フォレスト=ガンプ | 須藤峻のブログ

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すどうしゅんによる、心の探究日誌。
生きることは不思議に満ちてる。自由に、自在に生きるための処方箋。

先日、久しぶりに「フォレスト=ガンプ」を見て、
良い気づきがありました。
それは、「それまでのコトを手放す」というテーマです。

自分が、懸命にやってきたこと、
重ねてきたもの、長年の努力の成果・・・
それを、捨てるのって難しいですよね。

ここまでやったのだから・・・
これまでの努力が無駄になるから・・・
あと少しで、成果が出るから・・・
もったいないし・・・

人生というスケールでも、日常の取り組みや仕事というスケールでも
僕らは、多くの場合、そこで「続ける」という選択します。

しかし、時に、「やめる」ことこそ
大きな価値があると思うのです。

ガンプは、それまでの自分の経験とか、成果とか、
そういったモノに一切執着をしません。

卓球の腕前を、エビ採りの技術を、アメリカ大陸を走破した経験を、
ためらいなく、捨て去ってしまう。
だから、彼の人生は、いつだって、
「その時の自分が、等身大で生きられる場所」になっているのです。

昨日の自分ではなく、今日の自分が
納得できる、満足できる、幸せだと感じられる場所に
生きていられるのです。

「やめる」ということが、意味するのは
「それまでやってきたコト」の延長を生きることを、
やめるということです。

過去の自分にとっての幸せを、
今の自分に押し付けるのをやめる ということです。

それは、
その瞬間に生きている自分、
最前線の自分を愛し続けることを、意味しています。

今日を、今日の自分のために、生きる、
今この瞬間を、今その瞬間の自分のために生きるとき、
僕らは、愛しい自分と、愛しい毎日を、等身大で生きていくことになるのです。

きっと、それを、幸せと呼ぶのでしょう。

まるで、その瞬間に、はじめて生を受けたように、目を開いて、
自分のワクワクに従って生きる時、
きっと、僕らは、そんな場所に辿りつくことができるのだと思います。

I'm Forrest,Forrest Gump!