で外出たらクソさむい。冷える。これがイジョーキショーか。
バンドのことを文字にしたからか、バンドの夢をみた。軽トラックに乗って疾走していて、運転していた男は人格も顔も私の知っている彼とは程遠かったのにギターボーカルのホワイトファルコンだと認識していた。私はそのバカみたいなスピードでひた走る軽トラックの後ろのバンパーにしがみついて引きずられていた。悲しい感じがしていた。もういいと思って手を離して地面に投げ出された瞬間、軽トラックはガードレールに突っ込んでグシャグシャになった。そのグシャグシャの残骸から血と肉が道路に流れていくのを見た。
家の中にいつの間にか画面が変わっていて、その肉がプレートに乗せられて運ばれてくるのをテーブルに座って待っていた。なぜか私はそれとはべつに、大事そうに肉の塊(心臓の破片だという認識だった)を握り締めていて、それは運転手のものだったと思う。シャンデリアの形がいびつだっ たのを覚えている。悲しい夢だったなぁと思う。
バンドのことを文字にしたからか、バンドの夢をみた。軽トラックに乗って疾走していて、運転していた男は人格も顔も私の知っている彼とは程遠かったのにギターボーカルのホワイトファルコンだと認識していた。私はそのバカみたいなスピードでひた走る軽トラックの後ろのバンパーにしがみついて引きずられていた。悲しい感じがしていた。もういいと思って手を離して地面に投げ出された瞬間、軽トラックはガードレールに突っ込んでグシャグシャになった。そのグシャグシャの残骸から血と肉が道路に流れていくのを見た。
家の中にいつの間にか画面が変わっていて、その肉がプレートに乗せられて運ばれてくるのをテーブルに座って待っていた。なぜか私はそれとはべつに、大事そうに肉の塊(心臓の破片だという認識だった)を握り締めていて、それは運転手のものだったと思う。シャンデリアの形がいびつだっ たのを覚えている。悲しい夢だったなぁと思う。


